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このページは、
「読み辞書の編集」のショートカットを、AOKメニューに追加する
のページと関連したものです。
上記のページでは、WindowsXP環境で、「読み辞書の編集」のショートカットを、AOKメニューに追加する方法について書いています。
ここでは、Windows7環境でスタートメニューに「読み辞書の編集」のショートカットを表示させる方法と、読み辞書の一覧を利用して、顔文字を入力する方法について記述しています。
また、入門者のかた向けに、読み辞書への熟語の登録の方法についても説明してあります。
1.スタートメニュー、またはAOKmenuから、MySupportを起動し、下矢印キーで「ツール」を選んでEnterキーを押します。
2.「ツール」のメニューがタテ一列に表示されますので、「読み辞書の編集」の所でEnterキーを押します。
「読み辞書の編集 起動」と音声がして、「読み辞書の編集」のウィンドウが開きます。
3.さらに、「読み辞書の編集 一覧の選択 熟語の追加」と音声がします。
この「読み辞書の編集」のウィンドウは、リストビューになっています。
タテ一列に、既に登録されている単語が表示されていて、一番下に「熟語の追加」という項目があります。
そして、ウィンドウが開いた時に、「熟語の追加」の項目の所にカーソルが合っているため、「熟語の追加」と読み上げるようになっています。
そこで、そのままEnterキーを押します。すると「熟語の追加」のダイアログボックスが開きます。
*ここでは例として、「罠」という漢字の読みを登録することにします。なぜか PC-Talkerは、この漢字を「びん」と読んでしまうので、わかりにくいためです。
このように、熟語ではなく、ひとつの漢字でも登録することが出来ます。
4.「熟語の追加」のダイアログボックスが開くと、「熟語のエディット 文字入力」と音声がします。ここは、登録したい熟語を入力するボックスです。
「わな」と入力してから漢字に変換して、Enterキーで確定します。
※MyEditやNetReaderなどからコピーしたものを貼り付けてもOKです。
5.次に、Tabキーを押します。「読みのエディット 文字入力」と音声がします。
ここは、読み方を入力するボックスです。先ほどの熟語を、PC-Talkerにどう読ませたいかを入力します。
ここでは「わな」とひらがなで入力して、そのまま確定します(
#注
)。
6.次に、Tabキーで「OK」のボタンに移動してEnterキーを押します。
「わな を登録しました」と音声がして、登録のダイアログボックスが閉じます。
そして、元のリストビューの画面に戻ります。カーソルは再び「熟語の追加」に合っています。ここで上矢印キーを押すと、いま登録した熟語を読みます。
7.Altキー+F4キーを押します。すると、
「読み辞書の編集の情報メッセージ 登録内容に変更があります。辞書を構築して終了します。 エンターは はい Nは いいえ エスケープは キャンセル」と音声がしますので、Enterキーを押します。
「読み辞書の編集」のウィンドウが閉じて、登録が完了します。
※複数の熟語を続けて登録したい場合は、先ほどの「熟語の追加」のダイアログボックスで、「OK」のボタンから、さらにTabキーを押した所にある「続けて登録する」のチェックボックスに、Spaceキーでチェックを付けてから、登録の作業を行ないます。
#注
:「読み辞書」に読みを登録する時には、ひらがなだけでなく、カタカナや半角/全角のアルファベット(ローマ字)でも登録することができます。
登録した後に、もう一度 自分の思い通りに読んでいるかどうかを確認してみて、気に入らなかったら、文字の種類を変えて試してみてください。
実践環境は、Windows7 Pro 32bit+PC-Talker7 2.02です。
1.Windows7での「読み辞書の編集」の実行ファイルは、以下の場所にあります。
C:\Program Files\KSD\PCTalker\MJukugo.exe
2.「コンピューター」を起動して、Cドライブ(システムドライブ)にカーソルを合わせてEnterキーを押します。
Cドライブが開き、その中のフォルダとファイルの一覧が表示されます。
※「システムドライブ」というのは、Windowsがインストールされているドライブで、一般的にはCドライブになっています。また、Cドライブのドライブ名は、それぞれのパソコンによって違っていますが、**(C)となっています。
3.フォルダとファイルの一覧から、「Program Files」にカーソルを合わせてEnterキーを押します。
「Program Files」の中のフォルダとファイルの一覧が表示されます。
4.その一覧から、「KSD」にカーソルを合わせてEnterキーを押します。
「KSD」の中のフォルダとファイルの一覧が表示されます。
5.一覧の中の、「PCTalker」にカーソルを合わせてEnterキーを押します。
「PCTalker」の中のフォルダとファイルの一覧が表示されます。
6.一覧の中の、「MJukugo.exe」にカーソルを合わせます。
Altキーでメニューを開き、上下矢印キーで「スタートメニューに表示する」を選んでEnterキーを押します。
これでスタートメニューの一覧に「MJukugo」というショートカットが表示されるようになります。呼び出す時は、Windowsキーでスタートメニューを開き、「プログラムとファイルの検索」のテキストボックスに m j と入力すると、検索結果の一覧の中に「MJukugo」が表示されます。
ただ これだと、ショートカットの名前を変更することが出来ません。名前をもっとわかりやすく、たとえば「yomijisyo」に変えたい時は、次のようにします。
※「読み辞書の編集」というように、日本語の名前でももちろんいいのですが、「yomijisyo」のように、半角アルファベットにしておいた方が、あとで呼び出しやすくなるため、ここでは「yomijisyo」に変更する例を紹介します。
1.上記と同じ手順で、「コンピューター」で「PC-Talker」のフォルダを開きます。
一覧の中の、「MJukugo.exe」にカーソルを合わせます。
Altキーでメニューを開き、上下矢印キーで「ショートカットの作成」を選んでEnterキーを押します。
2.「ショートカットのメッセージ ここにショートカットを作成することはできません。デスクトップ上に作成しますか? エンターは はい Nは いいえ」と音声がしますので、SpaceキーまたはEnterキーを押します。
デスクトップに、「MJukugo.exe - ショートカット」という名前のショートカットが作成されます。
3.Windowsキー+D(Delta)を押して、デスクトップにフォーカスを移動します。
矢印キーで「MJukugo.exe - ショートカット」にカーソルを合わせて、F2キーを押します。
名前を変更できる状態になりますので、BackSpaceキー またはDeleteキーで、元の文字列を全て削除します。
次に、「yomijisyo」と半角アルファベットで入力してから、Enterキーを押して確定します。
※いったん矢印キーで隣のショートカットアイコンに移動させてから、再びカーソルを戻すと、「yomijisyo」と読みます。
4.Applicationキー またはShiftキー+F10キーを押してコンテキストメニューを開きます。
5.上下矢印キーで、メニューの中の「スタートメニューに表示する」を選んでEnterキーを押します。
これで、スタートメニューの一覧に「yomijisyo」というショートカットの項目が表示されるようになります。
6.Windowsキーでスタートメニューを開き、「プログラムとファイルの検索」のテキストボックスに、y と入力します。
検索結果が表示されますので、「yomijisyo」を探してEnterキーを押します。そして「読み辞書の編集」が起動することを確認して下さい。
確認したら、先ほどデスクトップに作成したショートカットアイコンは、削除してもかまいません。
最近は、視覚障害者のメールやブログなどでも、顔文字が使用されることが多くなっています(特に若い人)。
そこで、PC-Talkerの読み辞書の一覧を利用して、顔文字の入力を簡単に行なう方法を紹介いたします。
MS-IMEのメニューを使って顔文字を入力する方法
もありますが、ふたつ問題があります。
変換モードを切り替えるのに手間がかかることと、PC-Talkerをはじめとするスクリーンリーダーで正しく読み上げないものが変換候補に含まれていることです。
その点、PC-Talkerの読み辞書の一覧を利用すれば、準備に手間がかかりますが、その後は簡単に変換できますし、相手がPC-Talkerのユーザーであれば、正しく読み上げてくれます。
1.スタートメニュー、またはMySupportから「読み辞書の編集」を起動します。
2.Altキーでメニューを開き、上矢印キーで「読み辞書の書き出し」を選んでEnterキーを押します。
3.ファイルを保存するダイアログボックスが現れます。
ファイル名の所に「読み辞書.CSV」という名前が既に入力されていて、普通は「ドキュメント」に保存されるようになっていますので、そのままEnterキーを押して保存します。
4.Altキー+F4キーで「読み辞書の編集」のウィンドウを閉じます。MySupportから起動した場合は、MySupportも閉じます。
5.MyFileを起動して、「ドキュメント」を開きます(Altキー+数字の1)。
「ドキュメント」ではなく、MyFileを使うのは、後の作業が(少し)楽だからです。
6.先ほど保存した「読み辞書.CSV」にカーソルを合わせて、Ctrlキー+Enterキーを押します。MyEditが起動して ファイルが開きます。
7.このファイルを開く戸、あらかじめ、最初の方に顔文字の読みが登録されています。
例えば、
(*_*) (*_*),困った
というのが登録されていて、顔文字と読みは, コンマで区切られています。
※最初の(*_*)は、全角文字に変えてあります。半角文字のママだと、PC-Talkerがそのまま読んでしまい、わかりにくいためです。
7., コンマ の前の顔文字のところを範囲選択して、Ctrlキー+Cでコピーします。
※, コンマがあるとわかりにくい、という場合は、MyEditの置換機能を使って、たとえば全角スペースなどに置き換えてから作業をして下さい(
置換=置き換えの方法についてはこちらをお読み下さい
)。
8.Ctrlキー+F10キーを押します。すると、MS-IMEのメニューが開きます。
※音声はありません。
9.下矢印キーで「単語/用例の登録」を選んでEnterキーを押します。登録のダイアログボックスが開きます。
10.「読み」と音声がします。ここは変換前の文字を入力するボックスです。
例えば「こまった」と、ひらがなで入力してEnterキーで確定します。
12.Tabキーを押すと、次の「語句」のボックスに移動します。ここには、先ほどコピーしておいた文字列が既に入力されています(PC-Talker7 2.02では読み上げ有り)。
13.そこからTabキーで「登録」のボタンに移動して、Spaceキーを押します。
元の「読み」の所にフォーカスが戻ってきますので、ダイアログボックスを
Escapeキーで閉じます。
※フォーカスが戻ってくるのは、続けて登録するためです。続けて登録する必要のない場合は、Escapeキーを押して閉じます。
以上で登録の作業は完了です。こうして登録すると、次に「こまった」とひらがなで入力してSpaceキーを押すと、(*_*) (*_*) と変換候補が現れるようになります。もちろん、普通の漢字変換「困った」も続けて出て来ます。
他にも登録したい顔文字があれば、この作業を必要なだけ繰り返します。
※最初の(*_*)は、全角文字に変えてあります。
1.カーソルを、置換したい箇所よりも前にもっていきます。文書全体を置換したい場合は、文書の先頭=1行目の1ケタ目にもっていきます(トップポジション 1の1 とガイドされます)。
2.Altキーでメニューを開き、右矢印キーで「検索」まで移動します。
3.下矢印キーで「置換」を選んでEnterキーを押します。「置換」のダイアログボックスが開きます。
※ショートカットキーは、Ctrlキー+Hです。
4.最初は、置換する前の文字列を入力するテキストボックスにフォーカスされています。
音声では「検索する文字列」と読みます。
半角/全角キーを押して、変換停止モードにしてから , コンマ を入力します。
5.そこからTabキーを押すと、「置換する文字列」を入力するテキストボックスです。ここに、置き換えたい文字列を入力します。
ここでは例として、全角スペースに置換することにします。半角/全角キーを押して、日本語変換モードに戻してから、Spaceキーを押して全角スペースを入力します。
6.そこからTabキーを押すと、「完全一致で検索する」のチェックボックスです。Spaceキーを押してチェックを付けます。
7.Tabキーを押して「実行」のボタンに移動してEnterキーを押します。
8.置換が実行され、まず最初の, コンマの所にカーソルがジャンプします。そして、「置換のメッセージ 処理の選択 エンターは 置換 Nは 次を検索 Aは すべて置換 エスケープは キャンセル」と音声ガイドされます。
ここでは全て置換したいので、アルファベットのAをおします。
9.置換が終わると、「x個を置換しました」とメッセージが表示されますので、Enterキーを押します。
※間違って置換してしまった場合は、Ctrlキー+Zを押して元に戻すことが出来ます。
1.MyEditやメモ帳などのテキストエディタ、またはワープロを起動します。
2.Ctrlキー+F10キーを押します。MS-IMEのメニューが開きます。
3.上下矢印キーで「変換モード」にカーソルを合わせて、右矢印キーを押します。
4.サブメニューが開きますので、上下矢印キーで「話し言葉優先」を選んでEnterキーを押します。
5.「かお」と入力してからSpaceキーを押します。変換候補の一覧に顔文字が表示されます。
6.顔文字の入力が終わったら、「変換モード」を「一般」に戻しておきます。
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