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■テキストボックス
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PC-Talkerでは「なんとかのエディット 文字入力」と発声されますが、一般的には「テキストボックス」と呼ばれています。
「テキストボックス」には、大きく分けて3つの種類があります。
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a.1行だけの文字列を入力するもの
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ファイル名やパスワード、氏名などの入力に使われます。
高さ(縦幅)が、文字の高さと同じになっている、横長の長方形です。
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b.複数の行にわたる文字列を入力するもの
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高さが数行の文字列を表示できるようになっている、横長の長方形です。
ボックスの横にスクロールバーがついていて、より多くの行を書き込むことが出来るようになっているものもあります。
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c.文字情報を表示するだけのもの
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契約書の条文や、セキュリティポリシーなどを表示するためのボックスで、ほとんどの場合 編集禁止になっていて、書き込みは出来ません。
形は、b.と だいたい同じです。
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■チェックボックス
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主に設定のダイアログボックスで使われています。
設定項目の文章の左側に、小さな正方形の窓のようなものがあって、チェックをつけると、その窓の中にカタカナの
レ
に似たチェックマークが表示されます。
キーボードでの操作は、SpaceKeyで行ないます。
「チェックなし」の状態の時にSpaceKeyを押すと、「チェックあり」になり、
「チェックあり」の状態の時にSpaceKeyを押すと、「チェックなし」になります。
「チェックをオン・オフする」というふうに説明される場合もあります。
※注意1:ダイアログボックスやアプリケーションによっては、PC-Talkerの読み上げが正確に行なわれない場合があります。
チェックがついているのに、「チェックなし」と発声したり、逆の場合もあります。
原因はわかりませんが、慎重に確認するようにしてください。
※注意2:SpaceKeyでチェックをつけたり外したりする時は、変換停止モードになっている必要があります。
設定のダイアログボックスを開く戸、普通は変換停止モードになっているのですが、まれに日本語変換モードになっている時があります。
その場合は、チェックボックスでSpaceKeyを押すと「ンポンッ!」というような変なエラー音が出ますので、半角/全角Keyを押して、変換停止モードに切り替えてから操作して下さい。
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■ドロップダウンリスト
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設定のダイアログボックスや、ファイルを開いたり保存するダイアログボックスなどで使われています。
形は、1行だけのテキストボックスに似ていますが、下矢印Keyを押すと、
あらかじめ設定された項目の一覧が、そのボックスの下に表示されます。
その一覧のリストが、ボックスの下にぶら下がるような感じになるので、「ドロップダウンリスト」と呼ばれています。
キーボードでの操作は、上下矢印Keyで項目を選択して、EnterKeyで決定します。
一般ユーザー向けの説明では、○○の項目の右側の▼の所をクリックします…というふうに説明されます。
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■コンボボックス
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「テキストボックス」と「ドロップダウンリスト」が一緒になったのが、「コンボボックス」です。
テキストボックスに直接文字を入力するか、下矢印Keyを押してリストボックスを表示させて、その中から選択するか、どちらかの操作を選ぶことができます。
ただし、PC-Talkerでは、本来のコンボボックスも、入力することの出来ないリストボックスも、同じように「コンボボックス」と読み上げる傾向があります。
これは、とりあえず慣れるしかないと思います。
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■ボタン
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「OK」
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選択した設定や動作を確定・決定する時におします。
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「キャンセル」
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選択した設定や動作をキャンセルする時に押します。
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「適用」
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Windowsの設定のダイアログボックスなどで、複数のタブシートがあり、ひとつだけでなく、いくつかのタブシートを使って設定をしたい時に使います。
ひとつのタブシートで設定した内容を確定するのに、「OK」のボタンを押してしまうと、そのダイアログボックス全体が閉じてしまいます。
そこで、「適用」のボタンを押して、1枚のタブシートで設定した内容をいったん確定しておきます。
その後、別のタブシートに移動して、さらに設定を行ないます。
設定の作業が全て終了したら、最後に「OK」のボタンを押します。
これで設定の内容が確定して、ダイアログボックスが閉じます。
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「参照」
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設定に必要なファイルやフォルダを指定する時に押します。
このボタンを押すと、普通はWindowsの「ファイルを開く」ダイアログボックスが現れます。
それを操作して、該当するファイルやフォルダを指定します。
最後に「開く」のボタンを押すと、そのファイルやフォルダのパス(場所)が、テキストボックスに入ります。
このテキストボックスは、ほとんどの場合「参照」のボタンの前にあります。
そこにファイルやフォルダのパス(場所)を入力するのですが、手作業でそのパスを入力する(出来る)人はあまりいません。
そのために「参照」のボタンを押して、パスを指定出来るようになっています。
※外国のアプリケーションでは「Browse」と表示されています。
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「…その他」
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これは、ある設定のダイアログボックスから、別のウィンドウを開いて、細かい設定を行なう時などに押します。
たとえば「詳細設定」「カスタマイズ」などの名前が付いています。
このボタンを押すと、別のウィンドウが開いて、その中で設定を行ない、最後に「OK」のボタンを押すと、そのウィンドウが閉じて、元のダイアログボックスに戻ります。
その時に「詳細設定」などと、先ほど押したボタンを読み上げるので、最初はちょっと戸惑ってしまいます。
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〔参考〕
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設定ダイアログボックスの中のタブシートの操作の仕方
※基本的には、こうしたボタンはEnterKeyで押しますが、アプリケーションによっては、SpaceKeyでないと押せない(動かない)ボタンもあります。
●追記:2010年10月15日
以前はこれで良かったのですが、最近 WindowsやMicrosoft関係のダイアログボックスでは、Spaceキーでないと反応しないものが増えてきたため、基本的にはSpaceキーで押し、反応しない時や、Enterキーを押すように指示された時だけEnterキーを押すように、説明を変更することにしました。
ただ、全てのページを書き替えるのは大変なので、逐次 新しい項目から書き替えていくことにしています。
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■ラジオボタン
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いくつかの選択肢から、ひとつの項目を選んで設定する時に使われます。
項目の先頭に丸い枠があり、その項目が選択されると、その中に一回り小さな黒い丸印がつきます。
項目を選ぶ時は、上下矢印Keyを動かします。
※たまに、左右矢印Keyを動かして選ぶものもあります。
その時、読み上げた項目の先頭に黒い印がつき、選択状態になります。
普通はこれで選択は終わり、TabKeyで次の項目に進めるのですが、まれにこれだけでは選択が終わらず、SpaceKeyを押さないといけないものがあります。
それを確認するためには、いったんTabKeyで次の項目に進んでから、ShiftKey+TabKeyで、またラジオボタンの所に戻り、どの項目を読み上げるかを聞きます。
自分の選んだ項目を読み上げればOKです。
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■スピンボタン(アップダウンリスト)
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文字数・ファイル数・時間…など、数字を設定する時に使われます。
基本的には上下矢印Keyを動かして数字を変更していきますが、PC-Talkerでは「スピンボタンのエディット 文字入力」と発声します。
これは、上下矢印Keyによる操作だけではなく、直接テキストボックスに数字を入力することも出来るためです。
その場合、あらかじめ入力されている数字を、BackSpaceKeyやDeleteKeyで削除してから、半角の数字を入力します。
#注:MyEditの「環境」メニューの中の「オプション設定」のダイアログボックスは、Windowsのダイアログボックスとは、少し操作の仕方が違っています。
PC-Talker XP 2.05では、「PC-Talkerの設定」の「ユーザー補助」の設定で、
「マイ アプリケーションの操作補助を有効にするの チェックボックス」
にチェックをつけて、
「有効にする操作補助の ラジオボタン」を、「ファイルダイアログのみ S」
にしておかないと、この操作は使えません。
「ダイアログボックスのキー操作とファイルダイアログ」を選択すると、上下矢印Keyを使ったスピンボタンの操作が出来ません。上下矢印キーを押すと、他の項目に移動してしまいます。
その場合は、Ctrlキー+Spaceキーを押して数字や項目を選択していきます。
リストを逆向きに移動したい時は、Ctrlキー+Shiftキー+Spaceキーを押して戻していきます。
また、数字などを直接 入力することが出来る場合は、直接 入力して下さい。
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