はじめに
このページでは、音声とキーボードで操作できるファイル変換ソフトを3本 紹介します。
この中で紹介している NCH社のソフトは、スキあらば他のソフトをインストールさせようとしたり、有料の製品版を購入させようと誘導したり、起動時にひと手間(後述)必要だったりと、いろいろ面倒な点も多いのですが、この手のソフトは音声とキーボードだけで操作できるものが少ないので、あえて紹介しています。
※本文の中でも触れていますが、NCH社のソフトをインストールする時は、不要なソフトなどをインストールしないように、注意が必要です。
とは言っても、NCH社のソフトには、危険なものや怪しいものは(今のところ)見当たらないようですし、間違ってインストールしても、きちんと削除することが出来ます。
※2013年7月20日:Pazera Free Audio Extractor の項目に、送るメニューに登録する方法を追記しました。
実践パソコン環境
Windows7 Pro 64bit SP1 + PC-Talker7 2.12
※2013年7月 現在
Pazera Free Audio Extractor
「Pazera Free Audio Extractor」は、本来は動画ファイルから音声を抽出するソフトですが、音声ファイルから別の形式の音声ファイルへの変換も出来ます。
最初に設定を済ませておくと、あとは簡単なキー操作で変換することが可能です。
ソフトの概要
ソフト名 | Pazera Free Audio Extractor |
---|---|
動作OS | Windows 7/Vista/XP/2000 |
種別 | フリーソフト |
作者 | Jacek Pazera 様 |
公式サイト: | Pazera Free Audio Extractor - Convert AVI to MP3, WMA, FLAC and other audio formats - Jacek Pazera |
対応している 入力ファイル形式(抜粋) |
mp4 flv avi mpg(MPEG1/MPEG2) wmv swf |
対応している 出力ファイル形式(抜粋) |
mp3 wav wma |
必要なランタイム | 特に無し |
ダウンロード
公式サイト:
Pazera Free Audio Extractor - Convert AVI to MP3, WMA, FLAC and other audio formats - Jacek Pazera
にアクセスすると、「download」と「download portable version」の、二つのボタンがありますが、「download portable version」の方のボタンを押してダウンロードして下さい。
※最初の「download」のボタンは、インストーラ版のダウンロードのボタンです。 インストーラ版もポータブル版も機能は同じです。 また、インストーラ版は、インストールする時に他のソフトをインストールさせようとする所があります(その部分を PC-Talkerが全く読まないため推測ですが)。 ですから、ポータブル版の方をおすすめします。
「download portable version」のボタンを押すと、「セキュリティの警告」のダイアログボックスが現れます。
左矢印キーを押して、「保存」のボタンに移動して Spaceキーを押します。 保存のダイアログボックスが表示されますので、適当な場所(Windows7の初期設定では ダウンロード フォルダが選択されます)に、「Pazera_Free_Audio_Extractor_PORTABLE.zip」を保存します。
*注1: Internet Explorerでダウンロードがブロックされたら…
インストール
インストール作業は必要ありません。ダウンロードした「Pazera_Free_Audio_Extractor_PORTABLE.zip」を解凍するだけです。
ただし、解凍先を変更する場合は、解凍する前に「AudioExtractor」というような名前で、必ずフォルダを作成しておき、そこに解凍するようにして下さい。
そうしないと、解凍されたファイルがバラバラに飛び散って、悲惨なことになりますので。
Windows7での解凍の手順については、下記のページをお読み下さい。
※「解凍レンジ」を使う場合は、「ここにフォルダ付き解凍」を選びましょう。
⇒解凍レンジ〜便利で簡単な圧縮ファイルの解凍ソフト
アンインストール
解凍したファイルをフォルダごと削除します。
使い方
起動
Explorerで、解凍したファイルの中の「AudioExtractor.exe」にカーソルを合わせて Enterキーを押します。
*注2: 起動しようとすると「セキュリティの警告」のダイアログボックスが現れる場合は…
終了
Altキーでメニューを開き、上矢印キーで「Exit」を選んでEnterキーを押します。または、 Altキー+F4キーを押します。
操作
このソフトは、Altキーでメニューを開いても操作は出来ますが、問題があります。
1.全部 英語である。
2.反応が遅い。
3.Altキーを押してから、右矢印キーを押してもトップ項目を読まない。
…というわけで、操作はショートカットキーでするようにしましょう。
※メイン画面の ファイルのリストビューにフォーカスがある時に、Applicationキーを押すと、コンテキストメニューが開きます。そこからいろいろな操作をすることも可能です(やっぱり英語ですが)。
変換元のファイルの読込
起動したら、Ctrlキー+Oを押します。ファイルを開くダイアログボックスが現れますので、ファイルを選択します(複数のファイルを選択可能)。
※「送る」メニューにショートカットを作成して、そこから読み込むことも出来ますが、なぜか複数ファイルの読込が出来ません。
※送るメニューへの登録の仕方は、この後に記述してあります。
変換するファイルを確認
ファイルを開く戸、リストビューにフォーカスされています。上下矢印キーでリストビューを確認して下さい。
複数のファイルを読み込んだ時は、Shiftキー+上下矢印キーで全てのファイルを選択状態にします。
確認するには、Shiftキーを押します。すると、選択状態のファイル名を続けて読み上げます。
※Ctrlキー+Aで全て選択出来るようにメニューには書いてありますが、なぜか選択状態になりません。
設定
変換を実行する前に、初期設定をしておきましょう。
1.リストビューから Tabキーを2回押した所が、変換終了後の動作を選択するドロップダウンリストです。
下矢印キーを押して「Close application」を選択しておくと、変換が終わった時に、アプリケーションが終了して、ウィンドウも閉じるのでおすすめです。
2.そこから Tabキーを押すと、変換後のファイルの出力先をどこにするかを選択するラジオボタンです。矢印キーで選択します。
「Output directory = Input directory」にしておくと、変換前のファイルと同じフォルダに出力されます。
別のフォルダを指定したい時は、ここで下矢印キーを押します。
この段階では読み上げないのですが、ここは出力先のフォルダ名が入力されています。
※初期値では、実行ファイル「AudioExtractor.exe」のあるフォルダが入力されています。
Tabキーを押して「Browse」のボタンに移動して Spaceキーを押します。
フォルダを選択するダイアログボックスが開きますので、出力先のフォルダを選択して、「OK」のボタンを押します。
Shiftキー+Tabキーを押して、先ほどのボックスに戻ると、選択されたフォルダ名が入力されています。
3.そこから Tabキーを4回 押すと、変換するファイル形式を選択するドロップダウンリストです。上下矢印キーで、変換後のファイル形式を選択します。
変換
設定が終わり、ファイルを確認したら、Ctrlキー+E(echo)を押します。変換が開始されます。
変換が終了した時に、アプリケーションを終了するように設定してあると、変換が終わると、アプリケーションが終了してウィンドウが閉じます。
送るメニューにショートカットを登録する
以下の手順は、Windows7での操作の例です。
1.「コンピューター」を起動して、「Pazera_Free_Audio_Extractor」のフォルダを開きます。
2.「AudioExtractor.exe」にカーソルを合わせて、Altキーを押します。
3.上下矢印キーで「ショートカットの作成」を選んで Enterキーを押します。
4.「AudioExtractor.exe - ショートカット」というショートカットファイルが作成されます。
5.「AudioExtractor.exe - ショートカット」にカーソルを合わせて、Ctrlキー+C(コピー)、または Ctrlキー+X(切り取り)を押します。
6.Windowsキー+R を押します。 「ファイル名を指定して実行」のダイアログボックスが開きます。
7.テキストボックスに
shell:sendto
(WindowsXP の場合は sendto)
と入力します。
8.Tabキーで「OK」のボタンに移動して Spaceキーを押します。 Explorerが起動して、送る(sendto)フォルダが開きます。
9.Ctrlキー+V を押します。 先ほどコピー または切り取っておいたショートカットファイルが貼り付けられます。
10.Altキー+F4キーを押して、Explorerを閉じます。 同様に、「コンピューター」を閉じます。 これで完了です。
送るメニューからファイルを読み込む
1.「コンピューター」や「ドキュメント」を起動して、変換したいファイルにカーソルを合わせて、Altキー または Applicationキーを押してメニューを開きます。
2.上下矢印キーで「送る」を選んで、右矢印キーを押します。
3.サブメニューが開きますので、上下矢印キーで「AudioExtractor.exe - ショートカット」を選んで Enterキーを押します。 指定したファイルを読み込んだ状態で、Pazera Free Audio Extractorが起動します。
バッチファイルで処理
変換スルファイルが沢山あり、時間がかかりそうだけど、今は他にやりたい作業があるので、後でまとめて処理したい…という場合は、バッチファイルを作成しておくことも出来ます。
Altキーでメニューを開き、下矢印キーで「Save BAT File」を実行すると、ファイルを保存するダイアログボックスが現れます。適当な名前を付けて保存しておき、後で実行します。
──Pazera Free Audio Extractor の項目 終わり
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Switch
※2014年11月5日:サイトの変更のためか、ダウンロード先の部分が変わっているようなので、その部分を修正しました。
「Switch」を使い始めたきっかけは、MIDI(.mid)ファイルを、wav/mp3に変換するためでした。MIDIファイルを変換することが出来て、音声とキーボードで操作が出来るソフトが他に見つからなくて、このソフトに落ち着きました。
もちろん、他のファイル形式にも幅広く対応していて、音声 → 音声の変換だけでなく、動画ファイルから音声を抽出することも出来ます。
ソフトの概要
ソフト名 | Switch 音声ファイル変換ソフト |
---|---|
動作OS | Windows 8/7/Vista/XP |
種別 | フリーソフト(有料の製品版の機能と用途を制限したもの) |
作者 | NCH ソフトウェア 様 |
公式サイト: | Wavやmp3、dvd、midi、flac、 dvf、wma など様々な音声ファイル形式を簡単変換 |
対応している 入力ファイル形式(抜粋) |
Wave mp3 Ogg WMA RealAudio |
対応している 出力ファイル形式(抜粋) |
Wave mp3 AIFF Vox Raw |
必要なランタイム | 特に無し |
ダウンロード
公式サイト:
Wavやmp3、dvd、midi、flac、 dvf、wma など様々な音声ファイル形式を簡単変換
にアクセスして、
wav mp3 変換 フリー ソフト
のリンクからダウンロードします。
「セキュリティの警告」のダイアログボックスが現れます。
左矢印キーを押して、「保存」のボタンに移動して Spaceキーを押します。
保存のダイアログボックスが表示されますので、適当な場所(Windows7の初期設定では ダウンロード フォルダが選択されます)に、実行ファイル「switchsetup.exe」を保存します。
または、「実行」のボタンを押してインストール作業に進みます。
インストール
Explorerで、実行ファイル「switchsetup.exe」にカーソルを合わせて Enterキーを押します。
UAC(ユーザーアカウントコントロール)の画面が出たら、 「はい(Y)」を押して許可を与えます。
最初は、利用規約に同意するかどうかをたずねる画面です。 「 同意する」のボタンを押して、次に進みます。
次の画面では、慎重に操作して下さい。
NCHソフトウェア社のさまざまなソフトを一緒にインストールさせようとするので、不要なもののチェックを外します。
迷ったり、よくわからない場合は、全てのチェックボックスのチェックを外します。
特に、「NCH サーチをデフォルトのWeb 検索に設定する」のチェックは、必ず外しておきましょう。うっかりチェックを付けたままだと、後で設定を変更するのが面倒になります。
チェックを外したら、Tabキーで「終了」のボタンに移動して Spaceキーを押します。 これでインストール作業は終了して、「Switch」が起動します。
ただし、実際に使い始める前に、少し手続きが必要です。
Altキー+F4キーで、いったん「Switch」を閉じます。
すると、ブラウザが起動して、NCH社のホームページが開きます。
いま有料の製品版を買うと割引になります……といった内容で、購入を促すページです。
すぐにブラウザを閉じます。もちろん、有料版を購入したい人は止めませんが。
アンインストール
「Switch」のアンインストールは、コントロールパネルの
プログラムと機能(Windows7)
プログラムの追加と削除(WindowsXP)
から行ないます。
アンインストールを実行するとダイアログボックスが表示され、
下からひとつ選択してください のラジオボタン このソフトウェアをアンインストールする
とガイドされますが、この段階ではラジオボタンのどの項目も選択されていません。
上下矢印キーを押して「このソフトウェアをアンインストールする」を選択状態にしてから、Tabキーで「完了」のボタンに移動して Spaceキーを押します。
すると、アンインストール完了のメッセージが表示されます。
使い方
起動
スタートメニュー → 全てのプログラム → 音声関連ソフトウェア とたどっていって、その中の「音声ファイル変換ソフト」を選んでEnterキーを押します。
または、デスクトップのショートカットアイコンから起動します。
すると、最初に、次のようなダイアログボックスが表示されます。
Switch 音声ファイル変換ソフト 無料版のメッセージ * Switch 音声ファイル変換ソフト は、非営利目的でのみお使いいただけます。 以下のいずれかを選択してください:
このプログラムは、家庭で非営利を目的として使用していることを証明します
営利目的でのご使用における プラス版 のライセンス価格を表示
「このプログラムは、家庭で非営利を目的として……」のボタンにフォーカスが合っていますので、そのまま Enterキー、または Spaceキーを押します。 ダイアログボックスが閉じて、本体を操作出来るようになります。
終了
Altキー+F4キーを押します。または、Altキーでメニューを開き、上矢印キーで「終了する」を選んで Enterキーを押します。
ウィンドウ内の部品
起動すると、「出力フォルダを開く のプッシュボタン」とガイドがあります。
Tabキーを押すと、
「Switch 音声ファイル変換ソフト (ライセンス無し)ご家庭での非営利目的でのご使用のみ のコンボボックス」というガイドが聞こえます。
これは、「Switch」のタイトルバーにそういうふうに書いてあるため、PC-Talkerがそのまま読み上げてしまうためです。 長くてわずらわしいのですが、タダで使えるのだから、とあきらめて下さい。
このコンボボックス(ドロップダウンリスト)は、変換後のファイル形式を選択するリストです。上下矢印キーでファイル形式を選択します。
ここから Tabキーを押して部品を移動しながら説明していきます。
エンコーダ設定 … ボタン
このボタンを押すと、名前のとおり、エンコーダを設定するダイアログボックスが開きます。
初期値は「Standard(高音質)」になっています。詳しい人は、お好みで設定して下さい。わからない時はそのままで。
ソースファイルと同じフォルダに出力 … チェックボックス
変換した後のファイルを、変換元のファイルと同じ場所に出力させたい時はチェックを付けます。
チェック無しの場合は、「参照」のボタンが有効になりますので、そのボタンを押して、出力先のフォルダを指定します。
ソースファイルのフォルダ構成をコピー … チェックボックス
これはたぶん、ファイルやサブフォルダが沢山あるフォルダの中のファイルを大量に一括変換する時に設定するものだと思うのですが、そういう使い方をしたことがないので、よくわかりません。
一覧項目 … リストビュー
変換したいファイルを追加すると、このリストビューに一覧が表示されます。
複数のファイルを追加した時は、変換を実行スル前に、ファイルメニューの「全て選択」を実行するか、Ctrlキー+A を押します。
出力フォルダを開く … ボタン
Explorerが起動して、変換後のファイルの出力先のフォルダを開きます。
※「ソースファイルと同じフォルダに出力」するように設定していると、フォルダは開きません。
参照 … ボタン
変換後のファイルを、元のファイルとは違うフォルダに出力させたい時は、
「ソースファイルと同じフォルダに出力」のチェックを外してから、このボタンを押します。
フォルダを選択するダイアログボックスが開きますので、ツリービューでフォルダを選択してから、「OK」のボタンを押します。
変換 … ボタン
リストビューにファイルが追加されると有効になります。変換するファイルを確認してから、このボタンを押すと、変換が開始されます。
変換が始まると、変換中を報せるダイアログボックスが表示されます。
変換が終ると、このダイアログボックスが閉じて、メイン画面に戻ります。
※「変換」メニューの「ファイルを変換」からも変換を実行することが出来ます。
メニュー
変換元のファイルの追加は、ファイルメニューの「ファイルを追加」または「フォルダの追加」から行ないます。
ファイルを追加
ファイルを開くダイアログボックスが表示されます。追加したいファイルを選択して(複数選択可能)、「開く」ボタンを押します。
フォルダを追加
フォルダを選択するダイアログボックスが表示されます。 追加したいフォルダを選択して「OK」ボタンを押します。
※「CDを追加」というメニュー項目がありますが、使ったことがないのでわかりません。
※「DVDを追加」というメニュー項目もありますが、
著作権保護またはリージョン保護されたDVDのファイルは変換することが出来ません。
オプション設定
Altキーでメニューを開き、上矢印キーで「オプション」お選んで Enterキーを押します。
「オプション」のダイアログボックスが開きます。
このダイアログボックスは、Windowsの設定のダイアログボックスと同じ操作性で、音声とキーボードで操作が可能です。
私が設定を変えているのは、次の項目だけですが、それぞれ好みや必要に応じて設定して下さい。
「その他」のタブに移動して、Tabキーで 「変換の完了時にお知らせ音を鳴らす」のチェックボックスにチェックを付けると、変換が終った時にビープ音が鳴って、終了を報せてくれます。
変換メニュー
Altキーでメニューを開き、右矢印キーを押した所に「変換」メニューがあります。その中の「ファイルを変換」を選んでEnterキーを押すと、変換が開始されます。
※リストビューにファイルが追加されていないと、有効になりません。
Explorerのメニュー
「Switch」をインストールすると、Explorerのファイルメニュー、またはコンテキストメニューに、「Switch 音声ファイル変換ソフトを使って変換」というメニュー項目が追加されます。
この項目を選んで Enterキーを押すと、「Switch」が起動して、選択したファイルがリストビューに追加されます。
このメニュー項目は、Explorerで選択したファイルが、音声/音楽/動画ファイルの場合だけ表示されます。
選択したファイルが動画ファイルの場合は「動画ファイルが見つかりました」というダイアログボックスが現れます。メッセージの内容は以下のとおりです。
現在変換中のファイルは動画ファイルです。Switchではこのファイルの音声部分のみを変換することはできますが、動画を変換することはできません。動画ファイルのフォーマット変換にはPrism 画像変換ソフトをお試しください。今すぐPrism をダウンロードしてインストールしますか? エンターは Prismを使う エスケープは キャンセル
動画から動画の変換を行なわない人は、「キャンセル」のボタンを押すか、Escapeキーを押して下さい。
──Switch の項目 終わり
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Prism
「Prism」は、わりと簡単な操作で動画ファイルの形式を変換することの出来るソフトです。
動画の変換時の設定は、私にはよくわからないので、ほぼ初期設定のままで使っています。
動画ファイルに詳しい人で、もっと詳細に設定を行ないたい人には向きませんが、単純にファイル形式を変換するには便利なソフトです。
ソフトの概要
ソフト名 | Prism |
---|---|
動作OS | Windows 8/7/Vista/XP |
種別 | フリーソフト(有料の製品版の機能と用途を制限したもの) |
作者 | NCH ソフトウェア 様 |
公式サイト: | 使いやすい動画変換ソフトをフリーダウンロード。多彩なフォーマットに対応し、動画圧縮やリサイズもらくらく。 |
対応している 入力ファイル形式(抜粋) |
avi asf wmv divx mpg vob mov mp4 flv |
対応している 出力ファイル形式(抜粋) |
avi asf wmv rm flv mov mp4 mp3 wav |
必要なランタイム | 特に無し |
ダウンロード
公式サイト
使いやすい動画変換ソフトをフリーダウンロード。多彩なフォーマットに対応し、動画圧縮やリサイズもらくらく。
にアクセスして、「無料版のダウンロード」のリンクから、インストールファイル「prismsetup.exe」をダウンロードして保存します。
※なお、このダウンロードのリンクは、一度ダウンロードすると、次からはページから消えてしまいます。
インストール
Explorerで、インストールファイル「prismsetup.exe」にカーソルを合わせて Enterキーを押します。
UAC(ユーザーアカウントコントロール)の画面が出たら、 「はい(Y)」を押して許可を与えます。
最初は、利用規約に同意するかどうかをたずねる画面です。 「 同意する」のボタンを押して、次に進みます。
次の画面では、慎重に操作して下さい。
NCHソフトウェア社のさまざまなソフトを一緒にインストールさせようとするので、不要なもののチェックを外します。
迷ったり、よくわからない場合は、全てのチェックボックスのチェックを外します。
特に、「NCH サーチをデフォルトのWeb 検索に設定する」のチェックは、必ず外しておきましょう。うっかりチェックを付けたままだと、後で設定を変更するのが面倒になります。
チェックを外したら、Tabキーで「終了」のボタンに移動して Spaceキーを押します。 これでインストール作業は終了して、「Prism」が起動します。
ただし、実際に使い始める前に、少し手続きが必要です。
Altキー+F4キーで、いったん「Prism」を閉じます。
すると、ブラウザが起動して、NCH社のホームページが開きます。
いま有料の製品版を買うと割引になります……といった内容で、購入を促すページです。
すぐにブラウザを閉じます。もちろん、有料版を購入したい人は止めませんが。
アンインストール
「Prism」のアンインストールは、コントロールパネルの
プログラムと機能(Windows7)
プログラムの追加と削除(WindowsXP)
から行ないます。
アンインストールを実行するとダイアログボックスが表示され、
下からひとつ選択してください のラジオボタン このソフトウェアをアンインストールする
とガイドされますが、この段階ではラジオボタンのどの項目も選択されていません。
上下矢印キーを押して「このソフトウェアをアンインストールする」を選択状態にしてから、Tabキーで「完了」のボタンに移動して Spaceキーを押します。
すると、アンインストール完了のメッセージが表示されます。
使い方
起動
スタートメニュー → 全てのプログラム → 動画関連ソフト とたどっていって、「動画ファイル変換ソフト」を選んで Enterキーを押します。
または、デスクトップのショートカットアイコンから起動します。
起動すると、最初に 次のようなダイアログボックスが表示されます。
Prism 動画ファイル変換ソフト 無料版のメッセージ * Prism 動画ファイル変換ソフト は、非営利目的でのみお使いいただけます。 以下のいずれかを選択してください:
このプログラムは、家庭で非営利を目的として使用していることを証明します
営利目的でのご使用における プラス版 のライセンス価格を表示
「このプログラムは、家庭で非営利を目的として……」のボタンにフォーカスが合っていますので、そのまま Enterキー、または Spaceキーを押します。 ダイアログボックスが閉じて、本体を操作出来るようになります。
終了
Altキーでメニューを開き、上矢印キーで「終了する」を選んで Enterキーを押します。または、Altキー+F4キーを押します。
ウィンドウ内の部品
メイン画面の中の部品は、Tabキー または Shiftキー+Tabキーで移動します。
一覧項目 … リストビュー
追加した変換前のファイルの一覧が表示されます。
参照 … ボタン
変換後のファイルの出力先は、初期値では「ビデオ」になっています(Windows7の場合)。
出力先を変更する時は、このボタンを押します。
フォルダを選択するダイアログボックスが開きますので、ツリービューでフォルダを選択してから、「OK」のボタンを押します。
エフェクト … ボタン
「動画エフェクト」のダイアログボックスが開きますが、私にはよくわかりません。
「出力フォーマット」のコンボボックス(ドロップダウンリスト)
変換後のファイル形式を、上下矢印キーで選択します。
エンコードオプション … ボタン
「Windowsメディア設定」というダイアログボックスが開きますが、私にはよくわかりません。初期設定のままで使っています。
動画オプション … ボタン
「動画出力オプション」のダイアログボックスが開きますが、私にはよくわかりません。初期設定のままで使っています。
開く … ボタン
Explorerが起動して、出力先のフォルダを開きます。
変換 … ボタン
変換が開始されます。そして、変換中を報せるダイアログボックスが表示され、変換が終ると、ダイアログボックスは閉じて、元のメイン画面に戻ります。
※ファイルメニューの中の「変換」からも、変換を実行できます。
メニュー
オプション
Altキーでメニューを開き、上矢印キーで「オプション」お選んで Enterキーを押します。
「オプション」のダイアログボックスが開きます。
このダイアログボックスは、Windowsの設定のダイアログボックスと同じ操作性で、音声とキーボードで操作が可能です。
私が設定を変えているのは、次の項目だけですが、それぞれ好みや必要に応じて設定して下さい。
一般」タブの中の、「変換完了時に通知音を鳴らす」のチェックボックスにチェックを付けています。
ファイルを追加
ファイルを開くダイアログボックスが表示されます。追加したいファイルを選択して(複数選択可能)、「開く」ボタンを押します。
フォルダ内のファイルを全て追加
フォルダを選択するダイアログボックスが表示されます。 追加したいフォルダを選択して「OK」ボタンを押します。 サブフォルダを含めた、フォルダ内の全てのファイルが追加されます。
※「変換したいDVDディスクを追加」というメニュー項目もありますが、 著作権保護またはリージョン保護されたDVDのファイルは変換することが出来ません。
──Prism の項目 終わり
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*注
*注1:Internet Explorerでダウンロードがブロックされたら…
Internet Explorer 8 以上では、セキュリティレベルによっては、ダウンロードがブロックされることがあります。
その時には「ピポッ」というような音がしますので、Altキー+Nを押します。
「セキュリティ保護のため、このサイトによる、このコンピューターへのファイルのダウンロードが Internet Explorer によりブロックされました。オプションを表示するには、ここをクリックしてください...」と音声がします。
そこでSpaceキーを押します。するとプルダウンメニューが開きます(音声は無し)。
下矢印キーで「ファイルのダウンロード」を選んでEnterキーを押します。これでダウンロードのダイアログボックスが開きます。
*注2:起動しようとすると「セキュリティの警告」のダイアログボックスが現れる場合は…
Windowsの標準の解凍(展開)機能を使って解凍した場合は、実行ファイル「AudioExtractor.exe」を実行しようとすると、「発行元を確認出来ませんでした……」というメッセージとともに、セキュリティの警告のダイアログボックスが表示されることがあります。
これは、ダウンロードしたアプリケーションファイルに印のようなものが付けられて、実行に際して警告を発するようになっているためです。
このダイアログボックスが表示されたら、Tabキーで「このファイル 開く前に常に警告する」のチェックボックスに移動して、Spaceキーでチェックを外します。
そこから Tabキーで「実行」のボタンに移動して Spaceキーを押します。
これで、次回からは警告が現れなくなります。
*注3:スタートメニューから起動する時の注意
スタートメニューからNCH社のソフトを起動する時は、他のソフトでEnterキーを押さないように注意する必要があります。
うっかり他のソフトでEnterキーを押してしまうと、そのソフトがいきなりインストールされてしまう場合があるためです。
もし、不要なソフトがインストールされてしまったら、速攻でアンインストールしましょう。
──このページの本文 終わり──────────