音声で使える便利なソフト |
使い慣れたエディタで簡単リネーム〜 「FileName_EditSupport」 |
※2015年12月23日 追記: ■はじめにリネームとは、(主に)ファイルの名前を変更することです。 ひとつかふたつのファイル名を変更するのは、マイドキュメントやマイコンピュータ・MyFileなどのファイル管理ソフトで行なえばいいのですが、数十個のファイルの名前をいっぺんに変更するのは大変な作業です。そのファイル名の変更作業を効率的に行なうためのアプリケーションを、「リネームソフト」「リネーマー」と呼んでいます。 このリネームソフトは、世間?には沢山あります。たとえば ベクターあたりで「リネーム」というキーワードで検索すれば、それこそ山ほどヒットします。 しかし、それほど複雑なリネームではなく、単純なリネームを気軽に実行できるソフトというのは、意外と少ない物です。 ソフトの作者さんというのは、どんどん多機能・高機能を競う傾向にある というのが、その一つの原因ではないかと思います。 …と 前置きが長くなってしまいました。ここから肝心のソフト紹介です。 ■ソフトの概要ソフト名:FileName_EditSupport動作OS:Vista/XP/Me/2000/98/95/NT 種類: フリーソフト 作者: LoRand 様 紹介ページ: FileName_EditSupportの詳細情報:Vector ソフトを探す! http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se242577.html ダウンロードページ: FileName_EditSupportのダウンロードページ http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/util/se242577.html ■ダウンロードとインストール上記のダウンロードページから、「fnes1070.zip」というファイルをダウンロードして、適当な場所に保存します。※「fnes1070.zip」が、2010年3月8日 現在の最新バージョンです。 そのファイルを解凍すると、「fnes1070」というフォルダが生成されます。 インストールは必要ありません。また、アンインストールも必要ありません。 不要になった場合は、フォルダごと削除すればOKです。 ※後で述べるように、このソフトは「送る」メニューにショートカットを作成して使いますので、その時に作成したショートカットも一緒に削除するようにして下さい。 ■リネームに使うエディタの設定リネームに使用するエディタは、初期設定では、Windowsの「メモ帳」になっています。これを別のエディタに変更する場合は、次のように操作して下さい。 1.上記のフォルダを開き、実行ファイル(プログラム本体)の「FileName_EditSupport.exe」にカーソルを合わせてEnterキーを押して、「FileName_EditSupport」を起動します。 2.メイン画面が開いたら、Altキー+Bを押します。 ※これは、「参照 B」のボタンを押すコマンドです。 すると、ファイルを開くダイアログボックスが現れますので、使用したいエディタの実行ファイルを指定します。 たとえば、MyEditを使いたいのであれば、 C:\Program Files\KSD\MyEdit\Myedit.exe を指定して「開く」のボタンを押します。これで、MyEditを使ってファイルのリネームが出来ます。 ■その他の設定そのほかに、設定しておいた方がいいのは、次のふたつの項目です。どちらの項目も、Altキーでメニューを開き、右矢印キーで「設定」に移動して行ないます。 「設定」から下矢印キーでそれぞれの項目を選んで、Enterキーを押すと設定されます。 ※設定を確認するには、もう一度 同じメニュー項目にカーソルを合わせます。 設定されていると、項目のあとに「チェック」と音声がします。 1.エディタ終了後、直ちに変更開始する 2.変更後にプログラムを終了する ■「送る」メニューにショートカットを登録する以上の設定が終わったら、次は「FileName_EditSupport」のショートカットを「送る」メニューに登録します。1.上記のフォルダを開き、実行ファイル(プログラム本体)の「FileName_EditSupport.exe」のショートカットを作成します。 2.そのショートカットの切り取りを実行します。 3.Windowsキー+Rを押して「ファイル名を指定して実行」のダイアログボックスを開きます。 4.ファイル名を入力するボックスに、 sendto と入力して、「OK」のボタンを押します。 5.「Explorer open」と音声がして、「sendto」のフォルダのリストビューが開きます。 そこに、先ほど切り取っておいたショートカットを貼り付けます。 6.Altキー+F4で、「sendto」のフォルダのリストビューを閉じます。 ■このソフトのおすすめの使用例以上で準備は終わりです。いよいよリネームの作業にかかります。このページをお読みになっている音声ユーザーの皆さんは、ほとんどWindows Media Playerなどを使って、音楽CDから楽曲のファイルの取り込みをされていると思います。 音楽CDから曲のデータをパソコンに取り込むと、時々 そのファイル名が異常に長いことがありませんか? たとえば次のような具合です。 「完全限定版 これが最後! スーパーゴールデンコレクション! 昭和の歌姫 美空いばりベストセレクション ヂスク1 01 悲しい鮭.mp3」 一般ユーザーであれば、画面に表示される曲名の部分だけを読めば すぐになんの曲なのかわかりますが、音声ユーザーの場合は、最後まで音声を聞かないと曲名がわかりません。 これでは いかにも不便です。そこで「FileName_EditSupport」を使って、トラック番号と曲名だけを残して、いらない部分の文字列を削除してしまいます。 リネームの操作には、Explorer・マイコンピュータ・マイドキュメント・MyFileなどのファイル管理ソフトの、どれでも使うことが出来ますが、ここでは「マイドキュメント」を使って説明していきます。 ※WindowsXP+MyEdit での操作例になります。 1.スタートメニューやデスクトップのアイコンから、「マイドキュメント」を起動します。 2.「マイミュージック」のフォルダを開き、さらに先ほどのアルバムのフォルダを開きます。 3.ファイル(曲名)の一覧から、リネームしたい項目を選択状態にします。 ※注意:この「FileName_EditSupport」は、一度にリネームできる文字数に制限があり、それを越えるとエラーになってしまいます。 およその目安として、こうした音楽ファイルの名前をリネームする場合は、1回 10曲くらいにしておいた方が間違いありません。 …というわけで、まず最初に10曲分のファイルを選択状態にします。 4.Applicationキーを押して、コンテキストメニューを開き、その中の「送る」にカーソルを合わせます。 5.右矢印キーでサブメニューを開き、上下矢印キーで「FileName_EditSupport」の所にカーソルを合わせてEnterキーを押します。 6.「~tmp.txt」という音声がして、MyEditが起動します。 先ほど選択状態にした曲名のリストが、箇条書きの形でMyEditに表示されています。 7.曲名の中の 削除したい部分を選択状態にして、コピーを実行します。 先ほど挙げた例で言うと、 「完全限定版 これが最後! スーパーゴールデンコレクション! 昭和の歌姫 美空いばりベストセレクション ヂスク1 01 悲しい鮭.mp3」 のうち、 「01 悲しい鮭.mp3」の部分以外の所をコピーします。 8.カーソルを、文書の一番 先頭に戻します。 9.Ctrlキー+H を押して「置換」のダイアログボックスを開きます。 「検索する文字列のコンボボックスのエディット 文字入力」と音声がします。 10.そこに先ほどコピーしておいたものを、Ctrlキー+V で貼り付けます。 11.Tabキーを押すと「置換する文字列のコンボボックスのエディット 文字入力」という音声がします。 このボックスには何も入力しないで、Tabキーを押します。 12.「完全一致で検索する」のチェックボックスに、Spaceキーでチェックを付けます。 13.Tabキーを押して、「OK」のボタンに移動してEnterキーを押します。 14.置換の作業が始まり、「置換のメッセージ 処理の選択 エンターは 置換 Nワ 次を検索 Aワ すべて置換 エスケープワキャンセル」と音声がします。 ここで、アルファベットのA を押します。 15.「MYEDITの情報メッセージ 10個を置換しました エンターは OK」というメッセージが現れますので、Enterキーを押します。 16.Ctrlキー+S を押して「上書き保存」します。 「セーブ おわり」という音声がしたら、Altキー+F4でMyEditを閉じます。 17.「ファイル名更新確認のメッセージ ファイル名を一括更新します。よろしいですか? エンターは OK エスケープワ キャンセル」と音声がしますので、Enterキーを押します。 18.基の曲名の一覧に戻ります。ここで、F5キーを押します。 すると、変更後の曲名に、リストが更新されます。 曲数が多くて、一度にリネームできなかった場合は、残りの曲名を選択状態にして、同じ作業を繰り返します。 |
「便利なソフト」の目次に戻る
トップページに戻る |
■最終更新日:2015年12月23日 © 2008 yanikun. |