はじめに

「Windows セキュリティ」とは?

「Windows セキュリティ」(Windows Defender)は、Windows 10 に標準で搭載されているセキュリティ機能です。
「セキュリティソフト」と呼ばずに、「セキュリティ機能」と呼んだのは、OSのWindowsシステムと一体となったプログラムだからです。
しかがって、新たに「Windows セキュリティ」をインストールする必要はありません。
また、他のセキュリティソフトを導入すると、自動的に「Windows セキュリティ」の働きが停止される(無効になる)ため、アンインストールの必要もありません。
このページでは、この「Windows セキュリティ」に関する情報や操作について取り上げていくつもりです。

※「Windows セキュリティ」は、以前は「Windows Defender」と呼ばれていましたが、現在は「Windows セキュリティ」という呼び名が採用されているため、このページでは「Windows セキュリティ」と呼ぶことにします。

実践パソコン環境

Windows 10 Home 64bit Version 1909
PC-Talker 10 Version 1.40

「Windows セキュリティ」が有効になっているか確認する

「Windows セキュリティ」が有効になっているか、または他のセキュリティソフトが働いているかを確認する手順は、以下のとおりです。はっきり言って面倒です

@Windowsキー + I India を押して「設定」ウィンドウを開きます。

A開いたら、TabKeyを押して、設定項目の一覧リストに移動します。

B下矢印キーを押して、リストの中の「更新とセキュリティ」を選びます。
選んだら Enterキーを押します。
「更新とセキュリティ」の設定画面に変わります。

CTabキーを押してから、下矢印キーで「Windows セキュリティ」を選びます。
選んだら Enterキーを押します。
「Windows セキュリティ」の設定画面に変わります。

※ちなみに、ここまでの操作をショートカットする方法もあります。
Windowsキー + R Romeo を押して、「ファイル名を指定して実行」のダイアログボックスを開きます。
ファイル名のボックスに
ms-settings:windowsdefender
と入力して「OK」のボタンを押します。
すると、「Windows セキュリティ」の設定画面が開きます。

DTabキーで、「Windows セキュリティを開く」まで移動して Enterキーを押します。
「Windows セキュリティ 」の画面が開きます。

E「Items ウイルスと脅威の防止 操作は不要です。」とガイドされます。
ここで Enterキーを押します。
「ウイルスと脅威の防止」の画面が開きます。

FTabキーで、「プロバイダーの管理」まで移動して Enterキーを押します。
「プロバイダーの管理」の画面に変わります。

Gこの画面には、現在 有効になっているセキュリティソフトが表示されています。
上下矢印キーを動かして読んでみると、「Windows セキュリティ」の場合は、次のように読み上げます。

Windows Defender ウイルス対策
Windows ファイアウォール

「Windows セキュリティ」で、特定のファイル/フォルダ等をスキャンの対象から除外する設定

フリーソフトや視覚障害者向けソフトなど、セキュリティソフトによって実行がブロックされたり、時にはファイルが削除されてしまったりすることがあります。
この「Windows セキュリティ」でも、たまにそういう事態が発生し、問題のないソフトが使用できなくなってしまうことがあります。
そういう事態を解決、または未然に防止するためには、特定のファイルやフォルダをスキャン=チェックの対象から除外する必要があります。
ただし、あまり多くのファイル/フォルダを除外の対象にすると、問題のあるプログラムがセキュリティの網をすり抜けてしまう可能性があります。
ですから、除外の対象は出来るだけ絞り込み、ソフトの実行ファイルなどに限定することをおすすめします。

除外の設定の手順

除外の設定の手順は、以下のとおりです。

@Windowsキー+I India を押して、「設定」ウィンドウを開きます。
「検索ボックス、設定の検索」とガイドされます。

ATabキーを押して設定項目の一覧リストに異動します。
下矢印キーで「更新とセキュリティ」を選んで Enterキーを押します。
※「更新とセキュリティ」は、リストの一番下にありますので、Endキーを押してもOKです。
「更新とセキュリティ」の設定画面に変わります。

BTabキーで、設定項目のリストに移動します。
下矢印キーで「Windows セキュリティ」を選んで Enterキーを押します。
「Windows セキュリティ」の画面に変わります。

CTabキーで設定項目のリストに移動します。
「Windows セキュリティを開く」を選んで Enterキーを押します。
「Windows セキュリティ」のウィンドウが新たに開きます。
※「設定」のウィンドウは、そのまま残っています。

D上下、または左右の矢印キーで「ウイルスと脅威の防止」を選んで Enterキーを押します。
「ウイルスと脅威の防止の設定」の画面に変わります。

ETabキーを押して、「設定の管理」に移動して Enterキーを押します。
「設定の管理」の画面が開きます。

FTabキーで「除外の追加または削除」まで移動して Enterキーを押します。
「除外」に関する設定画面に変わります。

G「除外の追加」のボタンにフォーカスされていますので Enterキーを押します。
すると、ドロップダウンリストが表示されます。
リストの一覧は、次のとおりです。

・ファイル
・フォルダー
・ファイルの種類
・プロセス

H上下矢印キーで、リストから除外したい対象を選んで Enterキーを押します。
それぞれの設定の手順は以下のとおりです。

ファイル

ファイルを開くダイアログボックスが表示されます。
除外したいファイルを選んで、Tabキーで「開く」ボタンに移動します。
移動したら Enterキーを押します。
「ユーザーアカウント制御」が表示されたら、「はい」ボタンを押します。

フォルダー

フォルダを選択するダイアログボックスが表示されます。
除外したいフォルダを選んで、Tabキーで「フォルダーの選択」ボタンに移動します。
移動したら Enterキーを押します。
「ユーザーアカウント制御」が表示されたら、「はい」ボタンを押します。

ファイルの種類

「拡張子の入力」のダイアログボックスが表示されます。
エディットボックスに拡張子を入力して、「追加」ボタンを押します。
「ユーザーアカウント制御」が表示されたら、「はい」ボタンを押します。

プロセス

「プロセス名の入力」のダイアログボックスが表示されます。
エディットボックスにプロセス名を入力して「追加」ボタンを押します。
「ユーザーアカウント制御」が表示されたら、「はい」ボタンを押します。

Iそこから下矢印キーを押すと、除外リストの一覧が表示されています。 除外の対象に指定したファイル等が追加されていることを確認してください。

除外の対象から外す

除外設定したファイル等を、除外の対象から外す(削除する)には、次のように操作します。

@除外一覧のリストで、上下矢印キーで対象のファイル等の項目にカーソルを合わせます。

A次に Enterキーを押します。
すると、確認のダイアログが表示されます。

BTabキーで「削除」のボタンに移動してEnterキーを押します。
「ユーザーアカウント制御」が表示されたら、「はい」ボタンを押します。

C上下矢印キーで、リストから消えていることを確認します。

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