音声ユーザーのためのWindows7の設定と操作
Windows7の小技集

このページの目次です。
はじめに
PC-Talker7のインストール
タスクマネージャを起動してプログラムを終了させる
ファイルパスの取得
スタートメニューに「ファイル名を指定して実行」を表示させる
よく使うプログラムを常にスタートメニューに表示する
スタートメニューに「スタートメニューフォルダ」へのショートカットを作成スル (アプリケーションのショートカットを追加するため)
スタートメニューの「シャットダウン」を「スリープ」に変更する
「送る」メニューにショートカットを追加する(sendtoフォルダを開く)
プログラムの削除
Windowsのライセンス認証
ファイルの関連付け
「スタートアップ」フォルダを開く
タスクバーのショートカットアイコンを活用する
「自動再生」のダイアログボックスで読込が終わったことを確認するには
スタートメニューの「プログラムとファイルの検索」を活用する
通知領域(タスクトレイ)に「Intel Graphics」のアイコンを表示する
ファイル/フォルダの上書き確認のダイアログボックス
 

はじめに

「小技集」というほど数はありませんが、とりあえず現在わかっているものを、このページに掲載します。
一部の項目は、「スタートメニュー」や「コンピューター」のページにも掲載してあり、重複しますが、ご容赦ください。
なお、このページに操作を記述してあるスタートメニューは、Windows7標準のスタートメニューを使用しています。

■PC-Talker7のインストール

CDトレイ(光学ドライブ)にPC-Talker7のDVDを挿入すると、「自動再生」のダイアログボックスが現れるのですが、当然この段階では音声ガイドがありません。
「自動再生」のダイアログボックスは、ほとんどWindowsXPのものと同じで、いろいろな動作を上下矢印キーで選択するようになっています。
この手の、アプリケーションのCD/DVDが挿入されると、カーソルは「インストール」に合っています(例外もありますが)。
そこで、DVDを挿入して ウィーンとディスクが回転し始めてから5秒〜10秒くらい経ったら、Enterキーを押して下さい。
すると、UAC(ユーザーアカウントコントロール)が働いてダイアログボックスが現れます。
その時も音声ガイドはないのですが、ぴぽッ というような音がします。その音がしたら、左矢印キーを押してからEnterキーを押して下さい(またはAltキー+Yを押してもOK)。
「VT みさき」の音声で、インストールの音声ガイドが始まります。その後は音声ガイドがありますので、ガイドに従ってインストール作業を進めて下さい。

■タスクマネージャを起動してプログラムを終了させる

突然パソコンの動作がおかしくなったり、うごかなくなったりした時は、タスクマネージャを使っておかしくなったプログラムを終了させることによって、回復させることが出来ます(ただし万能ではありません)。

*参照:
突然パソコンが動かなくなったら
タスクマネージャを使ってプログラムを終了させる

WindowsXPでは、タスクマネージャは、Ctrlキー+Altキー+Deleteキーで起動していましたが、Windows7では、
Ctrlキー+Shiftキー+Escapeキー
の組み合わせになりました。

では、実際にタスクマネージャを使って、プログラムを終了させてみます。手順はWindowsXPと同じです。

1.Ctrlキー+Shiftキー+Escapeキーでタスクマネージャを起動すると、普通は「アプリケーション」タブのリストビューにフォーカスされています。
ここは、起動しているアプリケーションがタテ一列に表示されていますので、上下矢印キーで終了させたいアプリケーションにカーソルを合わせます。

2.次にApplicationキーを押して、コンテキストメニューを開きます。

3.上矢印キーで「タスクの終了」を選んでEnterキーを押します。
そして、うまく終了してくれるように祈ります(なかなか素直に終了してくれないヤツがあるもんですから…)。

4.ここでF5キーを押して、リストビューの内容を更新します。
目的のプログラムが終了していれば、リストビューからその項目が消えていますので、上下矢印キーでリストビューの中を確認します。

#注意:
上記の、 タスクマネージャを使ってプログラムを終了させる  でも紹介していますが、Windows7でも「プログラムの終了」というウィンドウが出現することがあります。
※必ず現れるのではなく、そのプログラムの状態によって現れたり現れなかったりします。
「タスクの終了」を実行したのに、リストビューから項目が消えない場合は、このウィンドウが現れていないか、確認してみて下さい。
方法は、Altキー+Tabキーを押して、タスクを切り替えるダイアログボックスを出して、Altキーを押したままTabキーを押して、ひとつずつタスクを読んでいきます

このウィンドウの内容は、次のようなものです。

「このプログラムは応答していません。
Windows に戻ってプログラムの状態を確認するには、[キャンセル] をクリックしてください。
プログラムをここで終了した場合は、保存されていないデータが失われる可能性があります。
プログラムを直ちに終了するには、[すぐに終了] をクリックしてください。」

そして、このウィンドウの一番下に二つのボタンが左右に並んでいます。
左=「すぐに終了」
右=「キャンセル」
最初は「キャンセル」にフォーカスされています。
したがって、そのままSpaceキーを押すと、元の状態に戻ってしまって、プログラムを終了させることが出来ません。
そこで、左矢印Key、またはTabKeyを押してから、Spaceキーを押します。
これでプログラムを終了させることが出来ます。
※Windows7+PC-Talker7では、このウィンドウの内容を読むようになりましたが、肝心のボタンの所を読んでくれません。

■ファイルパスの取得

Windows7の「コンピューター」では、ファイルパスの取得が出来るようになりました。
XPでは専用のソフトを使っていましたが、Windows7で(数少ない)便利になったことのひとつです。

1.「コンピューター」のリストビューで、目的のファイルにカーソルを合わせます。

2.Shiftキーを押しながらApplicationキーを押します。

3.コンテキストメニューに、いつもとは違う項目=「パスとしてコピー」が表示されます。
この項目でEnterキーを押します。すると、ファイルのパスがクリップボードにコピーされます。

■スタートメニューに「ファイル名を指定して実行」を表示させる

「ファイル名を指定して実行」は、スタートメニュー→すべてのプログラム→アクセサリの中にあります。
しかし、いちいちここまで開いていくのは面倒です。そこで、スタートメニューに「ファイル名を指定して実行」の項目を表示させるようにします。

1.Windowsキーを押してスタートメニューを開き、Escapeキーで すぐに閉じます。

2.Applicationキーを押してメニューを開き、上下矢印キーで「プロパティ」を選んでEnterキーを押します。 「スタートメニュー」の設定ウィンドウが開きます。

3.最初に「カスタマイズ」のボタンにフォーカスされていますので、そのままEnterキーを押します。

4.設定をカスタマイズするウィンドウが開きますので、上下矢印キーで項目を選択していきます。
「ファイル名を指定して実行 コマンド」という所に、Spaceキーでチェックを付けます。 5.Tabキーで「OK」のボタンに移動してEnterキーを押します。

6.カスタマイズのウィンドウが閉じて、元の「プロパティ」のウィンドウに戻ります。
Tabキーを押して「OK」のボタンに移動して、Enterキーを押します。 これで「ファイル名を指定して実行」がスタートメニューに表示されるようになります。
表示される場所は、「コントロールパネル」の下の方です。
操作としては、Windowsキーでスタートメニューを開き、右矢印キーで「シャットダウン」に移動してから上矢印キーを押した所にあります。

■よく使うプログラムを常にスタートメニューに表示する

スタートメニューの左側に表示される「よく使うプログラムの一覧」では、プログラムの起動頻度によって表示項目が入れ替わります。
頻度が低いと自動的に削除されるようになっています。
スタートメニューの左側に、常に表示しておきたい項目がある場合には、次のようにします。

1.「すべてのプログラム」などから、目的の項目にカーソルを合わせてApplicationキーを押します。

2.コンテキストメニューの中の「スタートメニューに表示する」でEnterキーを押します。
これで、常にスタートメニューの左側に表示されるようになります。

3.この部分に表示する必要がなくなった場合は、その項目にカーソルを合わせて、Applicationキーを押します。

4.コンテキストメニューの中の「この一覧から削除」で、Enterキーを押します。

■スタートメニューに「スタートメニューフォルダ」へのショートカットを作成スル

●はじめに

皆さんの中にも、インストール不要のフリーソフトを愛用されている方は多いと思います。 私もいくつか、便利に使わせてもらっています。
そうしたソフトを使う場合は、自分でショートカットを作成してスタートメニューに登録して使う場合が多いのですが、Windows7ではちょっと困ったことになっています。

WindowsXPでは、Windowsキーでスタートメニューを開いてから、EscapeキーやAltキーを押してスタートメニューを閉じ、Applicationキーを押すとコンテキストメニューが開きます。
そのメニューの中に、All usersとuserのスタートメニューのフォルダを開く項目があり、その項目を実行してリストビューを開き、そこにあらかじめコピー/切り取りしておいたアプリケーションのショートカットを貼り付けることによって、新しいショートカットをスタートメニューに追加することが出来ました。

ところが、Windows7では コンテキストメニューを開くことは出来るのですが、その中にスタートメニューのフォルダを開く項目はありません。
※もしかしてこれは私のパソコンだけの現象かもしれませんので、ちゃんとそういう項目があるよ! という方は、 メール でお知らせ下さい。

●Windows7のスタートメニューフォルダのある場所

Windows7のスタートメニューフォルダは、それぞれ次の場所にあります。なお、パスは「すべてのプログラム」まで記述しています。
全体=all users
C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs
個人=user
C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs
「コンピューター」で いちいちここまで開いていくのは、はっきり言って面倒です。
面倒なことが大嫌いな私は、フォルダのショートカットを作成することによって、手間を減らすことにしました。
手順は以下のとおりです。

●スタートメニューフォルダのショートカットをスタートメニューに作成する

1.まず最初に「コンピューター」を起動して、「all users」のスタートメニューフォルダを開きます。
ただし今回は「すべてのプログラム」=Programsまでは開かず、その手前の、
C:\ProgramData\Microsoft\Windows
まで開きます。

2.「Start Menu」にカーソルを合わせて、Altキーを押します。

3.上下矢印キーで「ショートカットの作成」を選んでEnterキーを押します。

4.すると、次のようなメッセージが現れますので、Enterキーを押します。
「ショートカットのメッセージ ここにショートカットを作成することはできません。 デスクトップ上に作成しますか? エンターは はい Nは いいえ」

5.Windowsキー+Dを押して、デスクトップにフォーカスを移動します。すると、先ほどのショートカットが作成されています。
そのショートカットにカーソルを合わせてApplicationキーを押します。

6.コンテキストメニューが開きますので、上下矢印キーで「切り取り」を選んでEnterキーを押します。
※「コピー」を選んでもOKですが、その場合は 作業が終わった後に、デスクトップに残ったショートカットは削除します。

7.Altキー+Tabキーでタスクを切り替えて、もう一度「コンピューター」を表示させます。

8.「スタートメニュー」の項目にカーソルを合わせてEnterキーを押します。
「スタートメニュー」のフォルダが開いたら、その中の「プログラム」の項目にカーソルを合わせてEnterキーを押します。

9.「プログラム」のフォルダが開いたら、先ほど切り取っておいたショートカットを貼り付けます。
※Ctrlキー+V または「編集」メニュー→「貼り付け」、どちらでもOKです。

10.すると「対象のフォルダーへのアクセスは拒否されました」というメッセージが現れますので、「続行」のボタンを押します。

11.ショートカットが貼り付けられたら、F2キーを押して名前を変更します。
all users スタートメニュー
というふうに私はしています。
※この時にも「対象のフォルダーへのアクセスは拒否されました」というメッセージが現れますので、「続行」のボタンを押して下さい。

以上で作業は完了です。
Windowsキーでスタートメニューを開き、上矢印キーで「すべてのプログラム」を選択し、右矢印キーで一覧を表示させたあと、下矢印キーを押すと すぐに「all users スタートメニュー」という項目が現れます。
そこでEnterキーを押すと、スタートメニューのフォルダが開くようになります。

※1台のパソコンを、家族など複数のユーザーで使用していて、個人=userのスタートメニューフォルダへのショートカットが必要な場合は、同じ手順で、 C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu
のショートカットを作成します。

■スタートメニューの「シャットダウン」を「スリープ」に変更する

1.Windowsキーを押してスタートメニューを開き、すぐにEscapeキーを押してスタートメニューを閉じます。

2.Applicationキーを押します。

3.コンテキストメニューが開きますので、上下矢印キーで「プロパティ」を選んでEnterキーを押します。

4.「プロパティ」のダイアログボックスが開き、「電源ボタンの操作 シャットダウン」と音声がします。
ここは ドロップダウンリストになっていて、「スリープ」の他に「休止状態」「ロ グオフ」などの項目がありますので、上下矢印キーで 変更したい項目を選びます。

5.選択したら、そこからTabキーを押していって「OK」のボタンまで移動してEnterキーを押します。これで設定完了です。

たとえば「シャットダウン」から「スリープ」に変更すると、Windowsキーでスタートメニューを開き、右矢印キーを押すと そこが「スリープ」になっています。
ここでEnterキーを押すと「スリープ」になります。そして、そこからさらに右矢印キーを押すと、「シャットダウン」の項目になります。
つまり最初の「シャットダウン」と「スリープ」が入れ替わって表示されるようになります。

■「送る」メニューにショートカットを追加する(sendtoフォルダを開く)

Windows7の「送る」メニューにショートカットを追加するには、sendtoフォルダを開かなくてはいけませんが、これが厄介です。
その場所は、
C:\Users\(ユーザ名)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\SendTo
なのですが、「コンピューター」で いちいち開くのは面倒です。
そこで「ファイル名を指定して実行」で開くことにします。

1.目的のショートカットを作成して、「切り取り」を実行しておきます。

2.スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」のダイアログボックスを開きます。

3.ファイル名を入力するボックスに、
shell:sendto
と入力して「OK」のボタンを押します。

4.「sendto」のフォルダが開きますので、そこに先ほどのショートカットを貼り付けます。

■プログラムの削除

Windows7の「プログラムの削除」は、WindowsXPと少し手順が変更になりました。

1.コントロールパネルの「プログラムと機能」を開きます。
※この画面の表示は、WindowsXPよりも かなり速くなりました。

2.削除したいアプリケーションにカーソルを合わせます。

3.Applicationキーを押して、コンテキストメニューを開きます。

4.メニューの中の「アンインストール」または「アンインストールと変更」の項目でEnterキーを押します。
※というより メニューの中には、この項目しか無い場合が多いんですが…。

5.すると、アンインストールのためのダイアログボックスが開きます。
このダイアログボックスは、Windowsによるものではなく、それぞれのアプリケーションによるダイアログボックスのため、その形や進行の仕方などはマチマチです。
それぞれのダイアログボックスの指示にしたがって操作して下さい。

■Windowsのライセンス認証

メーカー製のパソコンの場合は、工場出荷時にあらかじめWindowsのライセンス認証を済ませている場合もありますが、パソコンショップのオリジナルブランドのパソコンなどでは、ユーザーが自分でWindowsのライセンス認証を行なわなければならない機種もあります。
その場合は、パソコンを使っていると、次のようなメッセージが現れます。
「Windowのライセンス認証を X日以内に行ってください。今すぐライセンス認証を行う場合は ここをクリックしてください」
このメッセージとアイコンは「通知領域」に出現するらしいのですが、Windowsキー+Bを押しても捕まえられません(私だけ?)。
そこで、認証は コントロールパネルから行う事になります。

1.パソコンをインターネットに接続します(オンラインで認証するため)。

2.コントロールパネルを開き、Tabキーで「システム」の項目に移動して、Enterキーを押します。
「システム」のダイアログボックスが開きます。
※コントロールパネルの表示が「小さいアイコン」になっている場合の操作です。

3.「Windowのライセンス認証を X日以内に行ってください。今すぐライセンス認証を行う場合は ここをクリックしてください」
という所でEnterキーを押します。
「ライセンス認証」のウィンドウが開きます。

4.Tabキー または上下矢印キーで、
「Windowsのライセンス認証の手続きを今すぐオンラインで行います」
に移動してEnterキーを押します。

5.ライセンス認証の手続きが始まります。この手続きは、数秒〜数十秒で完了します。
※ただし、残念ながら音声はありません。

6.適当に時間を見計らってSpaceキーを押します。または、Altキー+F4で「ライセンス認証」のウィンドウを閉じます。

7.元の「システム」のダイアログボックスに戻ります。
認証が完了(成功)していれば、先ほどの「Windowのライセンス認証を X日以内に行ってください……」という項目が無くなっています。

■ファイルの関連付け

「関連付け」とは、ある拡張子のファイルを開く時に、必ずそのアプリケーションで開くように指定する、ということです。
ここでは例として テキストファイル.txt を取り上げます。
テキストファイル.txtは、最初はWindowsの「メモ帳」に関連付けされています。 「コンピューター」などで、テキストファイル.txtにカーソルを合わせてEnterキーを押すと、「メモ帳」が起動して そのファイルを開きます。

これを、必ず「MyEdit」が起動してファイルを開くように変更します。
この操作の手順は、基本的にWindowsXPと同じなのですが、1箇所だけ注意してほしい所があります。

1.「コンピューター」などで、テキストファイル.txtのファイルにカーソルを合わせます。

2.Altキーを押してメニューを開きます。

3.上下矢印キーで「プログラムから開く」にカーソルを合わせます。

4.右矢印キーを押してサブメニューを開きます。

5.サブメニューが開いたら、上矢印キーを押して「既定のプログラムの選択」を選んでEnterキーを押します。
「ファイルを開くプログラムの選択」というダイアログボックスが開きます。

6.最初は、開くプログラムを選択するリストビューにフォーカスされています。
ところが困ったことに、このリストビューは「アイコン表示」になっていて、上下だけでなく、左右にも項目(プログラム)が並んでいるのです。
今のところ この表示を縦一列に変更する方法が見つからないので、上下左右の矢印キーを使って、目的のプログラムを探して下さい。

7.目的のプログラム(今回の例ではMyEdit)が見つかったら、Tabキーを押して 10.の「この種類のファイルを開く時は、選択したプログラムをいつも使う」というチェックボックスに進みます。

8.目的のプログラム(今回の例ではMyEdit)が見つからない場合は、Tabキーを押して「参照」のボタンに移動してEnterキーを押します。

9.「ファイルを開く」ダイアログボックスが現れますので、
Myedit.exe
を指定して「開く」のボタンを押します。
Myedit.exeのある場所は、
C:\Program Files\KSD\MyEdit\Myedit.exe
です。

10.Shiftキー+Tabキーを押して項目を戻ります。
「この種類のファイルを開く時は、選択したプログラムをいつも使う」というチェックボックスに、Spaceキーでチェックを付けます。

11.Tabキーで「OK」のボタンまで移動して、Enterキーを押します。
ダイアログボックスが閉じて MyEditが起動し、先ほど「コンピューター」で選んでいたテキストファイルが開きます。

■「スタートアップ」フォルダを開く

「スタートアップ」フォルダに、ショートカットを登録することにより、Windowsの起動と同時に、そのアプリケーションを起動することが出来るようになります。
例えば、このサイトで紹介している、 クリップボードのデータを保存して活用出来るソフト「HotClip」  のショートカットを、この「スタートアップ」フォルダに登録すれば、Windowsと一緒に「HotClip」が起動するようになります。
しかし、Windows7の「スタートアップ」フォルダの場所は、
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
という厄介な所になり、「コンピューター」で開いていくのは大変です。
そこで、スタートメニューから「スタートアップ」フォルダを開く方法を紹介いたします。

※下記の操作の前に、あらかじめ目的のショートカットをコピー または切り取りしておいて下さい。

1.Windowsキーでスタートメニューを開き、上矢印キーで「すべてのプログラム」にカーソルを合わせます。

2.右矢印キーで「すべてのプログラム」のツリービューを開きます。

3.上矢印キーで「スタートアップ プラス」という項目にカーソルを合わせます。

4.Applicationキーを押して、コンテキストメニューを開きます。

5.上下矢印キーで「Explorer - All Users」、または「Explorer」を選択して、Enterキーを押します。
これで「スタートアップ」フォルダが開きますので、そこにショートカットを貼り付けます。

※「Explorer - All Users」は、このパソコンを使う全てのユーザー、「Explorer」は、現在 ログオンしているユーザーのみのフォルダです。

■タスクバーのショートカットアイコンを活用する

Windows7の画面にも、WindowsXPと同じように、画面の下側に「ツールバー」という、細長い帯のような部分があります。
※詳しくは、 パソコンの画面の簡単な説明(=Windows XPの場合)  をお読み下さい。
ただし、Windows7では「クイック起動バー」の部分が(初期値では)廃止されています。
したがって、Windows7のツールバーは 左から順に、
スタートボタン
タスクバー
通知領域(タスクトレイ)
となります。
そして、「クイック起動バー」の代わりに、タスクバーの部分に、同じような機能が割り当てられています。
以下にその操作の仕方を紹介いたします。

タスクバーにフォーカスを移動する

まず、タスクバーにフォーカスを移動します。方法はいくつかありますが、ここでは三通りの方法を紹介します。

その1
Windowsキー+T(タンゴ)を押します。

その2
Windowsキーでスタートメニューを開きます。
Escapeキーを押して、スタートメニューを閉じます。
Tabキーを押すと、タスクバーにフォーカスが移動します。
その3
Windowsキー+D、または Ctrlキー+Altキー+Tabキーを押します(PC-Talkerの場合)。
フォーカスがデスクトップに移動しますので、Tabキーを2回押します。

クイック起動(の代わり)

タスクバーにフォーカスが移動すると、「Internet Explorer」と音声がします。
これは、タスクバーにある「Internet Explorer」のアイコンにフォーカスが当たるためです。
初期値では、このアイコンは三つ用意されていて、左右の矢印キーで移動して選択するようになっています。
その三つは、左から順に次のように並んでいます。

Internet Explorer
Explorer
Windows Media Player

これらのアイコンを矢印キーで選択して Enterキーを押すと、それぞれのアプリケーションが起動します。
そして このアイコンには、並び順のとおりにショートカットの数字が割り当てられています。

1 = Internet Explorer
2 = Explorer
3 = Windows Media Player

このショートカットを使うには、Windowsキーを押しながら この数字を一緒におします。
たとえば、Windowsキー+(数字の)1 を押すと、Internet Explorerが起動します。

ジャンプリスト

このアイコンのもうひとつの使い方は、アイコンにカーソルを合わせてApplicationキーを押すことです。
すると、そのアプリケーションで開いたファイルやフォルダ・ホームページなどの履歴が縦一列のメニューの形で表示されます。
このメニューは、「ジャンプリスト」と呼ばれています。
上下矢印キーで選択して Enterキーを押すと、そのファイルなどを読み込んだ状態で、そのアプリケーションが起動します。

タスクバーにショートカットアイコンを追加する

このタスクバーに、自分でよく使うアプリケーションのアイコンを登録することも出来ます。方法は以下のフタとおりあります。

方法その1:スタートメニューから設定する

1.スタートメニューで目的のアプリケーションのショートカットにカーソルを合わせます。

2.Applicationキーを押してコンテキストメニューを開きます。

3.上下矢印キーで「タスクバーに表示する」にカーソルを合わせて Enterキーを押します。

方法 その2:アプリケーションを起動してから設定する

1.目的のアプリケーションを起動します。
この時、既存のファイルなどを読み込まないようにして下さい。
ここでは例として「MyEdit」を起動してみます。
「無題1 MyEdit」と音声がして、MyEditが起動します。
※AOKmenuからMyEditを起動した場合は、Altキー+Tabキーでタスクを切り替えて、AOKmenuをアクティブにしてから、AOKmenuを閉じて下さい。

2.Windowsキーを押してスタートメニューを開き、すぐにEscapeキーで閉じます。

3.Tabキーを押して、タスクバーに移動します。
右端にMyEditのアイコンが新たに表示されていますので、右矢印キーを押して行き、MyEditのアイコンにカーソルを合わせます。
※この時、そのアイコンが何番目にあるかを確認しておいて下さい。

4.そこで、Applicationキーを押します。すると、ジャンプリストが表示されます。
上矢印キーで、「タスクバーにこのプログラムを表示する」を選択してEnterキーを押します。

これで登録は完了です。常にMyEditのアイコンがタスクバーに表示されるようになります。
MyEditのアイコンが、左から4番目にあれば、Windowsキー+(数字の)4 を押すことによってMyEditが起動するようになります。
また、MyEditで開いたり作成したファイルの履歴がジャンプリストに表示されるようになります。

タスクバーに登録したアイコンを削除する

こうして登録したアイコンのうち、不要になったものを削除するときは、目的のアイコンにカーソルを合わせて、Applicationキーを押します。
ジャンプリストが開いたら、上矢印キーで、「タスクバーにこのプログラムを表示しない」を選択してEnterキーを押します。

■「自動再生」のダイアログボックスで読込が終わったことを確認するには

途中でShiftキーを押してみる
USBメモリや外付けHDDなどをパソコンに接続すると、「自動再生」のダイアログボックスが現れます。
「このデバイスの場合は…」という音声がする、おなじみのやつです。
この時、USBメモリの場合はすぐに読込が終わりますが、外付けHDDなど大容量のデバイスの場合は、読込にかなり時間がかかります。

読込が終わって、デバイスを使える状態になったことを知るには、Shiftキーを押してみます。
そこで「フォルダーを開いてファイルを表示する」などの、動作の項目を読むようにな れば、読込が終わっています。
まだ読み込んでいる途中の段階では、ここの所を読みません。

※「自動再生」のダイアログボックスでは、読み込んでいることを知らせる、インジケータのようなアニメーションが表示されているのですが、これは音声化されません。

■スタートメニューの「プログラムとファイルの検索」を活用する

スタートメニューからクラシック表示のオプションが無くなったことは痛手ですが、いつまでも嘆いてはいられません。
代わりに、新たに加わった「プログラムとファイルの検索」を活用して、プログラムやファイルへの素速いアクセスを図っていくことにします。
ここでは、具体的な例を挙げて説明していきます。

Windowsキーを押してスタートメニューを開く戸、「プログラムとファイルの検索」という音声がします。
フォーカスは、検索のキーワードを入力するテキストボックスに合っています。
※最初は、半角入力モードになっていますので、日本語でキーワードを入力する場合は、半角/全角キーを押して切り替えます。

高知システムのソフトを素速く呼び出す

小文字のママで m と入力し、続いて y と入力します。
高知システムのソフトは、「MyMail」「MyFile」「MyEdit」…というふうに、先頭に「My」という文字がつくものが多いので、m y とキーワードを入力すると、結果に高知システムのソフトが、ずらずらっと並んで表示されます。
その中から上下矢印キーで選んで、Enterキーを押すと、そのソフトが起動します。
この m y に続けて、もう一つ文字を入力すると、さらにソフトを絞り込むことが出来ます。

例:
 m y e … MyEdit
 m y f … MyFile
 m y m … MyMail
 m y s … MySupport
※NetReaderの場合は、n e t r …というふうに入力していきます。
この文字をひと文字ずつ入力していって、その都度 上下矢印キーで結果を確認して、NetReaderが先頭 または上位に表示されるところで決定します。

●一般のソフトを呼び出す

一般のソフトも、この検索で素速く呼び出すことが可能です。
※下の例は、私の環境でのものであり、インストールされているソフトによって、それぞれ違ってきます。念のため。

例:
 o … Microsoft Office
 w o r … Microsoft Word
 e x c … Microsoft Excel
 v o … VoicePopper
 は(ひらがな) … パスワード総合管理
            ばっくんちょ
            ばっくんパック
            ドライブのまるごとバックアップ


※ひらがなで入力すると、ひらがな/カタカナ 及び濁音/半濁音は区別されません。
したがって、は と入力すると、は ぱ ば の、ひらがなとカタカナ 全ての結果が表示されます。

●コントロールパネルなどの設定のウィンドウを呼び出す

Windowsの様々な設定を変更したり、操作を行なう時には、主にコントロールパネルを開いて行なうことが多いのですが、コントロールパネルを開いてから、目的の項目を選んでいると、けっこう時間がかかります。
そこで、スタートメニューの「プログラムとファイルの検索」にキーワードを入力することによって、その項目へのアクセスを速くすることが出来ます(万能ではありませんが…)。

例:
プログラム
「プログラムと機能」のウィンドウを開きます。
インストールされたソフトの削除(アンインストール)に使うウィンドウです。
復元
「システムの復元」を実行するウィンドウを開きます。
システムの詳細
「システムのプロパティ」のダイアログボックスを開きます。
視覚効果やパフォーマンス・仮想メモリなど、Windowsのシステムに関する設定を行なうダイアログボックスです。
サウンド
「サウンドのダイアログボックスを開きます。
コンピュータのサウンドの再生や効果音などの設定を行なうためのダイアログボックスです。
管理
「コンピューターの管理」のウィンドウを開きます。
「システム ツール」「イベントビューワー」「ディスクの管理」などの設定や参照を行なうためのウィンドウです。

通知領域(タスクトレイ)に「Intel Graphics」のアイコンを表示する

突然 画面がさかさまになってしまったら または CtrlKey+AltKeyとの組み合わせのショートカットキーが使えなくなったら の所で説明している Explorerの操作は、WindowsXPのExplorerでの操作になります。Windows7では、Explorerの構造が変わってしまっているため、この方法は使えません。
そのため、通知領域(タスクトレイ)のアイコンから操作することになるのですが、そこに「Intel Graphics」のアイコンが表示されていない場合があります。
その時は、コントロールパネルから、アイコンを表示するように設定します。方法は、次の通りです。

1.スタートメニューを開き、プログラムとファイルの検索のテキストボックスに「画面」と入力します。

2.検索結果が表示されたら、「画面の向きの変更」を選んで Enterキーを押します。

3.Tabキーで「詳細設定」に移動して Spaceキーを押します。詳細設定のダイアログボックスが開きます。

4.Shiftキー+Tabキーを押して「タブコントロール」と読む所に移動して、右矢印キーで「Intel(R) Graphics Media Accelerator」というような名前の所まで移動します。

5.Tabキーで「トレイ アイコンを表示」というチェックボックスに移動します。 チェックが付いていなかったら、Spaceキーでチェックを付けます。

6.Tabキーで「OK」のボタンに移動して Spaceキーを押します。
これで、通知領域(タスクトレイ)に「Intel Graphics」のアイコンが表示されます。

■ファイル/フォルダの上書き確認のダイアログボックス

Explorerで、ファイルやフォルダをコピー、または移動する時に、宛先に同じファイルやフォルダがあると、上書きするかどうかをたずねるダイアログボックスが現れます。
WindowsXPでは、わりとシンプルなものでしたが、Windows7では、親切というか面倒なものに変更されています。

ここでは、Windows7での、ファイル/フォルダの上書きの確認のダイアログボックスについて説明します。合わせて、書込制限のあるフォルダへ、ファイル/フォルダをコピー、または移動する時のダイアログボックスについてもふれています。

※コピーも移動も、同じダイアログボックスが現れるため、ここでは全て「コピー」という言葉で説明しています。
※以下の説明では、ボタンを Spaceキーで押すように書いてありますが、EnterキーでもOKです。

フォルダの上書きの確認

コピー先に、同じ名前のファイル/フォルダがあると、次のようなダイアログボックスが現れます。ここでは仮に、「test」という、いくつかのファイルが入っているフォルダをコピーしようとしています。
※なお、サイズや日時などは、仮のものです。

「この宛先には既に 'test' フォルダーが存在します。
同じ名前のファイルがある場合、それらのファイルを上書きするかどうかたずねられます。 このフォルダー test 作成日時: 2011/ 07/ 09 2:06 に次のフォルダーを統合しますか? test 作成日時: 2012/ 02/ 06 5:39」

フォーカスは「はい」に当たっています。フォルダがひとつだけの場合は、すぐに Spaceキーを押して結構です。
ただし、コピーするフォルダが複数だったり、フォルダの中にサブフォルダがある場合は、すぐに Spaceキーを押さないようにします。
代わりに、Shiftキー+Tabキーを押して、次の項目に移動します。

「同じ処理を現在の項目すべてに適用 (3 個)」のチェックボックス

ここに Spaceキーでチェックを付けます。(3 個) というのは、フォルダ またはサブフォルダの数です。
チェックを付けたら Tabキーで、「はい(&Y)」のボタンに移動して Spaceキーを押します。

ファイルの上書きの確認

フォルダやサブフォルダの中に、同じ名前のファイルがあると、さらに次のようなダイアログボックスが現れます。

「ファイルのコピーのメッセージ この場所には同じ名前のファイルが既にあります。 保持するファイルをクリックしてください Sは スキップ エンターは キャンセル」

ここでは、Shiftキー+Tabキーで、次の項目に移動して、チェックを付けます。

「同じ処理を次の 5 個の競合に適用」のチェックボックス

チェックを付けたら、Tabキーで次の項目に移動します。ここは、コピーの方法、つまり 上書きするかどうかの指定を行ないます。次の三つの項目を Tabキーで移動しながら、目的の所で Spaceキーを押して実行します。

@上書き … 宛先のファイルが、新しいファイルで上書きされます。
コピーして置き換える 宛先のフォルダーにあるファイルをコピー元のファイルで置き換えます: example.txt サイズ: 538 KB 更新日時: 2012/ 02/ 06 1:23

A上書きしない … コピー/移動の処理がキャンセルされます。
コピーしない どのファイルも変更されません。宛先のフォルダーにある次のファイルは変更されません: example.txt (以下略)


B名前を変えてコピーする … 名前の後に数字を付加してコピー/移動されます。
コピーするが両方のファイルを保持する コピーするファイルは "example (2).txt" というファイル名に変更されます。
※この項目を選んで実行すると、ファイル名の後ろに (2) という文字が付加されてコピーされます。

書込が制限されたフォルダへのファイル/フォルダのコピー/移動

Windows7では、システムドライブ(普通は Cドライブ)の中のフォルダへのファイルのコピーや書き込みが厳しく制限されています(特に"program files"フォルダ)。
そのため、こうしたフォルダへコピーしようとすると、次のような警告のダイアログボックスが現れます。

「このフォルダーへコピーするには管理者のアクセス許可を提供する必要があります (フォルダ名) 作成日時: 2011/ 03/ 30 16:39」

コピー/移動するファイルが複数ある場合は、すぐに「続行」のボタンを押さずに、Shiftキー+Tabキーで、次のチェックボックスに移動してチェックを付けます。

「同じ処理を現在の項目すべてに適用 (3 個)」

続いて、Tabキーで「続行(&C)」のボタンに移動して Spaceキーを押します。

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■最終更新日:2012年9月6日  © 2008 yanikun.