初心者の 初心者による 初心者のための 音声パソコン小技集 |
「名前を付けて保存」のダイアログボックスの操作と解説 |
■前置き:MyEditで文書を新しく作成して保存する時は、ファイルメニューから「名前を付けて保存」を実行スルと、ダイアログボックスが現れます。フォーカスがファイルの名前を入力するエディットボックスにありますので、そこに名前を入力して、EnterKeyを押せば、自動的に「マイドキュメント」の中に保存されます。 ※ダイアログボックスを、いろいろ自分で変更していない初期設定のままの場合です。 (*注1) でも、たとえばMicroSoft Wordの新しい文書を保存しようとすると、ちょっと厄介なダイアログボックスが現れます。 これは、Wordだけでなく、他のアプリケーションなどでファイルを保存する時にも現れます。 つまり、WindowsXPの標準のダイアログボックスなのですが、これが最初の内は、操作が大変わかりにくいのです。 何故わかりにくいのか、一言で言えば、マウスでの操作を前提にしているから、ということになります。 画面を見ながら、マウスを使って操作する一般ユーザーの場合は、直感的にそれらしい所をクリックしていると、だいたい目的の操作が出来てしまいます。 これは、保存のダイアログボックスに限ったことではありませんが、特に音声ユーザー初心者にとって、このダイアログボックスの操作は最初にぶつかる難関の一つだろうと思います。 (←もしかしたら、これは私だけのことなのかもしれませんが……) ■実際の操作:1.ダイアログボックスが開くと、最初に、「ファイル名の コンボボックスのエディット 文字入力 または選択 N」 と音声がします。 ここは、直接ファイルの名前を入力するエディットボックスです。 「変換停止モード」になっていて、日本語で入力する場合は、半角/全角Keyを押して、入力モードを「日本語変換モード」に切り替えます。 ファイルの名前を入力して確定したら、TabKeyを押して次のボックスに移動します。 ファイル名を確認する場合は、上矢印Keyか、ShiftKeyを押します。 (*注2) ※あらかじめ自動的に名前が入力されている場合もあります。その時は、TabKeyで次の項目に移動します。 2.次のボックスは、 「ファイルの種類:の コンボボックス」 です。 ここは、保存するファイルの形式=拡張子を指定するボックスですが、通常は、そのファイルに合った形式が選択されています。 ですから、そのままTabKeyで、次のボックスに移動します。 3.次は、 「保存」のボタン です。 ここでは、まだEnterKeyを押すのは早いですよ。何故かというと、どこに保存するか、まだ決めていないからです。 TabKeyを押して次のボックスに進んで下さい。 4.次は、 「キャンセル」のボタン です。 ここも、そのままTabKeyを押して次のボックスに進みます。 5.次は、 「文字コードの コンボボックス」 です。 最初は、ほとんどの場合「自動選択」になっていますので、そのままTabKeyを押して、次のボックスにいどうします。 6.次は、 「保存先の コンボボックス」 です。 どこのドライブやフォルダに保存するかを選択するボックスです。 上下矢印Keyを動かして、保存したいドライブやフォルダを選択してEnterKeyを押して確定します。 ただしここでは大きな項目しか選べません。たとえば、デスクトップ・マイドキュメント・Cドライブ…などです。 その下の細かいフォルダの指定は、次の次の次のボックスで行います。 7.次は、 「保存する場所のツールバー」 です。 ここは、普段はほとんど用がありません。何もせず、TabKeyを押して次のボックスに進みます。 (*注3.) 8.次は、 「保存する場所のツールバー」 です。 さっきのボックスと同じ名前を読み上げます。このへんが、わかりにくい所です。 もちろん、それぞれの機能は違っていて、表示上の見た目も全く違っているのですが、音声では区別がつきません。 ※ここは、本来は「MYPlaceBar」と呼ばれているらしいです。 この場所は、主にマウスで操作するのに便利なように存在している場所です。でも、使い方によっては便利に使えるかもしれません。 (*注4) ただ、私は、全く使っていません。6 のコンボボックスの所で、既に場所を選択しているからです。 というわけで、ここでは何もせずTabKeyで次のボックスに移動します。 ※このボックスは、アプリケーションによっては、存在しない場合もあります。 9.次は、 「名前を付けて保存の リストビュー」 です。 6.の「保存先の コンボボックス」で、大まかに指定したドライブやフォルダから、その下の小さいフォルダを指定します。 フォルダの選択は上下矢印Keyを動かして行います。見つかったらEnterKeyを押して確定します。 ※ここで注意しなければいけないのは、目的のフォルダを見つけてEnterKeyを押したら、リストビューのボックスの中で、上下矢印Keyを動かしてはいけない、ということです。 上下矢印Keyを動かすと、フォルダの中のファイルが選択された状態になってしまい、そのファイルの名前が、ファイル名のエディットボックスに自動的に入力されてしまいます。 10.保存するフォルダが決まったら、TabKeyを押します。 すると、最初の「保存ファイル名の コンボボックス」に戻ります。 ここで、もう一度ファイル名を確認してから、TabKeyを押して、「保存」のボタンに移動して、EnterKeyを押します。 ※6.の「保存する場所のコンボボックス」で、大まかに、たとえば「マイドキュメント」と指定して、そのまま「マイドキュメント」でいい、という場合は、ShiftKeyを押しながらTabKeyを押して、「保存」のボタンまで戻って、EnterKeyを押して下さい。 これで、ようやく保存の作業は完了です。 お疲れ様でした。 あとは、慣れるのを待ちます。 *注1. PC-Talkerの設定で、「マイ アプリケーションの操作補助を有効にするの チェックボックス」を「チェックなし」にすると、MyEditの文書を保存する時にも、WindowsXPの標準のダイアログボックスが現れるようになります。 *注2. ここは、コンボボックスになっているので、下矢印Keyを押すと、これまでに入力したファイル名の一覧が表示されますが、ここで下矢印Keyを押して一覧を開いてしまうと、先に入力したファイル名には戻せなくなります。 ですから、ここでは下矢印Keyは押さないようにして下さい。 ファイル名を確認する場合は、上矢印Keyか、ShiftKeyを押します。 ※MyEditの文書を保存する場合は、下矢印Keyを押しても、一覧は表示されません。 これは、音声ユーザーが混乱しないように、という配慮だと思います。 *注3. 「保存する場所の ツールバー」の説明: ここで左右矢印Keyを押すと、いろいろな操作が出来ます。
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■最終更新日:2009年9月6日 © 2008 yanikun. |