はじめに
「Capture キャプチャ」というのは、パソコンのディスプレーに表示されている画面を画像ファイルとして保存することです。このソフト「CaptureMail」では、そうして保存した画像ファイルを添付して、あらかじめ登録しておいた宛先にメールを送信します。
通常の操作では、画像をキャプチャ → 画像ファイルに保存 → メールソフトを起動してメールの作成と画像ファイルの添付 → 送信 という一連の作業が必要になりますが、その作業を、ソフトの起動 → ホットキーを押す という簡単な操作で実現します。
インターネットを使っていると、アカウント取得をはじめ、様々な場面で「画像認証」を求められることが多くなってきました。そうした場面で、ブラウザに表示されたページをそのまま画像ファイルに保存して、晴眼者の友人や知人あてに添付ファイルを送信して、画像の文字をメールや電話で知らせてもらう、という使い方が出来ます。
また、Windowsや各ソフトの使い方がわからなかったり、不具合が起きた時などに、パソコンの画面をそのまま保存して送信することによって、離れた相手(晴眼者)に状況をより詳しく報せて、サポートを受けることも出来ます。
ソフトの概要
ソフト名 | CaptureMail |
---|---|
バージョン | 1.01 |
種別 | フリーソフト |
動作確認 |
Windows7 SP1 64bit + PC-Talker7 2.12 Windows7 SP1 32bit + PC-Talker7 2.12 |
作者 | yanikun |
著作権者 |
yanikun ※TKMP.dll の著作権は Toki 様に帰属します。 |
開発環境 | 日本語プログラミング言語「プロデル」 |
必要なランタイム |
.NET Framework 2.0(以上) ※Windows 7 / Vista には、最初からインストールされています。 |
更新履歴
2013年12月16日 1.00 → 1.01
メールを送信した後、そのまま終了するようになっていたのを、終了するかどうかを問い合わせるように変更しました。
2013年11月23日 1.00
初期バージョンを公開しました。
インストールとアンインストール
●新規インストール
ダウンロードした「CaptureMail_***.zip」を、適当な場所に解凍して下さい。特別なインストール作業は必要ありません。
※_*** はバージョン番号です。
●上書きバージョンアップ
既に「CaptureMail」をお使いで、メールアカウントや宛先のアドレスを登録してある方は、 ダウンロードした 上書きバージョンアップ用ファイル「capturemail-101-versionup.zip」を、適当な場所に解凍して下さい。
解凍すると、以下の3個のファイルが得られます。
capturemail.exe
help.txt
readme.txt
この3個のファイルを、既にある「CaptureMail」のフォルダに、上書きでコピーして下さい。
メールアカウントや宛先のデータは、そのまま保持されます。
また、スタートメニューやデスクトップに作成したショートカットも、そのまま機能します。
●アンインストール
解凍して出来たファイルを、フォルダごと削除して下さい。レジストリは使用していません。
※スタートメニューとデスクトップにショートカットを作成してある場合は、「CaptureMail」のメニューから削除してから、ファイルの入ったフォルダを削除して下さい。
先にファイル/フォルダを削除してしまった時は、手作業でショートカットを削除して下さい。
ダウンロードとフォルダ構成
●上書きバージョンアップ
既に「CaptureMail」をお使いで、メールアカウントや宛先のアドレスを登録してある方は、こちらの上書きバージョンアップ用ファイルをダウンロードして下さい。
capturemail-101 上書きバージョンアップ用(capturemail-101-versionup.zip) ダウンロード ( 472KB )
●新規ダウンロード
新規に「CaptureMail」をダウンロードされる方は、こちらからどうぞ。
CaptureMail 1.01 ダウンロード ( 924 KB )
●ファイルとフォルダ構成
圧縮ファイル「CaptureMail_***.zip」を解凍すると、下記のフォルダとファイルが得られます。
※「_***」は、バージョンの数字です。
dat (フォルダ) CaptureMailの動作に必要なファイルが格納されています。
save (フォルダ) キャプチャした画像ファイルを保存するフォルダです。
capturemail.exe CaptureMailの実行ファイル(プログラム本体)です。
Help CaptureMailの使い方.exe ヘルプウィンドウを表示するための実行ファイルです。
help.txt テキスト版のヘルプファイルです。
readme.txt CaptureMailの概要を記載したファイルです。
settings.ini 設定を保存するためのファイルです。
TKMP.dll メール送信を行なうためのプログラムです。
起動と終了
●起動
Explorerなどから「capturemail」のフォルダを開き、その中の「capturemail.exe」にカーソルを合わせて Enterキーを押して実行します。
※「CaptureMail」には、メインのウィンドウがありません。操作は、ホットキーとメニュー(通知領域のアイコンのコンテキストメニュー)のいずれかで行なうようになっています。
●ショートカットの作成と削除
メニューを開き、上下矢印キーで「ショートカットの作成と削除」を選んで EnterKeyを押すと、スタートメニューとデスクトップにショートカットを作成するためのダイアログボックスが表示されます。
※「CaptureMail」のアンインストール(フォルダごと削除)の前に、メニューから、作成したショートカットを削除して下さい。
※詳しくは、ヘルプをお読み下さい。
●終了
「CaptureMail」を終了させるには、次のように操作して下さい。
ホットキー、または通知領域のアイコンからメニューを開き、上下矢印キーで「CaptureMailの終了」を選んで Enterキーを押します。
「CaptureMail 終了しました。」というダイアログボックスが表示されますので、Spaceキー または EnterKeyを押して下さい。
メールを送信した後には、「メールを送信しました。CaptureMailを終了します。よろしいですか?」という問い合わせのダイアログボックスが表示されます。
画像認証で、サポートしてくれる相手が画像の文字を読み取れない時などは、画像を変更するボタンを押して、別の画像をあらためて送信しなければならないケースも考えられますので、そうした場合は「いいえ」のボタンを押して下さい。
「いいえ」のボタンを押すと、「CaptureMail」はそのまま動作しますので、画像を変更してから、再びホットキーを押してメールを送信することが出来ます。
「はい」のボタンを押すと、「CaptureMail」は終了します。 もう一度、メールを送信する場合は、再び「CaptureMail」を起動して下さい。
CaptureMailの使い方
「CaptureMail」で画像ファイルを添付したメールを送信する手順を、簡単に説明します。
詳しくは、ヘルプをお読み下さい。
●準備
1.メールのアカウント設定
メニューを開き、上下矢印キーで「アカウント設定」を選んで Enterキーを押します。 「アカウント設定」のダイアログボックスが表示されますので、あなたのメールアカウントを設定して下さい。
2.メールの宛先の登録
メニューを開き、上下矢印キーで「宛先一覧の設定」を選んで Enterキーを押します。
「宛先一覧」のダイアログボックスが表示されますので、メールを送る宛先を登録して下さい。
登録出来る宛先の数に制限はありません。
●画面のキャプチャとメール送信
準備が終わり、実際に画面のキャプチャとメール送信を行なうには、次の手順で操作して下さい。
その際、事前に送信先の相手と、電話やメールで、送信する時間を打ち合わせておくことをおすすめします。
1.メールの件名と本文の入力
メニューを開き、上下矢印キーで「件名と本文の入力」を選んで Enterキーを押します。 「メールの件名と本文」のダイアログボックスが表示されますので、送信するメールの件名と本文を入力して下さい。 ※キャプチャした画像ファイルは、現在の日付と時刻の後に、アクティブウィンドウの画像は「active」、全画面の画像は「full」と続くファイル名が自動的に付けられて添付されます。
2.宛先を選択して送信
「CaptureMail」の基本設定では、保存した画像を、宛先一覧に登録した全ての宛先に、一斉に送信するようになっています。
今回は送信しない、という宛先がある場合は、メニューを開き、上下矢印キーで「宛先を選択して送信」を選んで Enterキーを押します。
「宛先の選択」のダイアログボックスが表示されますので、リストビューのチェックをオンオフして選択して下さい。
※全ての登録した宛先に送信する場合は、この操作は必要ありません。
3.画像を保存したいソフトを起動する またはアクティブにする
例えば画像認証なら、Internet ExplorerやNetReaderを起動して、画像認証のページを開きます。
※画像認証のページをキャプチャして送る場合は、画像が表示されていると思える所から、下矢印キー(または Ctrlキー+下矢印キー)で、少し 先に進めた所で、送信のホットキーを押すようにすると、相手に画像の文字が見やすくなります。
※NetReaderの場合は、必ず「グラフィック画面」に切り替えておいて下さい。「テキスト画面」には画像は表示されません。
4.ホットキーを押す
ここまでの操作が終ったら、ホットキーを押して、キャプチャ → メール送信を実行します。その際、必ず目的のウィンドウをアクティブにしておいて下さい。
ホットキーは2種類あります。
@アクティブウィンドウキャプチャ Ctrl+1
現在 アクティブになっている(一番上に表示されている)ウィンドウの画面を画像に保存します。
A全画面キャプチャ Ctrl+2
パソコンのディスプレイに表示されている画面の全体を画像に保存します。
この時、「画像を保存して、メールを送信しています。しばらくお待ち下さい。」というダイアログボックスが表示されますので、Spaceキー または EnterKeyを押して下さい。
5.送信完了
送信が正常に完了すると、「メールを送信しました。CaptureMailを終了します。」というダイアログボックスが表示されます。Spaceキー または EnterKeyを押して、このダイアログボックスを閉じて下さい。
「CaptureMail 終了しました。」というダイアログボックスが表示されますので、Spaceキー または EnterKeyを押して下さい。
●ヘルプを読むには
「CaptureMail.exe」と同じフォルダに入っている「Help CaptureMailの使い方.exe」にカーソルを合わせて EnterKeyを押すと、ヘルプウィンドウ「CaptureMailの使い方」が開きますので、そちらを参照して下さい。
また、同じフォルダの「help.txt」を、メモ帳やMyEditなどのテキストエディタで開いて読むことも出来ます。
著作権
このソフトとドキュメントの著作権は、作者の yanikun が所有します。
※TKMP.dll の著作権は Toki 様に帰属します。
再配布について
個人レベルでの再配布は、これを許可します。 ただし、プログラム本体とファイル構成を改変しないよう、お願いいたします。
免責
このソフトを使用したことによるいかなる損害に対しても、作者は責任を負わないこととします。
必要なランタイム
「ランタイム」というのは、そのソフトを動かすのに必要な外部プログラムのことです。 このソフトを使用するためには .NET Framework 2.0以上のランタイムが必要です。
●Windows Vista / Windows7 の場合
Windows Vista / 7には .NET Framework 3.0があらかじめインストールされています。何もインストールせずに、そのまま利用できます。
●Windows XPの場合:
Microsoft .NET Framework 2.0以上がインストールされていない場合は、Windows Update/Microsoft Updateから入手して下さい。
次の2つを順番にダウンロード・インストールしてください。
※NET Framework 3.0/3.5がインストールされている場合は、2.0を改めてインストールする必要はありません。
Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 1 (x86)
Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 1 (x86) 日本語 Language Pack
●.NET Framework 2.0 以上がインストールされているかどうか の確認の方法
コントロールパネルから「プログラムの追加と削除」を開きます。
その中に 次のような項目があれば、お使いのコンピューターに .NET Framework 2.0 以上のランタイムがインストールされています。
Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 2
Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 2 Language Pack - JPN
Microsoft .NET Framework 3.0 Service Pack 2
Microsoft .NET Framework 3.0 Service Pack 2 Language Pack - JPN
Microsoft .NET Framework 3.5 SP1
Microsoft .NET Framework 3.5 Language Pack SP1 - jpn
連絡先
不具合の連絡や、要望などありましたら、こちらからお願いします。
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