はじめに
Windows7では、OS標準の機能として、ZIP形式の圧縮と解凍、LZH形式の解凍、がサポートされています。
このページでは、これらの圧縮・解凍の手順について説明していきます。
他にも圧縮の形式は、多数存在しますが、一般的に使用されているのは、上記の二つの形式です。それ以外の形式の解凍には、「解凍レンジ」の使用をおすすめします。
圧縮は、特別な用途以外には、ZIP形式で十分だと、私は思います。それ以外の形式での圧縮をする場合は、インターネットで圧縮ソフトを検索してみて下さい。
※LZH形式の圧縮ファイルは、セキュリティ上の問題から使用が控えられているため、現在はかなり少なくなっています。
●このページの中の用語について
Windowsでは「解凍」を「展開」と呼んでいるため、このページには、二つの用語が混在していますが、どちらも同じ意味です。
また、Windowsでは「圧縮ファイル」を「圧縮 (zip 形式) フォルダー」と呼んでいます。これもまぎらわしいのですが、同じものです。
●実践パソコン環境
Windows7 Pro 32bit SP1 + PC-Talker7 2.11
ZIP形式の解凍方法
※下の説明では、「xdoc2txt」のプログラムファイル「d2txt142.zip」を例に挙げています。
1.Explorer(コンピューター・ドキュメント など 以下同じ)を起動して、解凍したい圧縮ファイルにカーソルを合わせます。
2.Altキーで「ファイル」メニューを開くか、Applicationキー またはShiftキー+F10キーを押してコンテキストメニューを開きます。
3.上下矢印キーで「すべて展開」を選んで Enterキーを押します。
展開(解凍)のダイアログボックスが開きます。
「ファイルを下のフォルダーに展開する: E:\downloads\d2txt142」と、音声ガイドがあります。
4.音声ガイドにあるように、初期設定では、圧縮ファイルと同じフォルダ内に、新たにフォルダを作成して、その中に展開(解凍)するようになっています。
普通はこのままTabキーで「展開」のボタンに移動して、Spaceキーを押します。
すると、開いているフォルダの中に、圧縮ファイルと同じ名前(拡張子は無し)のフォルダが新たに作成され、その中に解凍されたファイルが格納されています。
●展開先のフォルダを変更する時の注意
ここで、「参照」のボタンを押して、展開先のフォルダを変更することも出来ますが、その場合は注意が必要です。
圧縮されたファイルの中には、個々のファイルがフォルダに格納されていないものがあり、そのまま展開すると、ファイルがバラバラに飛び散ってしまい、悲惨なことになることがあるからです。
※例に挙げた「d2txt142.zip」の場合も、ファイルがバラバラに入って圧縮されています。
それを防ぐために、他の場所に展開する時は、あらかじめ解凍先のフォルダを作成しておいて、その中に展開することをおすすめします。
もし、圧縮時にフォルダに格納されていて、フォルダが重複した場合は、中のフォルダを外に出してから、空いたフォルダを削除して下さい。
LZH形式の解凍方法
LZH形式の圧縮ファイルの解凍(展開)も、ZIP形式の圧縮ファイルの解凍(展開)と手順は同じです。 したがって、ここでは説明を省略します。
ZIP形式の圧縮方法
1.Explorerで、圧縮したいファイルやフォルダにカーソルを合わせます。 ファイルが複数ある場合は、新たにフォルダを作成して、その中に格納してから、フォルダごと 圧縮することをおすすめします。
2.Altキーで「ファイル」メニューを開くか、Applicationキー またはShiftキー+F10キーを押してコンテキストメニューを開きます。
3.上下矢印キーで「送る」にカーソルを合わせて、右矢印キーでサブメニューを開きます。
4.サブメニューが開いたら、上下矢印キーで「圧縮( zip 形式 )フォルダー」を選んで Enterキーを押します。
5.いま開いているフォルダに、ZIPファイル(フォルダ)が作成されます。
この時、「××(フォルダ名)のエディット 文字入力」と音声ガイドがあります。このガイドは、圧縮したファイル名を編集できることを示しています。
最初は、圧縮する前のファイル名・フォルダ名が入力されています。
そのままの名前でよければ Enterキーを押して確定します。
変更したい場合は、ここで新しい名前を入力し、Enterキーで確定します。
※いったん確定したあとでも、F2キーを押して変更することが出来ます。
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