お知らせ

一部のパソコン環境によっては、自己解凍型の点字データの解凍がうまくいかない、という報告がありました。
今回の更新(v1.00 → v1.01)によって、上記の不具合は解消されているはずですが、引き続きこの不具合が発生するようでしたら、下記の対応策をとっていただくようお願いいたします。

既知の不具合と対策

はじめに

「Rename リネーム」というのは、ファイルやフォルダの名前を変更することです( )。 一つ二つの名前を変更するのは、手作業でも苦になりませんが、数が多くなってくると面倒になります。
また、同じようなリネームの作業を頻繁に繰り返して行なう場合も、やはり面倒になってきます。 そうした作業を簡単に実行するためのソフトを、「リネームソフト」と呼んでいます。
世の中にはリネームソフトが星の数ほど存在します。いずれも多機能&高機能をうたっていますが、そうしたソフトは、得てして操作や設定が煩雑なものが多い、というのが実際にいくつか使ってみた私の印象です。

そこで、自分の欲しい機能だけに絞り込んで、操作や設定をなるべくシンプルにした、少機能&低機能のリネームソフトを作ってみました。

※お断り

このソフト「SimpleRename」では、フォルダのリネームは出来ません。

SimpleRenameで出来ること

1.点字データのファイル名のリネーム

「N0123456-001.BET」という点字データのファイル名を、「図書名-001.BET」というファイル名の形にリネームします。

(例)
N0133524-001.BET → ABC殺人事件-001.BET

※「001」という点字データの連番を、図書名の前に来るようにすることも出来ます。詳しくは、ソフトのヘルプをお読み下さい。
(例)
N0133524-001.BET → 001-ABC殺人事件.BET

2.エディタでリネーム

リネームしたいファイル名の一覧を、Windowsのメモ帳や MyEditなどのテキストエディタに書き出し、エディタの編集/置換機能を使って変更したファイル名を、実際のファイル名に適用してリネームします。

3.連番リネーム

元のファイル名の先頭 または末尾に連番を付加します。

(例)
はじめに.txt 概要.txt → 01-はじめに.txt 02-概要.txt

4.送るメニューからの実行

Explorerの「送る」メニューからファイルを読み込んで実行することが出来ます。
※オプション設定のダイアログボックスからの設定が必要です。

ソフトの概要

ソフト名 SimpleRename
バージョン 1.01
種別 フリーソフト
動作確認 Windows7 Pro 32bit SP1 + PC-Talker7 2.12
Windows7 Pro 64bit SP1 + PC-Talker7 2.12
WindowsXP SP3 + PC-Talker XP 2.07
必要なランタイム .NET Framework 2.0(以上)
作者 yanikun
著作権者 yanikun
開発環境 日本語プログラミング言語「プロデル」

更新履歴

v1.00 → v1.01 2013年6月21日 更新

64bit版OSなど、一部の環境で、サピエからダウンロードした自己解凍型ファイル(図書名.exe)の解凍がうまくいかない不具合を修正。

v1.00 2013年5月23日

初期バージョンを公開。

インストールとアンインストール

●インストール

ダウンロードした「simple_rename-101.zip」を、任意の場所に解凍して下さい。

●旧バージョンをインストールされている方へ

初期バージョン v1.00 をインストールされている方は、初期バージョン v1.00 のファイルをフォルダごと削除してから、新しいバージョン v1.01 をインストールして下さい。

●アンインストール

解凍して出来たファイルを、フォルダごと削除して下さい。このフォルダ意外に、新たにフォルダやファイルを作成することはありませんし、レジストリは使用していません。
※送る(sendto)フォルダのショートカットを除く。

※注意 = 送るメニューの登録

「送るメニュー」に登録している場合は、オプション設定のダイアログボックスの中の「送るメニューの登録を解除する」のボタンを押して、登録を解除してから削除して下さい。そうしないと、送るメニュー(sendtoフォルダ)にショートカットが残ってしまいます。

※送るメニュー(sendtoフォルダ)からショートカットを削除する方法

上記の手順を忘れて、送るメニュー(sendtoフォルダ)にショートカットが残ってしまった場合は、次の手順でショートカットを削除して下さい。

1.Windowsキー+R を押します。 「ファイル名を指定して実行」のダイアログボックスが表示されます。

2.テキストボックス(コンボボックス)に、
WindowsXPの場合は
sendto
Windows7の場合は
shell:sendto
と入力します。

3.Tabキーで「OK」のボタンに移動してSpaceキーを押します。 Explorerが起動して「送る(sendto)フォルダ」が開きます。 送るメニューに登録されているショートカットの一覧が表示されていますので、その中の「SimpleRename」を削除して下さい。

4.Explorerを閉じて完了です。

操作

●起動

Explorerから、実行ファイル「simple_rename.exe」を実行します。 キーボードでは Enterキー押下、マウスはダブルクリックです。

●終了

ファイルメニューから「SimpleRenameの終了」を実行します。または、Altキー+F4 を押します。

詳しい操作の説明は、ソフトを起動してから「ヘルプ」を開いてお読み下さい。ヘルプメニューから開くことが出来ます。

著作権

「SimpleRename」の著作権は、yanikunが所有しています。

再配布について

個人レベルでの再配布は、これを許可します。 ただし、プログラム本体とファイル構成を改変しないよう、お願いいたします。

免責

このソフトを使用したことによるいかなる損害に対しても、作者は責任を負わないこととします。

必要なランタイム

「ランタイム」というのは、そのソフトを動かすのに必要な外部プログラムのことです。 このソフトを使用するためには .NET Framework 2.0以上のランタイムが必要です。

●Windows Vista / Windows7 の場合

Windows Vista / 7には .NET Framework 3.0があらかじめインストールされています。何もインストールせずに、そのまま利用できます。

●Windows XPの場合

Microsoft .NET Framework 2.0以上がインストールされていない場合は、Windows Update/Microsoft Updateから入手して下さい。 次の2つを順番にダウンロード・インストールしてください。
※NET Framework 3.0/3.5がインストールされている場合は、2.0を改めてインストールする必要はありません。

Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 1 (x86)

Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 1 (x86) 日本語 Language Pack

●.NET Framework 2.0 以上がインストールされているかどうか の確認の方法

コントロールパネルから「プログラムの追加と削除」を開きます。
その中に 次のような項目があれば、お使いのコンピューターに .NET Framework 2.0 以上のランタイムがインストールされています。

Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 2
Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 2 Language Pack - JPN
Microsoft .NET Framework 3.0 Service Pack 2
Microsoft .NET Framework 3.0 Service Pack 2 Language Pack - JPN
Microsoft .NET Framework 3.5 SP1
Microsoft .NET Framework 3.5 Language Pack SP1 - jpn

連絡先

不具合の連絡や、要望などありましたら、こちらからお願いします。

ただし、事情により、こちらからの返信が遅れたり、出来なかったりする場合があります。 また、不具合の修正や、機能の追加などは、作者のスキルに依存しますので、大幅に遅れたり、そもそも出来なかったりする場合があります。あらかじめご了承下さい。

既知の不具合と対策

お使いのパソコンの環境によっては、サピエからダウンロードした 自己解凍型の点字データのファイル(図書名.exe)を、ファイルメニュー または送るメニューから読み込んだ時に、次のようなエラーメッセージが現れて、解凍できない場合があります。

「この形式に対応したアーカイブDLLが見つかりませんでした。」

対応策

上記のエラーメッセージが現れた時は、「はい」または「いいえ」、どちらでもかまいませんので、ボタンを押して、ダイアログボックスを閉じて下さい。
※送るメニューから読み込んだ時は、ファイル名が何も読み込まれていない状態で「SimpleRename」が起動します。

そこで、いったん「SimpleRename」を閉じるか、Altキー+Tabキーでタスクを切り替えてから、次の手順で 自己解凍型のファイルを解凍し、解凍したファイル またはフォルダを、あらためて読み込んでからリネームを行なって下さい。

自己解凍型のファイルを解凍する手順

1.Explorerで、目的の自己解凍型のファイル(図書名.exe)にカーソルを合わせます。

2.Enterキーを押します。 すると、「セキュリティの警告」のダイアログボックスが表示されます。

3.最初はフォーカスが「キャンセル」のボタンに合っていますので、左矢印キーで「実行」のボタンに移動して Spaceキーを押します。

4.すると、「解凍」のダイアログボックスが表示されて、 「展開先のフォルダを指定してください」とガイドされます。

5.解凍しようとしている 自己解凍型のファイルと同じフォルダ(現在 開いているフォルダ)と同じフォルダの名前が、あらかじめ入力されています。

6.フォルダの名前を確認したら、Tabキーで「OK」のボタンに移動して Spaceキーを押します。

7.同じフォルダの中に、解凍されたフォルダが作成され、フォルダの中に点字データのファイルが入っています。

8.そのフォルダ、または フォルダを開いてファイルを表示してから、ファイルメニューか送るメニューを使って読み込んで下さい。


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