音声で使える便利なソフト
コピット!

「コピット! COPIT」=PC-Talkerでは読めないウィンドウも読める!(…こともある)

音声でパソコンを操作していると、スクリーンリーダーでは読み上げることのできない、つまり文字情報を取得することの出来ないウィンドウというのが、けっこう沢山あります。
たとえば次のようなものです。

アプリケーション本体のウィンドウ
Windowsやアプリケーションの設定ウィンドウ
エラーメッセージのダイアログボックス
アプリケーションのインストールウィザード

こうしたウィンドウから文字情報を取得して、クリップボードにコピーしたり、テキストファイルにして保存することの出来るソフトを紹介いたします。

*以下、ホームページの記述より引用
コピット!  色々な方面でお役に立っています。
かゆいところに手が届くってこれですね!?「コピット!」はダイアログボックス上の説明文や、 リストボックス内の選択行など普通の方法ではコピーできない文字列をコピーするためのツールです。
=引用 ここまで=

さすがに万能というわけにはいかず、取得出来ないウィンドウもありますが、かなり役に立ってくれます。私にとっては、なくてはならないソフトの一つです。

■ソフトの概要と入手先

・種別:フリーソフト(寄付歓迎)
・動作OS:Windows XP/2000/Me/98
・作者:梅村 博一 様
・入手先(別ウィンドウで開きます): 電脳レストハウス「梅ちゃん堂」ホームページ
このページの、 「お役立ちソフト」(別ウィンドウで開きます) のリンクを開き、開いたページで、 「CopitX」ではなく、その先にある、
「コピット! Ver2.X コピット!(Copit!)(ウィンドウ上のコピーできない文字列をコピー)」という項目の所にあります。
そこの「Download」のボタンを押してダウンロードして下さい。


ダウンロードしたら、任意の場所に展開(解凍)して保存します。

■準備

このソフトを使う時は、余裕のない時、時には緊急事態の場合です。
いきなり何かのエラーメッセージが出て来たり、なんだかわからないけど、パソコンが動かなくなったり、そういう時がほとんどです。
そこで、すぐに呼び出せるように、ショートカットを作成しておきます。
ショートカットの作成の仕方については、 ■すぐに起動したいアプリケーションのショートカットをスタートメニューに登録する  をお読み下さい。

■操作方法

1.ウィンドウのリストビュー 
ショートカットからソフトを起動すると、最初はリストビューにフォーカスがあります。
ここには、現在開いているウィンドウの一覧が表示されています。
上下矢印Keyで文字情報を取得したいウィンドウにカーソルを合わせて、TabKeyを押します。

2.テキストボックス 
TabKeyを押した所に、文字情報が表示されたテキストボックスがあるのですが、音声が出ません。
すぐにTabKeyを押して次に進みます。

3.「ウィンドウ再検索」のボタン 
ここもTabKeyを押して、素通りして次に進みます。

4.「コピー」のボタン 
このボタンをEnterKeyで押すと、ウィンドウの中の文字情報が、クリップボードにコピーされます。
「クリップボードを自動的に読み上げる」に設定してあると、その内容を読み上げます。
この設定は、CtrlKey+AltKey+X で切り替えられます。
また、自動読み上げに設定していなくても、CtrlKey+AltKey+C (クリップボードの読み上げ)のコマンドを押すことによって、読み上げさせることが出来ます。

5.「ファイルに保存」のボタン 
このボタンを押すと、「名前を付けて保存」のダイアログボックスが現れます。
ファイル名を入力するテキストボックスにフォーカスがあり、既にウィンドウの名前が自動的に入力されています。
そのままTabKeyを押して「保存」のボタンに移動して、EnterKeyを押すと、文字情報がテキストファイルに保存出来ます。

6.「プロパティ」のボタン 
このボタンを押すと、ウィンドウと、それを表示しているアプリケーションの詳細な情報が表示されます。
内容をコピーしたり、アプリケーションのフォルダを開くことも出来ます。

7.「自動再検索」のチェックボックス 
ここには一応チェックをつけておきます。

8.「常に手前に表示」のチェックボックス 
ここはチェックなしにしておきます。

※AltKeyで開くプルダウンメニューもあり、内容を読み上げますが、ここは普段はほとんど使わないと思います。
また、その中に「環境設定」の項目もありますが、特に設定は必要ありません。

参考
■タスクマネージャを使ってプログラムを終了させる の項目の中の「★厄介なウィンドウ」で取り上げている「プログラムの終了」のウィンドウの文字情報は、このソフトを使って取得したものです。


■フリーソフトを使う時の注意

フリーソフトというのは、"無料&無保証"というのが原則になっています。
つまり タダで使えるかわりに、そのソフトの使用によってトラブルが起きた時にも、何も保証が無い、ということです。
ここで紹介するソフトは、私が少なくとも数ヶ月 実際に使ってみて、大きな不具合の無いものに限っていますが、それでもユーザーのパソコン環境や使い方によっては、重大なトラブルを引き起こす可能性があります。
あまり好きな言葉ではありませんが、"自己責任"で使用する、ということになります。
その点をあらかじめご了承下さい。
※製品版のソフトについては、程度の差はありますが、メーカーのサポートがあります。不具合や不明な点は、メーカーにお問い合わせ下さい。

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■最終更新日:2009年5月10日  © 2008 yanikun.