■はじめに

●ソフト名について

このソフトは、以前に公開していた「FIFO」から名称を変更したソフトです。 また、一部の機能を追加してあります。

●作成の動機とソフトの概要

私は、「HotClip」というクリップボード拡張ツールを使っています。クリップボードに格納されたデータの履歴を保存しておいて、必要に応じて貼り付けることの出来るソフトで、とても便利に使っています。
ただ、「HotClip」に、ひとつだけ不便を感じるところがありました。それは、数個~十数個の文字列を連続コピー(PC-Talkerの音声コピーも含む)した後、一つずつメニューから貼り付けていく作業を繰り返さなければいけない点です。
そこで、連続コピーしたデータを、その順番通りに保存して、まとまった形で使えるツールを作成してみました。
それが、この「MemoClip」です。
このツールでは、(起動してから)最初にコピーしたデータに続いて、後からコピーしたデータを連続して追加していきます。

■操作の流れ

●起動

Explorer等から「memoclip.exe」を実行して起動します。
起動すると音声が流れ、通知領域(タスクトレイ)に常駐します。
そして、クリップボードを監視して、新たなデータが入って来るのを待って、データに格納していきます。
※格納されるのは、テキスト(文字列)データだけです。

●連続コピー

起動したら、テキストファイルからのコピーや、ブラウザからのコピー、PC-Talkerの音声コピーなどを繰り返していきます。
※カット(切り取り)した文字列も、データとして格納されます。

●データの参照と利用

①連続コピーの操作が終わったら、Windowsキー + B を押して、通知領域(タスクトレイ)にフォーカスを移動します。

②左右または上下のキーを押して、「MemoClip」のアイコンを探します。

③見つからない時は、「非表示のアイコンを表示する」と読む所で Enterキーを押します。
そして同じように、左右または上下のキーを押して、「MemoClip」のアイコンを探します。

④「MemoClip」のアイコンが見つかったら、Applicationキーを押します。
コンテキストメニューが開きます。
※Shiftキー + F10 でも同じですが、ここでは省略して「Applicationキー」とだけ記します。

■コンテキストメニュー

・メイン画面を表示する(W)

MemoClipのメイン画面を表示します。

・連続コピーデータをクリップボードへコピー(C)

連続して取得したデータを、クリップボードへコピーします。

・連続コピーデータをファイルに保存(F)

連続して取得したデータを、ファイルに保存します。

・連続コピーデータをクリアする(D)

連続して取得したデータを全てクリアします。

・ヘルプ サブメニューあり(H)

・・HTML版ヘルプ(H)

ブラウザが起動して、HTML版ヘルプを表示します。

・・テキスト版ヘルプ(T)

テキストエディタが起動して、テキスト版ヘルプを表示します。

・MemoClipの終了(X)

MemoClipを終了して、通知領域(タスクトレイ)のアイコンを消します。

ソフトを終了する旨の音声が流れます。

■メイン画面

●連続コピーデータ(D) … テキストボックス

連続して取得したデータがこのボックスに表示されます。

●ファイル(F) メニュー

・内容をクリップボードへコピー Ctrl+C(C)

連続して取得したデータを、クリップボードへコピーします。

・内容をファイルに保存 Ctrl+S(S)

連続して取得したデータを、ファイルに保存します。

・内容から空行を除去 Ctrl+K(K)

テキストボックスの連続コピーデータから、空行を除去します。 データの中の空行が不要、または邪魔な時に実行してください。

・除去した空行を元に戻す Ctrl+Shift+K(Z)

上のメニューで除去した空行を元に戻します。

・MemoClipの終了(X)

MemoClipを終了して、通知領域(タスクトレイ)のアイコンを消します。
ソフトを終了する旨の音声が流れます。

 
──以上 ヘルプ 終わり──