はじめに

Windows 10 のシステムの復元は、Windows 7 のそれとほぼ同じようです。

新しくソフトをインストールしたり、Windowsの設定を変えたりしているうちに、パソコンの調子がおかしくなってしまうことがあります。 また、知らないうちにマルウェアなど、怪しいプログラムが組み込まれていたりする時もあります。
そんな時に、「システムの復元」を実行すると、おかしくなる前の状態に戻せる可能性があります。

可能性がある…と言ったのは、必ず戻せるという保証がないためです。深刻なトラブルの場合は、リカバリやOSの再インストールを余儀なくされることがあります。
それでも、けっこう元に戻せる場合が多い、というのが私の実感です。

実践パソコン環境

Windows 10 professional 64bit
PC-talker 10 v1.04
※2015年11月 現在

復元ポイントの作成

復元ポイントは、システムファイルのある時点での状態を保存したものです。
復元ポイントは、Windowsによって毎週自動的に作成される他、Windowsの更新やプログラムやドライバーのインストールなど、コンピューターに対する変更が検出された場合も、その直前に自動的に作成されます。

さらに、ユーザーが自分自身で特定のタイミングで作成することも出来ます。 以下、ユーザーが復元ポイントを作成する手順を紹介します。

復元ポイントの作成の手順

Windowsキー + X を押して、コンテキストメニューを開きます。

上下矢印キーで「システム」を選んでEnterキーを押します。
「システム」のウィンドウが表示されます。

Tabキーで「システムの保護」のボタンに移動して Enterキーを押します。
「システムのプロパティ」のダイアログボックスが表示されます。
この時、「システムの保護」のタブシートが開いていて、「システムの保護のタブコントロール」とガイドされます。

Tabキーで「作成」のボタンに移動して Spaceキーを押します。
新しいダイアログボックスが表示されます。

「復元ポイントを識別するのに役立つ説明を入力してください。現在の日時が自動的に追加されます。」とガイドされます。

エディットボックスにフォーカスされていますので、そこに わかりやすい名前を入力します。
たとえば、これからインストールするアプリケーションの名前などを入力して下さい。

入力したら、Tabキーで「作成」のボタンまで移動して、Spaceキーを押します。
「復元ポイントを作成しています」と音声がして、作成が始まります。

しばらくすると、 「システムの保護のメッセージ 復元ポイントは正常に作成されました。エンターは 閉じる」 というメッセージボックスが現れますので、Spaceキーを押します。

このメッセージボックスが閉じて、元の画面に戻りますので、Tabキーで「OK」のボタンまで移動して、Spaceキーを押します。
これで復元ポイントの作成は完了です。

元の「システム」のウィンドウに戻りますので、Altキー + F4キーでウィンドウを閉じます。

システムの復元

上記のように、自動的に作成されるか、ユーザーが作成した復元ポイントを使って、システムの状態を元に戻すことを「システムの復元」と言います。 その手順を、以下に紹介します。

「システムの復元」の準備と注意

開いているファイルがあれば、保存して閉じます。また、起動しているソフトウェアがあれば、終了させておきます。
システムの復元/復元の取り消しの実行中にパソコンの電源が切れると、パソコンが正常に起動できなくなる可能性があります。
ノートパソコンの場合は、必ずACアダプタを使用して電源に接続した状態で実行してください。

システムの復元の手順

Windowsキー + X を押して、コンテキストメニューを開きます。

上下矢印キーで「システム」を選んでEnterキーを押します。
「システム」のウィンドウが表示されます。

Tabキーで「システムの保護」のボタンに移動して Enterキーを押します。
「システムのプロパティ」のダイアログボックスが表示されます。 この時、「システムの保護」のタブシートが開いていて、「システムの保護のタブコントロール」とガイドされます。

Tabキーで「システムの復元」のボタンに移動して Spaceキーを押します。 「システムの復元」のウィンドウが表示されます。
この「システムの復元」のウィンドウは、最初(一回目)に実行する時と、二回目以降に実行する時とで、その内容と操作が違います。

一回目に「システムの復元」を実行する時

「システム ファイルと設定の復元 システムの復元を実行しても、ドキュメントや画像、その他の個人データには影響はありません。最近インストールしたプログラムとドライバーは、アンインストールされる可能性があります。 システムの復元は、コンピューターの実行速度の低下やコンピューターが応答しなくなるなどの問題を修正する場合に役立ちます。」 とガイドされます。

Tabキーで「次へ」のボタンに移動して Spaceキーを押します。

一回目に「システムの復元」を実行する場合は、
復元ポイントの選択 (ページ内リンク)
まで本文をスキップしてください。

二回目以降に「システムの復元」を実行する時

二回目以降に「システムの復元」を実行すると、一回目に実行した時には無かったラジオボタンが出現します。ラジオボタンの個数=選択肢は二つです。
このラジオボタンは、矢印キーやTabキーでは選択出来ないようなので、アクセスキーで操作してください。

※「システムの復元」を実行してから一定期間が経過すると、このラジオボタンは現れなくなり、取消は出来なくなります。

○システムの復元の取り消し(U)

「このオプションを選択すると、一覧に表示された時点で実行されたシステムの復元によって問題が修復されなかったか、より多くの問題が発生したと思われる場合に、そのシステムの復元を取り消すことができます。 」 とガイドされます。

これは、前回実行した復元を取り消すオプションで、はじめはこちらが選択されています。 復元の取消を実行したい時は、このまま Tabキーで「次へ」のボタンに移動して Spaceキーを押します。

ただし、私は実際にこの「復元の取消」の操作を実行したことがないので、手順については下記のページを参考にしてください (別ウィンドウで開きます)。

121ware.com > サービス&サポート > Q&A > Q&A番号 017917
Windows 10で、システムの復元を取り消す方法について教えてください。

○別の復元ポイントを選択する(C)

取消ではなく、復元ポイントから「システムの復元」を実行したい時は、Altキー + C を押します。 「別の復元ポイントを選択する」とガイドされたら、こちらが選択されています。
Tabキーで「次へ」のボタンに移動して Spaceキーを押します。
次の画面 (復元ポイントの選択)に移ります。

復元ポイントの選択

次の画面は、復元ポイントを選択する画面です。 現時点で保存されている復元ポイントの一覧がタテ一列のリストビューに表示されています。
上下矢印キーで目的の日時の復元ポイントにカーソルを合わせます。

Tabキーで「影響を受けるプログラムの検出」に移動して Spaceキーを押すと、「影響を受けるプログラムを検出しています」というダイアログボックスが現れ、少し時間がたってから、「影響を受けるプログラム」のウィンドウが表示されます。

このウィンドウには、
削除されるプログラムとドライバ
復元が見込まれるプログラムとドライバ
という二つのリストビューがあり、それぞれプログラムとドライバの一覧が表示されます。 この二つのリストビューはTabキーで移動します。

リストビューの内容を確認したら、Tabキーで「閉じる」のボタンに移動して Spaceキーを押します。
元の、復元ポイントの一覧が表示されたウィンドウに戻ります。 希望する復元ポイントでなかった時は、リストビューであらためて復元ポイントを選択し直してください。

復元ポイントを確認したら、Tabキーで「次へ」のボタンに移動して Spaceキーを押します。

元の「システムの復元」のウィンドウに戻りますので、Tabキーで「完了」のボタンに移動して Spaceキーを押します。

「いったんシステムの復元を開始したら、中断することはできません。続行しますか? エンターは いいえ」 という注意のメッセージボックスが表示されます。
Tabキーで「はい」のボタンに移動して Spaceキーを押します。

「システムの復元の準備をしています」というダイアログボックスが表示されます。 そのまましばらく待っていると、自動的にパソコンが再起動します。

パソコンの再起動後、「システムの復元は正常に完了しました」というメッセージボックスが表示されますので、 Spaceキーを押します。
※このメッセージボックスは、アクティブになっていないことがありますので、何も音声ガイドが無い時は、Altキー + Tabキーを押してみてください。

─ 本文 ここまで ─