■ソフトの概要

動画投稿サイト「YouTube」の動画を、mp4 形式、または MP3 形式で保存します。
「YouTube」には、.flv .mkv .Webm .wmv など、いくつかの動画形式で投稿されていますが、全て汎用性の高い mp4 形式に変換して保存します。
保存したファイルは、この「YouTube-Save」のプログラム上で、mp3 形式の音声ファイルに変換することが出来ます。

また、V113 からは、動画の音声部分のみを抽出して、MP3 形式でも保存できるようになりました。
※最初は動画を保存する設定になっています。
この設定は、ファイルメニューの「オプション設定」から変更することが出来ます。

■「YouTube-Save」を使う上での注意

もともと、著作権者に無断で音声や動画をインターネット上にアップロードすることは違法行為であり、摘発/処罰の対象でした。
さらに、2012年の著作権法改正によって、違法にアップロードした音声や動画を、それと知りながらダウンロードする行為も、摘発/処罰の対象となりました。
この点に注意し、あくまでも法律の枠内で使用するようにしてください。

■「チャンネル」や「再生リスト」のページに注意

YouTubeのサイトには、個々の動画が掲載されたページの他に、個人や企業などが作成/運営しているページがあります。
「○○のチャンネル」や「××の再生リスト」などの名前のついたページと、企業や団体の名前のついた公式チャンネルのページがあります。
これらのページには、多数の動画がリストアップされて掲載されています。
このソフト「YouTube-Save」は、仕様上、そうしたページに掲載されている動画を全て保存しようとします。そうすると、処理に要する時間が膨大になってしまいます。
一応、そうしたページの URL を検知した時には、処理をキャンセルして警告を発するように作られていますが、全てをチェックすることは出来ません。
したがって、ページの URL をコピーする時には、十分気をつけてください。

■1回に保存できる動画の数

上記のページを除き、1ページに1本の動画の掲載されている通常のページでは、一回に保存できる動画の数は1本です。
面倒でも、1本ずつ保存操作を行なってください。
また、mp3 ファイルへの変換も一回1本に限られています。

■使い方:その1

①「YouTube-Save」を起動しておく。
②ブラウザで YouTube の動画を探して、URL をクリップボードへコピー。
③「YouTube-Save」が、クリップボードの URL を検知して保存開始。

■使い方:その2

①ブラウザで YouTube の動画を探して、URL をクリップボードへコピー。
②「YouTube-Save」を起動。
③クリップボードに、そのまま URL が保管されていれば、自動的に保存開始。

■使い方:その3

①「HotClip」などの、クリップボード拡張ツールを使って、動画の URL を保管している場合は、メインウィンドウの「URL(U)」のテキストボックスに、Ctrl + V で貼り付ける。
②URL を検知して保存開始。

■メインウィンドウの部品

・保存ファイル一覧(L) … リストビュー

保存したファイルの一覧が、タテ一列に表示されます。

ファイルに対する操作は、Applicationキーで開くコンテキストメニューから行なってください。

・URL(U) … テキストボックス

ほとんどの場合、「YouTube-Save」がクリップボードの中の URL を自動的に検知 して入力します。
何らかの理由で、自動的に入力されない場合には、手動で URL をコピーして貼り付けてください。

・保存先(D) … テキストボックス

ここには、設定されたファイルの保存先のフォルダが表示されます。

直接ユーザーが操作することは出来ないようになっています。
保存先の変更は、「オプション設定」のメニューから行なってください。

■コンテキストメニュー

「保存ファイル一覧」のリストビューで Applicationキー または Shift + F10 で開くメニューです(マウスでは右クリック)。
保存したファイルに対するいくつかの操作が行えるようになっています。
上下矢印キーで項目を選択して、Enterキーで実行してください。

・mp3へ変換(R)

保存した動画ファイル mp4 を、音声ファイル mp3 へ変換します。

mp3 ファイルは、元の動画ファイルと同じフォルダに出力されます。
mp3 のビットレートは、元の動画ファイルに含まれる音声部分のビットレートが適用されます。

・再生 Enter(P)

選択しているファイル(動画 / 音声)を再生します。
プレイヤーは、それぞれの既定のプレイヤーが起動します。
マウスではダブルクリックです。

・削除 Delete(D)

選択しているファイルを削除(ごみ箱へ移動)します。 その際、確認のダイアログが表示されます。

・ファイルの音量の増減 Ctrl+G (G)

選択しているファイルの音量の増減を行ないます。
実行すると、「Gain 音量増減」のウィンドウが表示されます。

・保存ファイル一覧リストを更新 F5(R)

保存ファイルの一覧リストが、うまく更新されない時は、このメニューを実行し てください。

・Explorerで開く(E)

保存先のフォルダを、Explorer で表示します。
ファイルのコピーや移動、複数ファイルの一括削除など、このプログラムからでは実行できないファイル操作は、このメニューから行なってください。

・ファイル情報の表示 Ctrl+I(I)

リストビューで選択されているファイルの情報(長さ、サイズ、更新日など)を、ダイアログで表示します。

・保存ファイルの検索 Ctrl+F(S)

「YouTube-Save」で保存したファイルの一覧から、目的のファイルを検索します。
実行すると、「検索」のウィンドウが表示されます。

■ファイル(F) メニュー

Altキーで開くプルダウンメニューです。上下矢印キーで項目を選択して、Enterキーで実行してください。

・保存ファイルの検索 Ctrl+F(S)

「YouTube-Save」で保存したファイルの一覧から、目的のファイルを検索します。
実行すると、「検索」のウィンドウが表示されます。

・やまさんの森 YouTube検索のページを開く Ctrl+M(M)

「やまさんの森 YouTube検索のページ」は、本家のYouTubeのページよりも、動画の検索をしやすくしてくれているページです。
このメニューを実行すると、ブラウザが起動して「やまさんの森 YouTube検索のページ」を表示します。
※注意:YouTubeの仕様変更などにより、上記のページが使えなくなるケースが、時々あります。その場合は、本家のYouTubeのページから動画を検索してください。

・保存ファイル一覧リストを更新 F5(R)

保存ファイルの一覧リストは、自動的に更新されるようになっていますが、うまく更新されない時は、このメニューを実行してください。

・オプション設定 Ctrl+T(T)

「YouTube-Save」の設定を行なうメニューです。
オプション設定 ウィンドウ を表示します。

・動画の保存に必要な外部プログラムの更新 Ctrl+U(U)

YouTubeのサイトは、頻繁に変更されています。動画の保存に使用している外部プログラムもそれに対応して、更新されています。
これまでは、作者が手作業でプログラムを更新したバージョンを公開していましたが、このバージョンから、ユーザーに行なってもらうように仕様を変更しました。

このメニューを実行すると、
「動画の保存に必要な外部プログラムの、新しいバージョンがあれば更新します。
よろしいですか?」
という問い合わせのメッセージが表示されます。

更新する場合は、「はい」のボタンを押してください。
キャンセルする場合は、「いいえ」のボタンを押してください。

現在使用している外部プログラムよりも新しいバージョンがある場合は、自動的にダウンロードして更新します。
そして、「更新しました。」とメッセージが表示されます。

現在使用している外部プログラムよりも新しいバージョンが無い時は、更新作業は行われず、 「最新版がインストールされているようです。」というメッセージが表示されます。

※注1:この操作には、インターネット接続が必要です。
※注2:セキュリティソフトによって、更新処理がブロックされるケースがあります。
ちなみに、こちらの「Windowsセキュリティ(ディフェンダー)」では、ブロックはされませんでした。

・ヘルプ サブメニューあり(H)

「YouTube Save」のヘルプを呼び出すメニューです。
次の二つのサブメニューから選択して実行してください。

・HTML版ヘルプ(H)

ブラウザを起動して、HTML版ヘルプを表示します。

・テキスト版ヘルプ(T)

テキストエディタを起動して、テキスト版ヘルプを開きます。

・YouTube-Saveの終了 Alt+F4(X)

このプログラム「YouTube-Save」を終了します。

■処理中 ウィンドウ

動画ファイルの保存と、音声ファイルへの変換の処理中に表示されます。
処理が終ると閉じます。

■保存ファイル検索 ウィンドウ

・検索キーワード(K) … テキストボックス

目的のファイル名の一部(全部でもOK)を入力してください。
大文字 / 小文字は区別されません。

・検索開始(S) … ボタン

キーワードを入力してから、このボタンを押してください。
検索を開始します。

該当するファイルが無い場合は、その旨のメッセージが表示されます。

・検索結果(L) … リストビュー

キーワードに該当するファイルが見つかった時は、このリストビューに、結果がタテ一列で表示されます。

・閉じる(C) … ボタン

「検索」のウィンドウが閉じます。

■検索結果のリストビューのコンテキストメニュー

・mp3へ変換(R)

保存した動画ファイル mp4 を、音声ファイル mp3 へ変換します。
mp3 ファイルは、元の動画ファイルと同じフォルダに出力されます。
mp3 のビットレートは、元の動画ファイルに含まれる音声部分のビットレートが適用されます。

・再生 Enter(P)

選択しているファイル(動画 / 音声)を再生します。
プレイヤーは、それぞれの既定のプレイヤーが起動します。
マウスではダブルクリックです。

・削除 Delete(D)

選択しているファイルを削除(ごみ箱へ移動)します。
その際、確認のダイアログが表示されます。

・ファイルの音量の増減 Ctrl+G (G)

選択しているファイルの音量の増減を行ないます。
実行すると、「Gain 音量増減」のウィンドウが表示されます。

・Explorerで開く Ctrl+E(E)

保存先のフォルダを、Explorer で表示します。
ファイルのコピーや移動、複数ファイルの一括削除など、このプログラムからでは実行できないファイル操作は、このメニューから行なってください。

■オプション設定 ウィンドウ

ファイルの保存先フォルダと、スタートメニューへの登録と解除の設定を行なうようになっています。

・動画ファイルの保存先(M) ドロップダウンリスト(コンボボックス)

保存先の指定の方法を、次の二つから上下矢印キーで選択してください。

  既定(save\) … プログラム本体と同じフォルダ内の「save」フォルダに保存されます。
ユーザーがフォルダを指定する必要はありません。
そのため、「参照」のボタンは無効になります。

 保存先フォルダを指定する … 次の「フォルダ名」のテキストボックスに保存先を入力するか、「参照」ボタンを押して、フォルダを選択する画面から、保存先の指定を行なってください。

・フォルダ名(F) … テキストボックス

保存先のフルパスを入力してください。

・参照(B) … ボタン

「保存先フォルダを指定する」を選択すると、このボタンが有効になります。
ボタンを押すと、フォルダを選択する画面が表示されますので、フォルダを選択してください。

・保存するファイル形式(O) … ドロップダウンリスト(コンボボックス)

次の三つの項目から上下矢印キーで選択してください。

常に動画を保存する(MP4)

常に動画(映像+音声)を、MP4で保存します。

常に音声のみを保存する(MP3)

常に動画から音声部分のみを抽出して、MP3で保存します。
いったん動画を保存してから音声を抽出するため、少し時間がかかります。

 そのつど選択する

動画/音声、どちらで保存するかをそのつど選択して保存します。
「保存するファイル形式の選択」ウィンドウ が表示されます。

・スタートメニューに登録する(T) … ボタン

「YouTube-Save」のショートカットを、スタートメニューに登録します。
※この設定は、「OK」ボタンを押さなくても有効になります。

・スタートメニューの登録を解除する(D) … ボタン

スタートメニューから、「YouTube-Save」のショートカットの登録を解除します。
※この設定は、「OK」ボタンを押さなくても有効になります。

※注:ショートカットは、現在のユーザーのみの「スタートメニュー」フォルダの「プログラム」フォルダの中に登録されます。
オプション設定から登録を解除するのを忘れてしまった場合は、Explorerで上記のフォルダを開いて削除してください。

・OK(O) … ボタン

このボタンを押すと、ここまでの設定(スタートメニューを除く)が適用され、設定ファイルに保存されます。

・キャンセル(C) … ボタン

ここまでの設定(スタートメニューを除く)はキャンセルされます。

■保存するファイル形式の選択 ウィンドウ

最初は、保存する形式を選択するラジオボタンです。 矢印キーでどちらかの形式を選択してください。

・動画を保存する(MP4)
・音声のみを保存する(MP3)

選択したら、Tabキーで移動します。

・OK … ボタン
  ラジオボタンで選択した形式(動画/音声)でファイルの保存が開始されます。

・キャンセル … ボタン
  操作をキャンセルして、このウィンドウを閉じます。

※注:保存が完了するまで、このウィンドウは残りますが、操作は出来ません。

■ファイル情報 ウィンドウ

・ファイル情報(I) … テキストボックス

リストビューで選択されているファイルの情報が表示されます。
項目は以下のとおりです。

ファイル名
長さ
サイズ
更新日
フォルダ名
フルパス 

・閉じる … ボタン

このダイアログを閉じます。 Escapeキーでも閉じることが出来ます。

■「Gain 音量増減」ウィンドウ

・ファイル名(&N) … テキストボックス

メインウィンドウ、または検索ウィンドウで選択した音量増減の対象のファイルパスが、自動的に入力され表示されます。

・音量増減倍率 矢印キーで選択 直接数字を入力するとエラーになります(&G)

上下矢印キーで、増減する倍率を指定します。

・処理開始(&S)

ファイルの音量の増減処理を行ないます。

処理が終わると、その旨のメッセージが表示されます。

・キャンセル(&X)

処理を中断して、ウィンドウを閉じます。

 
──以上 ヘルプ 終わり──