はじめに
ホットキーを使って、アプリケーション、フォルダ、ドキュメントを開くことの出来るランチャーソフトです。
かなり古いソフトですが、現在の環境(Windows 11 25H2)でも正常に動作します。
※登録したアプリケーション等が起動する際に、画面にタイトルを表示したり、サウンドを再生できるのですが、ここではその機能は使用しない前提で説明していきます。
実践パソコン環境
Windows 11 Home 64bit 25H2
PC-Talker Neo 64bit Version 2510
(2025年11月 現在)
ソフトの概要
| ソフト名 | Push Launcher |
|---|---|
| 動作OS | Windows Vista/XP (※Windows 11 Home 64bit 25H2で動作確認済み) |
| 種別 | フリーソフト |
| 作者 | TAD 様 |
| 公式サイト: | Push Launcherの詳細情報 : Vector ソフトを探す! |
ダウンロードとインストール
ダウンロード
公式は、Vectorのページになるようです。
Push Launcherの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
ダウンロードページは以下。
上記のページから、インストーラ版をダウンロードします。
ファイル名:PushLauncher16.zip / 405,321Bytes / 2011.07.30
※インストーラーなし版:PushLauncher16exe.zip / 293,779Bytes / 2011.07.30
インストーラーなし版は解凍するだけで使用できますが、私のおすすめはインストーラ版です。
インストーラ版からインストールすると、自動的にスタートメニューとスタートアップにショートカットが追加されるためです。
スタートアップ(フォルダ)にショートカットが追加されると、Windowsの起動と同時にPush Launcherが起動しますので、すぐにPush Launcherを使うことができます。
インストール
①インストーラ版 PushLauncher16.zip を任意の場所に保存して解凍します。
すると、「PushLauncher16」というフォルダが得られます。
②「PushLauncher16」のフォルダを開き、「PushLaun64.msi」を実行します。
※32bitOSの場合は「PushLaun.msi」を実行することになりますが、今時はほとんど64bitだと思います。
③するとインストールの画面が表示されますので、指示に従ってインストールを進めてください。
※この画面をよく読まない時は、PC-Talkerのコマンド、全文読み(Ctrl+Alt+Z)、仮想カーソル読み(Ctrl+Alt+上下矢印キー)を使ってみてください。
アンインストール
アンインストールは、コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」から行ないます。
●設定情報の削除
この項は、作者の「Readme」から引用いたします。
──以下引用──────────
アンインストールしても、レジストリに設定情報が残ります。
残しておいても不具合はありませんが、削除したい場合は、
アンインストール前に、Push Launcher を終了させた状態で、
[スタートメニュー]>[すべてのプログラム]>[Push Launcher]>[設定情報の削除]を実行してください。
追加しますか?と聞かれますが、[はい]を選択すれば削除されます。
──引用終了──────────
使い方
■起動
インストーラなし版を解凍した場合は、
「PushLauncher16exe」というフォルダを開き、
その中の「Push Launcher64」のフォルダを開きます。
その中の「PushLaun.exe」を実行します。
インストーラ版からインストールした場合は、スタートメニューの「Push Launcher」のサブメニューから「Push Launcher」を実行します。
※次回からは、Windowsの起動と同時に起動しますので、この操作は必要ありません。
Push Launcherが起動すると、メインウィンドウが表示されます。
■メインウィンドウ
・タスク … リストビュー
タスクとは、Push Launcherで起動する対象のアプリケーション、フォルダ、ドキュメントを指しています。
初期状態でメモ帳と電卓のホットキーがすでに登録されています。このタスクが不要な場合は、削除することもできます。
・新規追加(N) … ボタン
タスクを新しく追加する時に押します。
このボタンを押すと、「タスク設定」ダイアログが表示されます。
・変更(C)... … ボタン
ホットキーの割り当てを変更したい時、またはホットキーから起動するタスクを変更したい時に押します。
このボタンを押すと、「タスク設定」ダイアログが表示されます。
・削除(R)... … ボタン
設定したタスクを削除したい時に押します。
このボタンを押すと、次のような削除のメッセージが表示されます。
「選択されたタスクを削除します。よろしいですか? エンターは はい Nは いいえ」
・上へ(U) … ボタン
選択しているタスクを、一覧の一つ上に移動します。
・下へ(D) … ボタン
選択しているタスクを、一覧の一つ下に移動します。
・ファイルの場所を開く(O) … ボタン
Explorerが起動して、タスクのあるフォルダを表示します。
・位置(L) … コンボボックス
タスクのタイトルを画面に表示する場合、画面のどこに表示するかを選択するコンボボックスです。
表示が必要でない時は、矢印キーで「表示しない」を選択します。
タイトル表示に関する設定
以下の4項目は、タイトル表示に関する設定なので、不要な場合はスルーしてOKです。
・フォント(F)
・透過度(A)
・表示時間(T)
・フェードイン/フェードアウト(E)
・タスクバーにアイコンを表示する(I) チェックボックス
ここは必ずチェック有りにしてください。
タスクバー=タスクトレイにアイコンを表示し、そこから様々な操作をするようになっています。
■「タスクの設定」ダイアログ
・キーの設定 … ボタン
このボタンを押すと、設定したいキーを入力するボックスが開き、「キーを押してください」とガイドされます。
そこで設定したいキーを押します。
※注:キーを押した後、次の項目に移動する時にTabキーを単独で押すと、設定するキーがTabキーになってしまうことがあります。
そういう時は、Ctrlキー+Tabキーを押します。
次の項目(&Alt … チェックボックス)に移動した後は、Tabキーの単独押しで移動できます。
・... … ボタン
このボタンを押すと、キーの一覧が表示されます。
上下矢印キーで選択して Enterキーを押すと、そのキーが設定されます。
●組み合わせる特殊キーの設定
次の4項目は、上で設定したキーと、どの特殊キーを組み合わせるかを指定するチェックボックスです。
組み合わせに使用つるキーの所で、Spaceキーでチェックを付けていきます。
・&Alt … チェックボックス
・&Ctrl … チェックボックス
・&Shift … チェックボックス
・&Windows … チェックボックス
・(フォルダも指定できます) … テキストボックス
タスクを入力するボックスですが、普通は次の参照ボタンからファイルやフォルダを指定します。
※「変更」ボタンからこのダイアログを開いた場合は、設定されているタスクが表示されています。
・... … ボタン
いわゆる「参照」ボタンです。
このボタンを押すと、フォルダを選択するダイアログ(と同じ形の)ダイアログが表示されます。
元々のフォルダ選択ダイアログには、フォルダしか表示されていませんが、このダイアログには、フォルダに加えてファイルも表示されています。
普通のツリービューと同じように、上下矢印キーで操作して、開きたいフォルダやソフトウェアの実行ファイルなどを選択します。
選択したら、Tabキーで「OK」のボタンに移動して Enterキーを押します。
すると、「フォルダも指定できます」のテキストボックスに、選択したフォルダやファイルの名前(フルパス)が入力されます。
・引数(P):
説明は省略します。特に設定する必要はありません。
・作業用フォルダ(O):
説明は省略します。特に設定する必要はありません。
・管理者として実行(R) チェックなし
説明は省略します。特に設定する必要はありません。
・表示名(N):
アプリケーションやフォルダを設定すると、自動的に名前が表示されます。
表示されない時は、自分で名前を入力します。
・サウンド(U):
説明は省略します。特に設定する必要はありません。
・> … ボタン
説明は省略します。特に設定する必要はありません。
・アイコンの変更(I)
説明は省略します。特に設定する必要はありません。
・...
説明は省略します。特に設定する必要はありません。
・既定に戻す(D)
説明は省略します。特に設定する必要はありません。
・メニューランチャーに表示する(L) … チェックボックス
ここはチェック有りにしておいてください。メニューランチャーについては後で説明します。
・OK … ボタン
ここまで設定が済んだら、このボタンをおします。
ただし、このボタンを押してもウィンドウは閉じません。
※OKボタンを押した直後、キー操作を受け付けないことがあります。
その時は、Altキー+Tabキーを押すか、いったん Altキー+F4でウィンドウを閉じてから、再度開き直してください。
・キャンセル … ボタン
これまでの設定を中止してウィンドウを閉じます。
●ダイアログを閉じる
設定が済んだら、Alt+F4 を押してダイアログを閉じます。
■タスクトレイのコンテキストメニュー
①Windowsキー+B を押してタスクトレイにフォーカスを移動します。
②矢印キーで Push Launcherのアイコンを選択します。
③Applicationキーを押すと、メニューが開きます(音声はありません)。
④上下矢印キーを動かすと、以下のメニュー項目があります。
項目を選択して Enterキーで実行します。
・設定 S
この項目を実行すると、メインウィンドウが表示されます。
・バージョン情報 A
この項目を実行すると、バージョン情報のダイアログが表示されます。
・終了 X
Push Launcherを終了します。
再度起動する場合は、スタートメニューから起動します。
■メニューランチャー ■メニューランチャー
タスクトレイのアイコンを選択して Enterキーを押すと、メニューランチャーが表示されます。
設定したタスクの一覧がタテ一列に並んでいますので、上下矢印キーでタスクを選択して Enterキーを押します。
すると、そのタスクが実行され、アプリケーションやフォルダ等が起動します。
──このページの本文 終わり──────────