初心者の 初心者による 初心者のための  音声パソコン小技集
突然…!になってしまったら?

突然…こうなったら

突然PC-Talkerが終了してしまったら

突然「ローマ字入力」から「かな入力」になってしまった!

突然 画面がさかさまになってしまったら または CtrlKey+AltKeyとの組み合わせのショートカットキーが使えなくなったら

突然 、エラーメッセージが出たら、または、出ているようだ、と思ったら…

突然パソコンが動かなくなったら

タスクマネージャを使ってプログラムを終了させる

エラー・トラブルが起きた時に、その画面を画像として保存しておく

最後の最後の非常手段

■突然PC-Talkerが終了してしまったら

★WindowsKey→(アルファベットのP→EnterKey

パソコンの起動直後や操作中に、次のようなメッセージが出て、PC-Talkerが終了してしまったことはありませんか?

1.「PC-Talkerを組み込むのに失敗しました」
2.「トラブルが発生したため、PC-Talkerを終了します」

実は私も、詳しいメッセージの内容は、よくわかりません。
そのあと、ピピピッとか音がして、どこのKeyを押しても音声が出なくなってしまうからです。
また、何のメッセージや前触れもなく、音声が出なくなってしまう時もあります。
こうなった時は、

まず、WindowsKeyを押して、スタートメニューを開きます。

アルファベットのP を押してから、EnterKeyを押します。
これで、再びPC-Talkerの音声が復活するはずです。
復活しない時は、Windowsを再起動させてみます。

WindowsKeyを押して「スタートメニュー」を開いてから、

アルファベットのU を押します。

または、AltKey+F4 を押します。


これで「終了オプション」が起動します。
2〜3秒待ってから、

アルファベットのR を押します。

(※いったん電源を切る場合は、アルファベットのU を押します)
しばらくすると、Windowsの終了音が聞え、その後 再起動しますので、音声が復活するよう祈りましょう。

#注:Windowsを再起動させても、問題が解決しない時は、PC-Talkerの再インストールや、トラブルの元となったアプリケーションの削除などを実行しなければならない場合があります
。 その場合、身近にサポートしてくれる方がいれば、その方に相談してください。

■突然「ローマ字入力」から「かな入力」になってしまった!

MyEditなどで文字を入力していて、突然こんなふうになったことはありませんか?

A を押したつもりなのに ち と発声する。
続いて、J を押したら ま と発声。
あれっ、おかしいな…と思いながら、F を押してみると、は と発声する。
あわててCapsLockKeyを押すと、「半角 英数 カナ漢字変換」とかおかしなことを言っている。
これは文字の入力方式が、知らないうちに切り替わってしまったためです。
文字の入力方式には二つあります。 「ローマ字入力」と「かな入力」です。
六点入力などの点字入力をしている場合を除けば、皆さんは、ほとんど「ローマ字入力」 を使っていると思います。

この二つの入力方式を切り替えるには、AltKeyを押しながら「ひらがな/カタカナ」Keyを押します。
「ひらがな/カタカナ」Keyは、キーボードの最前列、SpaceKeyの右側の方にあります。

一般的な配列では、SpaceKeyのふたつ右隣、向かって右側のAltKeyの左隣にあります。

※注:ただし、メーカーや機種によってkeyの名前や配列が違いますので、位置は、「キーボードガイド」などで確認してください。

■突然 画面がさかさまになってしまったら または CtrlKey+AltKeyとの組み合わせのショートカットキーが使えなくなったら

ある日突然 パソコンの画面がさかさまになってしまう。
これは全く自分では気付かず、家族から指摘されて初めて気付く、 というような場合もあるかもしれません。
この現象が起きる時は、実は音声ユーザーにとって、見た目よりも困った問題が起きています。
特にPC-Talker系のスクリーンリーダーを使っている場合、CtrlKey+AltKeyとの組み合わせによるコマンド(ショートカットキー)が使えなくなってしまう場合が多いからです。
たとえば、音声の設定メニューを開くためのコマンド、
CtrlKey+AltKey+F12Key が使えなくなってしまいます。
他にも、仮想カーソル読みのコマンド、 CtrlKey+AltKey+矢印Key も使えなくなります。

この現象が起きる原因は、グラフィックドライバという、画面を表示するためのプログラムが勝手に? CtrlKey+AltKeyを使ったショートカットキーを自分のプログラムに割り当てているためです。
そのうち、CtrlKey+AltKey+上下矢印Keyを押すと、画面が回転するように設定されています。
そしてこのプログラムは、けっこう力が強くて、自分のショートカットキーを優先させてしまうのです。
したがって、グラフィックドライバのショートカットキーの設定を「無効」にしてしまえば、この困った現象を解決することが出来ます。
※ここでは「ショートカットキー」ではなく、「ホットキー」という呼び方になっています。
どちらも同じ意味なのですが、統一されていません。
「ホットキー」という呼び方も、けっこう使われていますので、この機会にこのことも憶えておいて下さい。

■画面を回転させるホットキーの設定を無効にする

2012年2月13日 追記: 下記の Explorerの操作は、WindowsXPのExplorerでの操作です。Windows7では Explorerの構造が変わってしまっているため、この操作は使えません。
したがって、次の項目=通知領域(タスクトレイ)のアイコンから操作することになります。その際、「Intel Graphics」のアイコンが表示されていない場合に、アイコンを 表示させる方法について追記してあります。
Windows7で 通知領域(タスクトレイ)に「Intel Graphics」のアイコンを表示する (ページ内リンク)

#注意:画面がさかさまになってしまっている場合は、見える人にあらかじめ先ほどのショートカットキーを使って、正常な形に戻しておいてもらってから作業をして下さい。

1.WindowsKey+E を押して、Explorerを開きます。
「マイコンピュータのツリービュー フォルダ選択 マイコンピュータ」
と音声がします。

2.上矢印Keyを押していって、「デスクトップ」にカーソルを合わせます。

3.TabKeyを押します。
「デスクトップのリストビュー 選択 マイドキュメント」と音声がします。

4.上下矢印Keyを動かさずに、ApplicationKey またはShiftKey+F10Key を押します。
#注意:ここで上下矢印Keyを動かすと、カーソルの合った項目が選択された状態になってしまい、ここで使いたいメニューが開かなくなってしまいます。

5.上矢印Keyで、「グラフィック・オプション メニュー」と読む所にカーソルを合わせます。
項目の後に「メニュー」と読んでいるので、サブメニューがあることがわかります。

6.右矢印Keyを押してサブメニューを開きます。
上下矢印Keyで「ホットキー」にカーソルを合わせます。

7.ここにもサブメニューがありますので、右矢印Keyを押して開きます。
このサブメニューには項目がふたつあります。 「有効か」と「無効か」のふたつです。
「有効か」にチェックがついていたら、下矢印Keyで「無効か」に移動して、EnterKeyを押します。

8.メニューが閉じて、画面を回転させるホットキーが無効になり、 CtrlKey+AltKey+上下矢印Keyを押しても、画面は回転しなくなります。
AltKey+F4Keyを押して、Explorerを閉じます。

■もうひとつの方法=通知領域(タスクトレイ)に Intel(R)Graphics  Media Accelerator Driverというアイコンがある場合

1.WindowsKey+B を押して、通知領域(タスクトレイ)にフォーカスを移動させます。

2.矢印Keyを使って、Intel(R)Graphics Media Accelerator Driver というアイコンにカーソルを合わせます。

3.ApplicationKey またはShiftKey+F10Keyを押してコンテキストメニューを開きます。
「igfxtrayWindow アクティブ」と音声がします。
上下矢印Keyを押すと、「グラフィック・オプション メニュー」という項目があります。
この後は、最初のExplorerを使った操作の5番目からと同じ操作になります。

Windows7で 通知領域(タスクトレイ)に「Intel Graphics」のアイコンを表示する

Windows7で通知領域(タスクトレイ)に「Intel Graphics」のアイコンが無い時は、 コントロールパネルから、アイコンを表示するように設定します。方法は、次の通りです。

1.スタートメニューを開き、プログラムとファイルの検索のテキストボックスに「画面」と入力します。

2.検索結果が表示されたら、「画面の向きの変更」を選んで Enterキーを押します。

3.Tabキーで「詳細設定」に移動して Spaceキーを押します。詳細設定のダイアログボックスが開きます。

4.Shiftキー+Tabキーを押して「タブコントロール」と読む所に移動して、右矢印キーで「Intel(R) Graphics Media Accelerator」というような名前の所まで移動します。

5.Tabキーで「トレイ アイコンを表示」というチェックボックスに移動します。 チェックが付いていなかったら、Spaceキーでチェックを付けます。

6.Tabキーで「OK」のボタンに移動して Spaceキーを押します。
これで、通知領域(タスクトレイ)に「Intel Graphics」のアイコンが表示されます。

■突然、エラーメッセージが出たら、または、出ているようだ、と思ったら…

パソコンを操作していて、突然「なんとかのエラーメッセージ…」などと音声がして動きが止まってしまう。でも、肝心のメッセージの中身を読んでくれない。そんな時がありませんか。
また、何も音声がしなくなってしまって、どうも 何か操作にミスがあったらしく、そのことを指摘するメッセージがでているような気がする。そんな時もあります。
そういう時は、

CtrlKey+AltKey+アルファベットのZ を押してみましょう。
これは、ウィンドウ内の文字情報を全文読みさせるコマンドです。
それでも何も読まない時は、
CtrlKey+AltKey+数字の2
を押してみます。これは、起動中のアプリケーションやウィンドウの名前を読み上げるコマンドです。
一番上にあるものから順に読み上げていきます。
これで、エラーメッセージのタイトルくらいはわかるかもしれません。
とりあえずエラーの内容がわかれば、対策を講じることもできます。

次に、何かのメッセージが出ているとわかったら、TabKey、または、下矢印Keyを押してみます。
そこで何らかのメッセージや、ボタン・チェックボックスなどを読み上げたら、それに従って操作します。
これで解決しない場合は、次の項目に進んで下さい。

■突然パソコンが動かなくなったら

パソコンを操作していて、突然、うごかなくなったり、動きが不安定になったりすることがありますよね。
「固まる」とか「フリーズ」という言葉を聞いたことがあると思います。
そんな時、皆さんはどう対処していますか?
電源ボタンの長押し(ながおし)
これは皆さんもご存知の通り、パソコンの電源ボタンを数秒間 押し続ける、というものです。
ただし、この方法による強制終了は、あまりしない方がいいようです。

でも…どうにもならない時ってありますよね。
特に音声パソコンユーザの場合は、画面の文字情報を全て知ることができないので、エラーメッセージが出ていても、その内容がわからなかったり、そもそも何かメッセージが出ていることさえわからない時があります。
そんな時は、一応次の操作を試してみましょう。
それでも、どうにもならない時は「強制終了」しかありません。

●まず、EscapeKeyを押します。
これは今 実行している操作をキャンセルしたり、開いているウィンドウを閉じるための操作です。

●それでもダメなら、AltKey+EscapeKey、または、AltKey+TabKeyを押します。
これは、実行中のプログラム(タスク)を切り替えるための操作です。
これでプログラムを切り替えることができたら、そのプログラムを終了させます。
AltKeyを押して、メニューから終了させるか、AltKey+F4Key を押して終了させます。

ここまでの操作を試してみて、どうにもならない時は、次のステップに進みます。

■タスクマネージャを使ってプログラムを終了させる

「タスクマネージャ」というのは、名前の通りタスク(プログラムなど)を管理し、コントロールするためのプログラムです。
実際の操作は次のように行います。

1.CtrlKey+AltKey+DeleteKeyを押して、タスクマネージャアを起動します。
(※Windows XP の場合です)
2.起動すると、最初は、リストビューにフォーカスがあります。
ここでは、プログラムの名前と、現在の状態が表示されます。
起動しているプログラムが複数ある時は、その数の分だけ表示されますので、上下矢印Keyを動かして読むことができます。
音声では、たとえば次のようになります。
Internet Explorer、状態:応答無し
WindowsMediaPlayer、状態:実行中
「状態」には次の2種類があります。
「実行中」
「応答なし」
「実行中」というのは、名前の通り、そのプログラムが実行中だということです。
「応答なし」というのは、そのプログラムを実行しようとしているのだけれど、何かの理由で実行することができない、ということです。

3.プログラムの名前と状態を確認したら、ひとつずつ終了させていきます。
この時、「応答無し」になっているものがあれば、まずそのプログラムを先に終了させます。
上下矢印Keyで終了させたいプログラムを選択します。

4.Applicationキーを押します。
コンテキストメニューが開きますので、上矢印キーで「タスクの終了」を選んでEnterキーを押します。
または、TabKeyを押して「タスクの終了」のボタンに移動して、SpaceKeyを押します。
注:ここでEnterKeyを押すと、プログラムを終了させることが出来ません。必ず、SpaceKeyを押して下さい。

★厄介なウィンドウ
普通はこれで、タスク(プログラム)を終了させることができます。
ただし、場合によっては、その直後に新しいウィンドウが現れることがあります。 それは「プログラムの終了」というウィンドウです。
このウィンドウの内容は、次のようなものです。

『プログラムの終了』 
「このプログラムは応答していません。
Windows に戻ってプログラムの状態を確認するには、[キャンセル] をクリックしてください。
プログラムをここで終了した場合は、保存されていないデータが失われる可能性があります。
プログラムを直ちに終了するには、[すぐに終了] をクリックしてください。」
(*注1) 
そして、このウィンドウの一番下に二つのボタンが左右に並んでいます。
左=「すぐに終了」
右=「キャンセル」 
最初は「キャンセル」にフォーカスがあります。
したがって、そのままEnterKeyを押すと、元の状態に戻ってしまって、 プログラムを終了させることが出来ません。
そこで、左矢印Key、またはTabKeyを押してから、EnterKeyを押します。
これでプログラムを終了させることが出来ます。

ただ、厄介なことに、このウィンドウは全く音声が出ません。
このウィンドウが出ているかどうかさえも、音声ではわかりません。
そこでおすすめしたいのが、このウィンドウが出ている、という前提で、 一連の操作を、次のように行う事です。

(1)リストビューで終了させたいプログラムを選ぶ。

(2)TabKeyを押して「タスクの終了」に移動して、SpaceKeyを押す。

(3)少し間を置いて、左矢印Key(またはTabKey)を押してから、EnterKeyを押す。


以上の操作で、ほとんどのプログラムを終了させることができるはずです。

5.F5キーを押して、リストの内容を更新してから、上下矢印キーを動かして、プログラムが終了しているかを確認します。
終了していれば、リストからその項目が消えています。
※Tabキーで「タスクの終了」に移動して終了させた場合は、ShiftKey+TabKey(またはTabKeyを数回押して)、先ほどのリストビューに戻ってから、同様の操作で確認して下さい。

6.他にも終了させたいプログラムがあれば、上記の操作を繰り返します。

(*注1:)
ここに記載した「プログラムの終了」というウィンドウの文字情報は、 あると便利! 音声で使えるソフトの紹介  のページで紹介している「コピット!」というソフトを使って取得したものです。

■エラー・トラブルが起きた時に、その画面を画像として保存しておく

パソコンに突然エラーやトラブルが起きた時は、誰でもあわててしまいます。
でも、そんな時に、少しでも余裕があったら、エラーメッセージや、トラブルになった時のアプリケーションの状態を画像として保存しておくことをおすすめします。

この作業には、「PrintScreenKey」を使います。
PrintScreenKeyは、キーボードの一番上というか、奥の列にあります。
その列の右側、F12KeyとDeleteKeyの間にあります。
※ノートパソコンなどの場合は、メーカーによって、他のKey、たとえばInsertKeyなどに、 ふたつのKeyの機能が割り当てられていて、FN Keyと一緒に押すことによって、 PrintScreenKeyと使い分けるように設定されているものがあります。
「キーボードガイド」などで確認してみて下さい。

実際の操作は、次のように行ないます。

1.PrintScreenKeyを押して、画像をクリップボードに送ります(コピー)。
その時、
PrintScreenKeyを単独で押すと、パソコンの画面全体がコピーされます。
AltKey+PrintScreenKeyを押すと、アクティブなウィンドウだけがコピーされます。

2.コピーした画像を、名前をつけて保存します。
画像の保存には、Windowsの「ペイント」というプログラムを使います。
WindowsKeyを押して、スタートメニューを開き、プログラムから、アクセサリを選択肢、その中の、「ペイント」のところでEnterKeyを押します。
「ペイント」が開いたら、 CtrlKey+アルファベットのV を押して貼り付けます。
次に、AltKeyでメニューを開き、下矢印Keyで「名前をつけて保存」を選んでEnterKeyを押します。
「名前をつけて保存」のダイアログボックスが開きますので、日付・時刻・アプリケーションの名前・エラーの状況などを、わかりやすい名前をつけて保存します。

こうして画像を保存しておくと、後で画面の見える人に見てもらって内容を確認したり、メールに添付して見てもらうことが出来ます。
また、何かのアプリケーションの操作中にトラブルが発声した場合は、その画像をメールに添付して、メーカーのサポートに送ると、どんな状態になってしまったのかが、相手の担当者にわかりやすくなります。

■最後の最後の非常手段

#警告!!
ここから先は、良い子の皆さんは読まないで下さい。
読んでも絶対に真似しないで下さい。
どうなっても責任は負いません。

ここまでやっても駄目な時が、たまにあります。
そんな時は、完全に電気の供給をストップさせてしまいます。

1.デスクトップ型の場合は、電源プラグをコンセントから引き抜く。
2.ノート型の場合は、ACアダプタのプラグを抜いても、バッテリーで動き続けるので、 パソコンを裏返して、バッテリーを本体から引き抜く。
しばらくしたら、バッテリーを再び取り付けて、電源ボタンを押して、 Windowsを起動する。

繰り返しますが、良い子の皆さんは絶対に真似しないで下さいね!


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■最終更新日:2010年11月1日  © 2008 yanikun.