はじめに
PC-Talker付属のファイル管理ソフト「MyFile」は、とても便利なソフトです。中には MyFileのことをバカにして、全く使わないという人もいますが、実にもったいない話です。
もちろん、WindowsのExplorerでなければ出来ない操作や、そちらの方が便利な場合もありますが、食わず嫌いでMyFileを使わないでいるのはもったいない話です。
ここで、MyFileの特長を二点 挙げておきます。
1.PC-Talkerに付属しているソフトなので、当然 音声とキーボードで使いやすいように設計されている。
2.画面の構成がシンプルなので、初級者でも扱いやすい。
WindowsのExplorer(特に Windows7の)は、画面に余計な部品が多くて操作が煩わしく、また ツリービューの操作に慣れていない初級者には使いにくい。
こうした点から、音声ユーザーの初級者が、ファイル フォルダ ドライブの階層構造を少しずつ理解していくのに適したファイル管理ソフトだと言えます。
もちろん、初級者だけではなく、中級以上のユーザーにも便利な機能が搭載されています。 例えば、Ctrlキー+Enterキーで(強制的? に)MyEditでファイルを開く機能は、HTML文書やスクリプトを編集する時に、とても役に立ちます。
MyEditを使い倒す! 基本編 MyEditを使い倒す! 応用編 でも同じことを言ってますが、MyFileもまた、うまく使いこなして、少しでもPC-Talkerの代金の元を取るようにしましょう♪
※このページでは、マイコンピュータ・コンピューター・マイドキュメント・ドキュメント などの、Windowsのファイル管理ソフトを、まとめて「Explorer」と呼ぶことにします。
実践パソコン環境
OS : Windows7 Pro SP1 32bit
スクリーンリーダー : PC-Talker7 2.04
MyFile : バージョン 1.43
操作オプション
まず最初に、操作オプションの設定を確認します。これは、MyFileを操作する時の、ショートカットキー(コマンド)の機能を設定するものです。
1.Altキーでメニューを開き、左矢印キーで「環境」に移動します。
2.次に、下矢印キーで「操作オプション」を選んで Enterキーを押します。
設定のダイアログボックスが開きます。
3.Tabキーで「フルキーとテンキーの使い方」のラジオボタンまで移動します。
「コマンドを実行する」になっていたら、左右矢印キーで「ファイルやフォルダ名を探す」を選択します。
4.Tabキーで「OK」のボタンに移動して Enterキーを押します。
これで、数字とアルファベットのキーを押すと、その文字が先頭に付けられたフォルダやファイルにカーソルが移動するようになります。
※F8キーでも切り替えることが出来ます。
MyFileの画面構成
MyFileの画面は、フォルダとファイルがタテ一列に並んで表示されています。
MyFileを起動して、フォルダ(またはドライブ)を開く戸、上の方にフォルダの一覧が、それに続いてファイルの一覧が表示されています。
フォルダとファイルの並び順は、記号・数字・アルファベット・かな・漢字の順になっています。これはWindowsのExplorerと同じです。
一覧の順番の並べ替え
@名前順から拡張子順などに並び替える
普通は名前順に並んでいる一覧を、目的に合わせて並び替えることが出来ます。
編集メニューの中の「並び替え」からも出来ますが、Shiftキー+F1 のショートカットキーを使った方が速いので、そちらを紹介します。
Shiftキー+F1を押す度に、
名前順
拡張子順
サイズ順
更新日時順
属性順
種類順
と表示の並び順が変化します。「種類順」の後は、再び「名前順」に戻ります。
A昇順と降順の並び替え
前の所で、ファイル / フォルダの並び順について説明しましたが、この並び順を「昇順」と呼びます。この逆の並び順を「降順」と言います。 MyFileでは、この二つの並び順を、ショートカットキーで切り替えることが出来ます。 そのショートカットキーは Shiftキー+F11キーです。
フォルダ / ファイルの選択
@単一選択
一つのファイル / フォルダを選択状態にするには、上下矢印キーで一覧を移動して、目的のファイル / フォルダにカーソルを合わせます。読み上げるファイル / フォルダが選択状態になっています。
A複数選択
連続して並んでいるファイル / フォルダを選択状態にするには、Shiftキーを押しながら上下矢印キーを押して行きます。その時、「選択中 3 名前」というふうに音声ガイドがあります。
選択が終わった後、右Shiftキーを押すと、選択したファイル / フォルダの一覧を読み上げます。
※ 3 というのは、選択されたファイル / フォルダの数で、名前は ファイル / フォルダの名前です。
Shiftキーから指を離して上下矢印キーを押すと、この選択は全て解除されます。また、Escapeキーを押しても全ての選択が解除されます。
離れた所にあるファイル / フォルダを選択状態にするには、目的のファイル / フォルダにカーソルを合わせて、Spaceキーを押します。
「チェック 3」と音声ガイドがあり、カーソルは一つ下に移動します。
そのため、ファイル / フォルダの名前は、一つ下の、カーソルの合っているものを読み上げます。
この選択を解除するには、二つの方法があります。
項目を選んで解除したい時は、上下矢印キーで一覧を移動しながら、解除したいファイル / フォルダにカーソルを合わせてSpaceキーを押します。
すると、目的のファイル / フォルダだけの選択が解除されます。
全ての選択を解除したい時は、Escapeキーを押します。
選択が終わった後、選択されたファイル / フォルダを確認するには、上下矢印キーを押して一覧を移動していきます。すると、チェックしたファイル / フォルダの所では、名前の前に「チェック」と読み上げます。
※右Shiftキーでも、選択したファイル / フォルダの一覧を読み上げます。
名前の変更
ファイル / フォルダの名前を変更するには、一覧から目的のファイル / フォルダを選択して F2キーを押します。
※ファイルメニューの「名前の変更」からでも変更出来ます。
F2キーを押すと、「名前の変更」のダイアログボックスが開き、
「新しい名前 ファイル / フォルダの名前」と音声ガイドがあります。
この時、フォーカスはファイル / フォルダの名前のテキストボックスに当たっています。
そして、名前の文字列(変更前の名前)が選択状態になっています。そのため、そのまま何か文字を入力すると、あらかじめ表示されていた文字列が全て削除されてしまいます。
名前を全て書き替える場合はこれでいいのですが、名前の一部を変更したい時は、必ず 左矢印キー または Homeキーを押して、選択状態を解除してから書き替えるようにして下さい。
名前を変更したら、Tabキーで「変更」のボタンに移動してEnterキーを押します。
ファイル / フォルダの名前に関しては、 ファイル / フォルダの名前の付け方
の項目をお読み下さい。フォルダの作成
ファイルの数が多くなってくると、バラバラのままでは管理がしにくくなってきます。
そこで、新しいフォルダを作成して、その中にファイルを格納して整理していく必要があります。
また、フォルダの中に、さらにフォルダを作って 小分けすることも出来ます。フォルダの中のフォルダを「サブフォルダ」と言います。
新しくフォルダを作成するためには、Ctrlキー+F4キーを押します。
※ファイルメニューの「フォルダの作成」からも実行出来ます。
Ctrlキー+F4キーを押すと、「フォルダの作成」のダイアログボックスが開き、「新しいフォルダの名前」と音声ガイドがあります。
フォルダの名前を入力するテキストボックスにフォーカスが合っていますので、作成したいフォルダの名前を入力します。
入力したら、Tabキーで「作成 実行」のボタンに移動してEnterキーを押します。
これで、一覧の中に新しいフォルダが作成され、カーソルが新しいフォルダに移動します。
ファイル / フォルダの名前の付け方
名前は、なるべく 半角英数文字で付ける
ファイル / フォルダの名前を半角英数文字にすると、一覧を開いてから、ファイル / フォルダの先頭の文字のキーを押すと、すぐに目的のファイル / フォルダにカーソルがジャンプし、探しやすくなります
(操作オプションの項目を参照)
。
半角英数の名前が付けにくい場合は、先頭に数字やアルファベットを付けるようにするという手もあります。例えば「2012-定例勉強会」「pc システム情報」というような感じで。
もちろん、そうしなければいけないということではなく、あくまでも おすすめということで。
名前に使えない文字
Windowsでは、ファイル / フォルダの名前に使えない文字が決められています。
次の文字(全て半角)は、ファイル / フォルダの名前には使えません。
\ / : * ? " < > |
これは、既にWindows自身がシステムで使っているため、使用を制限しているからです。
うっかりこの文字を使った名前を付けようとすると、エラーになります。
ファイル / フォルダの名前のコピー
MyFileで、選択している(カーソルの合っている)ファイル / フォルダの名前(フルパス)をクリップボードにコピーすることが出来ます。
Windows7のExplorer(コンピューター)にもその機能はあるのですが、Explorerの方は " " で括られてしまいます。その点 MyFileでは " " が付かないので、こちらの方が使い勝手が良いのです。
※注意 : 他のプログラムに、半角 / 全角のスペースの入ったパスを渡す時は " " で括らないといけない場合があります。
削除
ファイル / フォルダを削除する時は、目的のファイル / フォルダにカーソルを合わせて、Deleteキーを押します。すると、確認のダイアログボックスが現れ、
(名前)を 削除します Mはごみ箱へ移す Aは削除 エンターはキャンセル
という音声ガイドがあります。
希望する操作に合わせたキーを直接押すか、Tabキーでボタンを移動しながら、希望する操作の所でEnterキーを押します。
※ちなみに、「ごみ箱へ移す」を選んだ方が無難です。間違えて削除してしまうこともありますし、あとで必要になる可能性もありますから。
コピー / 移動
ファイル / フォルダのコピーは、元のファイル / フォルダと同じものを、別の場所に作成する操作です。MyFileのメニューでは「複写」となっています。
移動は、元のファイル / フォルダを、別の場所に(文字通り)移動させる操作です。
※注意:ここで説明する コピー / 移動は、Explorerのメニューでは、編集メニューの「フォルダへコピー」「フォルダへ移動」にあたる操作で、コピー → 貼り付け・切り取り → 貼り付け の操作とは違います。
コピー / 移動の操作は、ファイルメニューの「複写」「移動」から行う事が出来るほか、ショートカットキーでも実行出来ます。
コピー = F4
移動 = Shiftキー+F4
メニューやショートカットキーから コピー / 移動を実行すると、ダイアログボックスが開きます。
コピーも移動も、(ほぼ)同じダイアログボックスが開きますので、ここでは コピー(複写)の例を挙げて、一緒に説明することにします。
※最初に開くダイアログボックスには、部品がいくつかあるのですが、普段はほとんど使う必要がない(逆にヘタにいじらない方が良い)ため、ここでは説明を省略します。
ダイアログボックスが開く戸、
「複写先フォルダの選択 一覧 ローカル ディスク (C:)」
と音声ガイドがあります。
ここは、複写先のドライブ / フォルダを選択するリストビューで、タテ一列にドライブとフォルダが並んで表示されています。一覧は、だいたい次のような並びになっています。
※それぞれのパソコンによって、数や名前は違ってきます。
- デスクトップへ
- デスクトップにファイルをコピーします。ただし、デスクトップにファイル / フォルダを置くのは一時的な処置で、ずっとデスクトップにファイル / フォルダを置いておくのはおすすめ出来ません。
- ドキュメントへ
- ドキュメント(マイドキュメント)にファイルをコピーします。
- ローカル ディスク (C:)
-
Windowsと アプリケーションがインストールされている システムドライブです。ここは、メーカーや機種によって、様々な名前が付けられています。例えば メーカーの名前や「Windows」、中にはハードディスクの型番が付いているものもあります。
初心者のユーザーがわかりにくい場合は、サポートの方は、ドライブの名前(ボリュームラベル)を変更してあげて下さい。 - ボリューム (D:) または ローカルディスク (D:)
- ユーザーの作成したデータを格納するドライブです。
- DVD RW ドライブ (E:)
- 光学ドライブですが、トレイに書き込み用のディスクを挿入していないと、コピーは出来ません。
- ローカル ディスク (F:)
- 外付けハードディスクです。USBメモリやSDカードなどは「リムーバブルディスク」と表示されます。
最初は、ローカル ディスク (C:) の所にカーソルが合っていますので、上下の矢印キーで、希望するドライブやフォルダにカーソルを合わせて Enterキーを押します(Enterキーではなく、右矢印キーでもOKです)。
これで、ドライブやフォルダが開き、その中のファイル / フォルダの一覧が表示されます。
フォルダの中のフォルダ=サブフォルダにコピーしたい場合は、一覧の中から目的のサブフォルダを選択して、さらに開いていきます。
目的のフォルダが開いたら、PageDownKey または FNキー+下矢印キーを押して、
「現在のフォルダ (フォルダの名前) で決定」と読む所まで移動します。
そこで Enterキーを押すと、新しいダイアログボックスが開き、
(ファイル名) を フォルダ Desktopに複写 確認
と音声ガイドがあります。
このダイアログボックスは、音声ガイドの通り、コピーや移動の確認を求めるものです。
このダイアログボックスも、普段はあまり他の部品を使うことはありませんが、こちらは一応 説明しておきます。
@複写するファイルの一覧 (ファイルの名前)
ここは、コピーするファイル / フォルダの一覧がタテ一列に表示されたリストビューです。コピーするファイル / フォルダを複数選択している場合は、上下矢印キーで その一覧を確認することが出来ます。
A複写先に 同名ファイルが存在する場合(ラジオボタン)
コピー(移動)先に、既に同じ名前のファイル / フォルダが存在する時に、どうするかを選択するラジオボタンです。
次の四個の選択肢から、矢印キーを使って選びます。
確認する … 上書きするかどうかを確認するダイアログボックスが、新たに開きます。
最初は この項目が選択されています。
上書きする … 確認なしに上書きします。
日付が新しいファイルのみ上書きする … 既にあるファイル / フォルダの更新年月日よりも、コピー(移動)するファイル / フォルダの更新年月日が新しい場合だけ 上書きします。
上書きしない … コピー(移動)は実行されません(キャンセルと同じ扱い)。
B実行のボタン
コピー(移動)が実行されます。最初にこのダイアログボックスが開く戸、このボタンにフォーカスが当たっているため、そのままEnterキーを押すと、コピー(移動)が実行されます。
Cキャンセルのボタン
コピー(移動)の操作がキャンセルされます。Escapeキーを押すことによっても、操作をキャンセルすることが出来ます。
お気に入りフォルダ
「お気に入りフォルダ」というのは、ユーザーがよく利用するフォルダのことで、そのフォルダを登録してあると、ショートカットキーで すぐに目的のフォルダを開くことが出来ます。とても便利な機能なので、ぜひ活用して下さい。
お気に入りフォルダの登録
1.Altキーでメニューを開き、右矢印キーで「移る」まで移動します。
2.下矢印キーで「お気に入りフォルダの編集」にカーソルを合わせます。
3.右矢印キーでサブメニューを開き、上下矢印キーで「登録」を選んでEnterキーを押します。登録のためのダイアログボックスが開きます。
4.最初は「登録名」を入力するボックスですが、既に現在開いているフォルダの名前が入力されています。
5.Tabキーで、次の「コマンドのコンボボックス」と読む所に移動します。
ここは、ドロップダウンリストになっていますので、上下矢印キーでキーを選択していきます。
ここで選択したキー、例えば数字の1であれば、Ctrlキーと数字の1の組み合わせが、そのフォルダへ移動するためのショートカットキーになります。
6.キーを指定したら、Tabキーで「登録実行」のボタンに移動してEnterキーを押します。
これで登録が完了し、「移る」メニューの「お気に入りフォルダに移動」のメニューのサブメニューに、登録した項目が追加されます。
お気に入りフォルダへの移動
上記の、「お気に入りフォルダに移動」のサブメニューからも移動することは出来ますが、やはり ショートカットキーを使った方が速くて便利です。
登録する時に指定したショートカットキーを押すと、登録したフォルダの名前を読み上げます。そこでもう一度 同じショートカットキーを押すと、そのフォルダに(画面が)移動します。
登録したフォルダとショートカットキーを忘れてしまった時は、かたっぱしからショートカットキーを押していくと、フォルダの名前を読み上げるので、そこで確認しながら移動することが出来ます。
また、Ctrlキー+0 を押すと、お気に入りフォルダの一覧が表示されたダイアログボックスが開きますので、そこから移動することも出来ます。
システムフォルダへの移動
MyFileには、「マイドキュメント」や「スタートメニュー」などの、Windowsの基本フォルダへ、簡単に移動できるショートカットキーが用意されています。
特に Windows7では、フォルダの構成が大幅に変更され、また 複雑になっているため、そうしたフォルダにアクセスするのが、とても面倒になっています。
この点でも、MyFileを活用することが出来ます。
下が、そのショートカットキーの一覧です。なお、必要に応じて、フォルダの説明とフルパスを記載してあります。
マイドキュメント | Alt+1 | |
---|---|---|
デスクトップ | Alt+2 | |
スタートメニュー | Alt+3 |
現在 パソコンを使用しているユーザーのスタートメニューに登録されている、プログラムのショートカットが保存されたフォルダ。 C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs |
スタートアップ | Alt+4 |
Windowsの起動と同時に起動されるプログラム(のショートカット)が保存されているフォルダ。 C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup\ |
Windows | Alt+5 |
Windows(OS)がインストールされているフォルダ。 C:\Windows |
マイアプリケーション | Alt+0 |
高知システムのソフトをインストールすると、自動的に作成されるフォルダ。高知システムのソフトのショートカットが保存されている。
C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\マイ アプリケーション |
インクリメンタルサーチ
インクリメンタルサーチは、インクリメント=増加から来た言葉で、検索文字が一つ増えていくごとに、検索対象を絞り込んでいく検索の方法です。
つまり、探したいファイル / フォルダの名前を全て入力して探すのではなく、先頭の文字から一つずつ文字を入力していくことによって、その都度 対象のファイル / フォルダを絞り込んでいき、目的のファイル / フォルダを探しやすくするための機能です。
※この機能は、Windows7のスタートメニューの「プログラムとファイルの検索」でも採用されています。
インクリメンタルサーチの開始
インクリメンタルサーチを開始するには、F9キー(または Ctrlキー+J)を押します。 ※編集メニューの「インクリメンタルサーチ」のサブメニュー「サーチ開始」からも始めることが出来ます。
インクリメンタルサーチを開始すると、検索文字を入力するボックスが現れ、文字の入力が可能になります。最初は半角英数モードになっていますが、半角/全角キーを押すことによって、日本語入力も可能になります。
※注意:日本語入力でインクリメンタルサーチを行なった後は、必ず 半角/全角キーを押して、半角英数モードに戻しておいて下さい。そうしないと、その後の操作に影響しますので。
ここでは例として、「diary 日記」というファイルを探すことにします。
F9キーを押してインクリメンタルサーチを開始します。最初にファイル名の先頭の文字 d を入力します。これで、先頭に d のつくファイルだけが一覧に表示されます。
先頭に d のつくファイルが多くて絞りきれない場合は、次の文字 i を続けて入力します。これで、先頭に d i のつくファイルだけに絞り込まれます。
絞り込まれた一覧から、目的のファイルにカーソルを合わせて Enterキーを押せば、そのファイルを開くことが出来ます。
インクリメンタルサーチの終了
インクリメンタルサーチを終了するには、再び F9キーを押すか、Escapeキーを押します。
※編集メニューの「インクリメンタルサーチ」のサブメニュー「サーチ終了」からも終了出来ます。
インクリメンタルサーチを終了すると、絞り込みが解除され、元の一覧の画面に戻ります。