はじめに
私がこのソフトを作成しようと想ったきっかけは、下記のページを読んだことです。
このページには、Microsoft Wordを使って領収証などの帳票を作成する方法が記述されています。しかし、ここで紹介されている手順は、私にはハードルが高すぎて、手も足も出ませんでした。
そこで、別の方法を使って、領収証を作成する方法はないかと考えて作ったのがこのソフト「Wordで領収証」です。準備に少し手間はかかりますが、実際に領収証を作成する時は、お客様の氏名・金額・内訳の三項目を入力するだけです。
また、ハンコの画像を事前に作成し、それを表示して印刷することも出来ます。
※画像を直接扱う必要はありません。名字を入力するだけです。詳しくは「ヘルプ」をお読み下さい。
領収証は、A4 または B5 の用紙の上半分に印刷されます。下半分は、その控えになります。ペーパーカッターなどで、用紙の半分の所で切ってから、お客様に上半分お渡し下さい。
注意
入力のダイアログボックスを閉じた時のエラーについて
メニューからダイアログボックスを呼び出し、Escapeキーなどで閉じた後、再び同じダイアログボックスを表示しようとすると、エラーになる場合があります。
このエラーが発生した時は、おそれいりますが、ソフトを再起動してから操作されるよう、お願いいたします。
外部プログラムのインストール
このソフトを使うためには、Microsoft Office製品をインストールするほかに、「Officeプライマリ相互運用機能アセンブリ(PIA)」をインストールする必要があります。
この外部プログラムについて、詳しいことは
必要な外部プログラム
の項目を参照して下さい。
Windows7をお使いの場合
Windows7をお使いの場合は、Cドライブではなく、Dドライブにフォルダを置いて使って下さい。Cドライブにフォルダを置くと、エラーになって使用出来ないことがあります。
お使いのパソコンに Cドライブしか無い場合は、ソフトを起動する時に、以下の手順で「管理者として実行」して下さい。
1.ソフトの実行ファイル「word_receipt.exe」にカーソルを合わせて Applicationキーを押してコンテキストメニューを開きます。
2.下矢印キーで「管理者として実行」を選んで Enterキーを押します。
3.UACの画面が現れたら「はい」のボタン(または Alt+Y)を押して許可を与えて下さい。
ソフトの概要
ソフト名 | Wordで領収証 |
---|---|
バージョン | 1.00 |
種別 | フリーソフト(無料) |
動作確認 |
Windows7 Pro 64bit SP1 + PC-Talker7 2.12 WindowsXP SP3 + PC-Talker XP 2.07 Microsoft Word 2003 Microsoft Word 2007 Microsoft Word 2010 ※以上は作者の環境で確認済。 Microsoft Word 2013 ※2013 は、ユーザーの方の報告によって確認。 |
必要な外部プログラム |
.NET Framework 2.0以上 Officeプライマリ相互運用機能アセンブリ(PIA) |
作者 | yanikun |
著作権者 | yanikun |
開発環境 | 日本語プログラミング言語「プロデル」 0.7.297 |
インストールとアンインストール
●インストール
ダウンロードした「word_receipt.zip」を、任意の場所に解凍して下さい。他のインストール作業は必要ありません。
Windows7をお使いの場合は、Cドライブではなく、Dドライブにフォルダを置いて使って下さい。Cドライブにフォルダを置くと、エラーになって使用出来ないことがあります。
お使いのパソコンに Cドライブしか無い場合は、ソフトを起動する時に「管理者として実行」して下さい。
●アンインストール
解凍して出来たファイルを、フォルダごと削除して下さい。レジストリは使用していません。
操作
●起動
Explorerから、実行ファイル「word_receipt.exe」を実行します。
キーボードでは Enterキー押下、マウスはダブルクリックです。
※Windows7でエラーになる場合は、「管理者として実行」して下さい。
●終了
Altキーで「作成」メニューを開き、「終了」を選んで Enterキーを押して下さい。または、Altキー+F4キーを押して下さい。
※その他、詳しい操作方法については、ヘルプをご参照下さい。メイン画面にヘルプが表示されています。
また、HTML版のヘルプも用意しています(別ウィンドウで開きます)。
必要な外部プログラム
このソフトを使用するためには、Microsoft Word の他に、「Officeプライマリ相互運用機能アセンブリ(PIA)」と「.NET Framework 2.0(以上)」の、二つの外部プログラムが必要です。
Officeプライマリ相互運用機能アセンブリ(PIA)
Microsoft Officeのバージョンに対応したプログラムをダウンロード → インストールして下さい。
プログラムの名前はたいそうなものですが、インストールそのものは、それほど難しくはありません。
※以下の手順の中で、ダウンロードしたファイルをそのまま展開すると、数個のファイルがバラバラに飛び散ってしまいます。
あらかじめ、展開先のフォルダを作成しておいて、そのフォルダに展開することをおすすめします。
Microsoft Word 2010 / 2013
1.Microsoftの公式の配布ページにアクセスします(別ウィンドウが開きます)。
2.このページの「Download」というリンクを押して、適当な場所に保存します。 ダウンロードされるファイル名は、「PIARedist2.exe」です。
ダウンロード直リンクは、以下のURLです(別ウィンドウが開きます)。
http://www.microsoft.com/en-us/download/confirmation.aspx?id=3508
3.Explorerから、ダウンロードしたファイル「PIARedist2.exe」を実行します。
UACの画面が現れたら、「はい」のボタンを押して許可を与えて下さい。
4.ウィンドウが表示されて、
「Click here to &accept the Microsoft Software License Terms.」というチェックボ
ックスにチェックを付けます。
※ここは、使用許諾条項に同意するか? という意味のチェックボックスです。
5.Tabキーで「&Continue」のボタンに移動して Spaceキーを押します。
6.ファイルをどこのフォルダに展開するかを指定するためのダイアログボックス(Windows標準のフォルダを選択するダイアログボックス)が表示されますので、適当な場所、例えば「デスクトップ」などを指定して「OK」ボタンを押します。
※あらかじめ展開先のフォルダを作成してある場合は、そのフォルダを指定します。
「Microsoft Office 2010 Primary Interop Assembliesのメッセージ Files extracted successfully. エンターは OK」とガイドがあり、指定した場所に「o2010pia.msi」とい うファイルが展開されます。
7.その「o2010pia.msi」を、Enterキーを押して実行すると、英語で「お待ち下さい」というような意味のメッセージが表示されます。
そのまま、しばらく待ちます。すると、数秒でインストールが完了します。その時、完了
のメッセージはありませんが、先ほどのメッセージボックスが消えています。
以上でインストールは完了です。
Word 2007
1.Microsoftの公式配布サイトにアクセスします(別ウィンドウが開きます)。
2.このページの「Download」というリンクを押して、適当な場所に保存します。
ダウンロードされるファイル名は、「PrimaryInteropAssembly.exe」です。
ダウンロード直リンクは、以下のURLです(別ウィンドウが開きます)。
http://www.microsoft.com/en-us/download/confirmation.aspx?id=18346
3.ここから後の手順は、2010 用のプログラムと同じです。
インストールの実行ファイル名は「o2007pia.msi」です。
Word 2003
「word_receipt.zip」を解凍したフォルダに同梱されている、「O2003PIA.MSI」にカーソルを合わせて、Enterキーを押して実行して下さい。インストールが開始されます。
インストールにそれほど時間はかかりませんが、完了のメッセージはありません。
Windows7/Vistaでは、UACの画面が出ますが、「はい(Y)」「続行」を押して許可を与えて下さい。
※Office 2003は、2014年4月でMicrosoftのサポートが終了します。その後の使用は、セキュリティに注意して下さい。出来れば、インターネットと接続しない環境でお使いになることをおすすめします。
.NET Framework 2.0(以上)
●Windows Vista / Windows7 の場合
Windows Vista / 7には .NET Framework 3.0があらかじめインストールされています。何もインストールせずに、そのまま利用できます。
●Windows XPの場合
Microsoft .NET Framework 2.0以上がインストールされていない場合は、Windows Update/Microsoft Updateから入手して下さい。
次の2つを順番にダウンロード・インストールしてください。
※NET Framework 3.0/3.5がインストールされている場合は、2.0を改めてインストールする必要はありません。
Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 1 (x86)
Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 1 (x86) 日本語 Language Pack
●.NET Framework 2.0 以上がインストールされているかどうか の確認の方法
コントロールパネルから「プログラムの追加と削除」を開きます。
その中に 次のような項目があれば、お使いのコンピューターに .NET Framework 2.0 以上のランタイムがインストールされています。
Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 2
Microsoft .NET Framework 2.0 Service Pack 2 Language Pack - JPN
Microsoft .NET Framework 3.0 Service Pack 2
Microsoft .NET Framework 3.0 Service Pack 2 Language Pack - JPN
Microsoft .NET Framework 3.5 SP1
Microsoft .NET Framework 3.5 Language Pack SP1 - jpn
著作権
以下のプログラムの著作権は、それぞれの著作権者に帰属します。それ以外の、プログラム本体と関連ファイルの著作権は、yanikunに帰属します。
GSstamp.exe = 岡田太郎様
O2003PIA.MSI = Microsoft社
Produire.Office.dll = ゆうと様
再配布について
個人レベルでの再配布は、これを許可します。 ただし、プログラム本体・ヘルプファイルとファイル構成を改変しないよう、お願いします。
免責
このソフトを使用したことによるいかなる損害に対しても、作者は責任を負わないこととします。
連絡先
不具合の連絡や、要望などありましたら、こちらからお願いします。
ただし、事情により、こちらからの返信が遅れたり、出来なかったりする場合があります。 また、不具合の修正や、機能の追加などは、こちらのスキルに依存しますので、大幅に遅れたり、そもそも出来なかったりする場合があります。
謝辞
1.ハンコの画像の作成には、岡田太郎様のソフト「GSstamp」を使用させていただきました。使用を快諾していただいた岡田様に、この場を借りてお礼を申し上げます。
岡田様のサイト = G Style Garage
http://www.g-stylish.com/index.htm
2.英語がまるでダメな私に、日本語でプログラムを作れる環境を与えていただいた ゆうと様に感謝いたします。
日本語プログラミング言語「プロデル」
http://rdr.utopiat.net/index.html
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