はじめに
「Windows セキュリティ」(別名:Microsoft Defender)は、市販のセキュリティソフトに負けない性能を持っていると思います。
そのせいか、マルウェアなどのチェックが厳しすぎるケースもあります。
信頼できる作者(個人/法人)のソフトがひっかかって、実行ファイルが削除されたり隔離されたりすることが時々あります。
そうした場合は、特定のファイル/フォルダをスキャンや保護の対象から除外することができます。
※この設定をすると、当然セキュリティが甘くなりますので、設定する時には注意が必要です。
また、いったん除外に設定すると、その解除(削除)には、マウスの操作が必要のようなので、その点も考えて設定してください。
(解除の手順は後述します)
※ファイル/フォルダの他に、プロセスや特定の拡張子などを除外の対象に設定することもできますが、ここではファイル/フォルダに絞って説明します。
他の項目については、各自ネットで検索してください。
実践パソコン環境
Windows 11 Home, 64bit Version 25H2
PC-Talker Neo Version 12
(2025年10月 現在)
設定の手順
@Windowsキー+B Bravo を押して、通知領域(タスクトレイ)にフォーカスします。
A矢印キーで「Windows セキュリティ」を選びます。
選んだら、Applicationキーを押してコンテキストメニューを開きます。
Bコンテキストメニューから上下矢印キーで「セキュリティ ダッシュボードの表示」を選んで Enterキーを押します。
※通知領域(タスクトレイ)に「Windows セキュリティ」のアイコンが無いなどで、こちらから「セキュリティ ダッシュボード」を表示できない時は、Windowsの「設定」ウィンドウから開いてください。
⇒Windowsの「設定」ウィンドウから「セキュリティ ダッシュボード」を表示する手順
C「セキュリティ ダッシュボード」が表示されると、「Items ウイルスと脅威の防止」と音声がします。
ここで Enterキーを押します。
D「ウイルスと脅威の防止」の設定画面が開きます。
Tabキーを押して、「設定の管理」まで移動します。
移動したら Enterキーを押します。
E「設定の管理」の画面が表示されます。
Tabキーを押して、「除外の追加または削除」まで移動します。
移動したら Enterキーを押します。
F「UAC ユーザーアカウントコントロール」が表示されたら、「はい」のボタンを押します。
G「除外の追加 」のボタンで Enterキーを押します。
すると、「ファイル」とガイドされます。
下矢印キーを押すと「フォルダー」という項目です。
H特定のファイルを除外したい時は「ファイル」の項目で Enterキーを押します。
すると、ファイルを開くダイアログボックスが表示されますので、除外したいファイルを選んで「開く」ボタンを押します。
I特定のフォルダを除外したい時は「フォルダ」の項目で Enterキーを押します。
すると、フォルダを選択するダイアログボックスが表示されます。
※この時、最初に「ファイル名」とガイドされますが、フォルダの選択画面です。
除外したいフォルダを選んで「フォルダの選択」ボタンを押します。
J以上で除外の設定は完了です。
その下は「除外のリストボックス」になっています。
これまでに除外に追加したファイル/フォルダがあれば、そこに表示されています。
除外設定したファイル/フォルダを削除(解除)する
こうして除外設定したファイル/フォルダを削除するには、マウスでないと操作できないようです。
一応、その手順を記します。
@「除外のリストボックス」から、削除したいファイル/フォルダの所で左クリックします。
Aすると、項目の右側に「削除」のボタンが表示されますので、クリックします。
これで、除外のリストから削除されます。
Windowsの「設定」ウィンドウから「セキュリティ ダッシュボード」を表示する手順
@Windowsキー + I India を押して、Windowsの「設定」ウィンドウを開きます。
ATabキーを押していき、「リストボックス」まで移動します。
B下矢印キーで「プライバシーとセキュリティ」を選びます。
選んだら Enterキーを押します。
C次に、Tabキーで「 プライバシーとセキュリティ」のボタンに移動して Enterキーを押します。
D「セキュリティのリストボックス Windows セキュリティ…」とガイドされます。
ここでまた Enterキーを押します。
「Windows セキュリティを開く」のボタンが表示されますので Enterキーを押します。
「セキュリティ ダッシュボード」が表示されます。
─ 本文 ここまで ─